社会福祉主事の資格取得方法とメリットや難易度について|仕事内容も紹介
多くの日本人にとって人気がある就職先の1つが公務員です。
国や自治体の職員なので身分や収入が安定しているのが大きな魅力ですね。
福祉の仕事を希望する人にとっても、公務員は就職先として高い人気を誇っています。
高齢者や障害者、児童、生活保護など自治体ごとに福祉に関わる仕事に就いている人はたくさんいます。
社会福祉主事という資格を知っていますか?これから公務員の福祉職を目指す人は、ぜひ取得をしておいた方が良い資格です。
今回は社会福祉主事の仕事内容や給料、資格を取得することのメリットなどについて紹介します。
多くの日本人にとって人気がある就職先の1つが公務員です。
国や自治体の職員なので身分や収入が安定しているのが大きな魅力ですね。
福祉の仕事を希望する人にとっても、公務員は就職先として高い人気を誇っています。
高齢者や障害者、児童、生活保護など自治体ごとに福祉に関わる仕事に就いている人はたくさんいます。
社会福祉主事という資格を知っていますか?これから公務員の福祉職を目指す人は、ぜひ取得をしておいた方が良い資格です。
今回は社会福祉主事の仕事内容や給料、資格を取得することのメリットなどについて紹介します。
■まとめ
社会福祉主事は良く社会福祉士と一緒にされることがありますが、これら2つは別の資格です。
社会福祉主事と社会福祉士の違いについて、それぞれの仕事内容や給料などの面から見ていきましょう。
任用資格とは「社会福祉主事として働く資格を持っています」という意味です。
単に資格を持っているだけで社会福祉主事と名乗れるものでなく、公務員試験に合格をして上記で解説をした現業員などのポジションについて初めて社会福祉主事を名乗ることができます。
ですから、社会福祉主事任用資格とは都道府県や市区町村から福祉事務所に配属されそこで社会福祉によるサポートを行う能力があることを示すためのもので、任用資格だけでは社会福祉主事を名乗ることはできません。配属が決まってから初めて社会福祉主事を名乗ることができるようになります。
社会福祉主事は基本的に公的機関や福祉事務所で働くことになり、主に相談業務に携わっていくことになります。
生活保護の需給や家庭問題の相談など様々な対象者の相談に乗ることも多いため、ケースワーカーとしての側面も持つことになります。
社会福祉主事は相談業務をこなしながら各種生活福祉の申請書類受付や、生活保護受給家庭に対してその資産状況・収入状況等から定量的に支給金額を検討したりします。
また、社会福祉主事の中でも”現業員”と”審査指導員”に分かれていて、現業員は主に先述した業務に携わっていくことになりますが、審査指導員は現業員の業務に付け加えて生活保護申請者の面接や、受給資格の有無の調査なども行っていきます。
さらに、審査指導員は社会福祉主事の中でもベテランの方はなられることがおおいため、現業員に対する指導や困難な仕事に対する助言も求められており、福祉事業法により、7名の現業員に対して一人の審査指導員を配置することが義務付けられています、。
これらの業務をこなすためには医療機関や養護施設等との連携を頻繁に行い、常に最新の情報・制度を頭に入れておく必要があるため、定期的な知識のアップグレードも社会福祉主事の仕事の一つになります。
一般的な社会福祉主事の給料は以下の通りです。
年齢 | 月額給料 |
---|---|
20~24歳 | 26.9万円 |
25~29歳 | 25.1万円 |
30~34歳 | 28.8万円 |
35~39歳 | 29.8万円 |
40~44歳 | 33.4万円 |
45~49歳 | 37.5万円 |
50~54歳 | 40.1万円 |
55~59歳 | 39.8万円 |
60~65歳 | 27.1万円 |
各地方自治体によって給料額は異なります。
また月額給料とは別に賞与が支給されるのが通常です。
社会福祉士は勤務先によって給料の額は異なります。
高齢者施設の生活相談員の場合、月額給料は約21万円となっています。
仕事内容自体は社会福祉主事と社会福祉士の間に大きな違いはありません。
どちらも福祉サービスを必要としている人に対して、相談支援業務を行います。
しかし社会福祉士の方が専門性が高いため、資格を取得するのは難しくなっています。
✔社会福祉主事は自治体の福祉事務所や福祉施設などで、現業員として働くために必要となる任用資格
✔各自治体によって給料は異なる。30~34歳で約28.8万円となってい
✔社会福祉主事と社会福祉士の間で、大きな仕事内容の違いはない。福祉サービスを必要としている人に対して相談支援業務を行う
同じ職種とは言っても、会社や地域でその働き方や求められるものは多種多様で異なります
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社会福祉主事の資格の取得方法と、資格を取得することのメリットなどについて紹介します。
資格を取得するためには、主に以下の4つの方法があります。
社会福祉主事になるには社会福祉主事任用資格が必要です。
