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更新日 2019.9.16

同行援護従業者養成研修の資格取得方法とメリット、費用について

同行援護従業者養成研修は、視覚障がいがある方の外出時の移動介助をする資格です。

この資格はガイドヘルパー資格の一つで、一般過程と応用過程に研修が分かれているのが特徴となっています。

ガイドヘルパーの資格はこの資格を含めて3つありますが、同行援護従業者の一般過程のみ受講資格が必要無いので誰でも受講ができます。

初任者研修や介護福祉士を持っていても、視覚障がい者の外出介助はできません。

その為、ヘルパー業務を行っている方なら仕事の幅を大きく増やすことができます。

施設によっては資格手当がついたり、給料がアップする場合もあるでしょう。

また講習時間が比較的短く、働きながらでも1週間以内で取得できるのも大きなメリットですね。

同行援護従業者養成研修とは

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視覚に障がいを持っている方に対し同行援護を行うのが主な業務です。

同行援護とは、身体介護の有無に関わらず視覚障がい有している方の外出に同行し移動に必要な情報提供を行います。

例)障害物があった時に、事前に案内し衝突防止を行う。

バリアフリー対応の乗り物の時間を調べておく等。

移動中の排せつ、食事の介助を含めたい外出中に必要な援助全体が仕事内容です。

ただ外出に付き添うだけではなく、事前に安全なルートを調べておく。

障害になりそうなものをチェックしておいたり、公共機関の時間を調べてスムーズに移動できるようにしておく必要もあります。

ガイドヘルパーとして働く場合は、殆どの場合はヘルパー業務の一つとして行っていくことになります。

給料も他の介護職とほぼ変わらず、14万~20万程度になることが多いです。

資格手当も付かず給料的なメリットはあまり無いですが、求人票にあれば尚可という欄に資格の名前が載っていることもあります。

その為資格未所持者よりも有利な条件で面接に臨むことができますし、交渉次第では給与の値上げも可能でしょう。

ガイドヘルパーとして働く場合は訪問介護事業所や、高齢者向け施設に勤務する方が多いです。

訪問介護ではガイドヘルパー以外のヘルパー業務が割り振られる可能性もあるので、ガイドヘルパーの業務のみ希望の場合は面接の際に相談しておいた方が良いでしょう。

高齢者向け施設といっても様々ですが、ガイドヘルパーとして資格を活かしたいのであれば、外出が多いサ高住やグループホームへの勤務をおすすめします。

POINT

✔同行援護は視覚障がい者の外出をサポートする仕事である

✔給料は14~20万が一般的だが、交渉次第で値上げも可能

✔勤務先は訪問介護事務所やサ高住だとガイドヘルパーの資格が活かせる

同行援護従業者養成研修の資格取得方法とメリット

同行援護従業者養成研修を取得する為には、一般過程と応用過程のカリキュラムを受ける必要があります。

一般過程は誰でも受講できますが、応用過程は対象者以外は受講することができません

応用過程の受講対象者は、同行援護の一般課程修了者、移動支援従業者養成研修視覚障がい過程の修了者であることが条件です。

研修を受けるには受講可能なスクールを探して、そちらで受講する必要があります。

一般、応用合わせて32時間の研修時間になり1週間程度で取得可能です。

視覚障がいのある方の外出援助は資格が無いとできません

同行援護の資格を取得することで、できることの幅が広がりヘルパーとして専門性の高い介助を提供可能になります。

また、同行援護を提供する事業所のサービス提供責任者は同行援護の資格を取得しなければならないので、キャリアアップを目指すのにも必要です。

就職のときにアピールポイントになるのもメリットの1つでしょう。

POINT

✔資格の取得には一般過程と応用過程のカリキュラムを受けなければならない

✔視覚障がい者の同行援護は資格が無いと不可能

✔資格をとることでサ責へのキャリアアップを目指すこともできる

気になる!同行援護従業者養成研修の資格取得までの費用について

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資格取得までの費用は、スクールによって異なります。

一番高額な場合でも10万円以下で取得できてしまうので、費用的なハードルは低いです。

一般課程と、応用過程では費用は別になっていて応用過程は一般課程と比べると比較的安価で受講が可能になります。

所有している資格によっては免除科目があり、受講料が安くなる可能性もあるでしょう。