大学や短期大学などで、厚生労働大臣が指定した「社会福祉に関する科目」の中から3科目を履修して卒業すれば、資格を取得することできます。
指定科目は時代の経過と共に科目名が変更されているので、各々が大学を卒業した年度ごとに照らし合わせてチェックする必要があります。
指定科目を履修するだけなので、福祉系大学や学部でなくても問題ありません。
養成機関は通学制と通信制に分かれています。
通学制の場合は専門学校を兼ねているため2~4年、通信制の場合は1年間の課程となっています。
卒業と同時に資格を取得することが可能です。
一般的に通信制の費用は8万円~13万円前後となっています。
講習会は行政機関職員や、すでに社会福祉事業に従事している人を対象にしている場合がほとんどです。
国家資格となっている社会福祉士、または精神保健福祉士の資格を取得した場合は、自動的に社会福祉主事任用資格にも該当することになります。
改めて社会福祉主事の資格を取得する必要はありません。
厚生労働大臣が指定している社会福祉事業従事者試験に合格すると、資格を得ることができます。
しかし実際には現在試験は開催されていないため、この方法で資格を取得することはできません。
公務員として福祉事務所や福祉施設などで勤務する場合には、社会福祉主事資格が必須です。
資格を取得しておくことで公務員試験に合格後、これらの職場に配属されやすくなるでしょう。
また、福祉について総合的に勉強してきた証明にもなるため介護施設の相談員やその他職種への転職でも有利になるでしょう。
✔大学や短期大学等で社会福祉の関する科目を3つ履修して卒業すると、資格を取得できる
✔養成機関には通学制と通信制がある。通信制の場合は1年課程で、費用は8万~13万円ほど
✔資格保持者は公務員として採用された後、福祉事務所や福祉施設に配属されやすくなる
気になる!社会福祉主事の試験内容と合格率は気になるところですね。
社会福祉主事資格に特有の試験はありません。
各大学や養成機関などの科目修了試験や卒業試験などによって、試験内容や難易度は様々です。
特有の試験はないため、合格率を計ることもできません。
通信制の養成施設の場合、テキストの内容をしっかり理解していれば十分合格することができる程度です。
✔任用資格のため、特有の試験はない
✔各大学や養成機関の科目修了試験や卒業試験などによって、試験内容と難易度は異なる
✔特有の試験はないので合格率を計ることはできない。通信制の養成施設の場合はテキストの内容をきちんと理解していれば、卒業は難しくない
出典:かいご畑
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社会福祉主事のやりがいや魅力はどのようなものなのでしょうか?
社会福祉主事として関わる人の多くは、日常生活に困難を抱えています。
彼らの話に耳を傾けてニーズをつかみ、適切な相談援助ができた時に大きなやりがいを感じることができるでしょう。
ほとんどが公務員として働くことになるため、身分と給料は安定しています。
公務員はキャリアアップ制度も整っているので、生涯的に働くことができるのも魅力です。
介護職の魅力ややりがいは【初心者必見】介護職の魅力ややりがい|給料や資格はどうなの?で説明しているので、興味のある方はご覧ください。
✔適切な相談援助ができた時に大きなやりがいを感じられる
✔公務員のため身分と給料は保証されている
✔キャリアアップの制度も整っているので、生涯的に働くことができる
実際に社会福祉主事として働いている人の仕事体験談を紹介します。
「福祉事務所の生活保護ワーカーとして働いています。保護を受けている人の生活指導や就労支援など、さまざまな相談援助を行っています。うつ病が原因で仕事を辞めて生活保護を受給し始めた方がいるのですが、相談を重ねながら無理なく本人に合った仕事先を一緒に見つけることができました。主治医やハローワーク、福祉の就労支援機関と連携を取るなど大変な面もありましたが、「もう一度仕事ができる!」と嬉しそうにしていた顔を忘れることはできません。」
「私は家庭相談センターで女性相談員の仕事をしています。DV被害を受けている女性からの相談がほとんどです。彼女たちは心に傷を負っているため、面接では気持ちに寄り添った対応が求められます。緊急性が高いケースもあるので、見極める力も必要です。様々なバックグラウンドを持った人たちと接するので、自分自身の知見やものの見方を広げることができるのも大きな魅力です。」
社会福祉主事は自治体などの福祉事務所や福祉施設で、現業員として働くために必要な資格です。
取得するためには大学等で指定科目を3つ履修して卒業する他、養成機関を卒業する、社会福祉士や精神保健福祉士の資格を取得するなどの方法があります。
日常生活に困難を抱える人たちの相談援助を行うのが主な仕事で、大変な部分もありますが大きなやりがいがあるのも特徴です。
公務員なので身分や給料が保証されているのも魅力です。
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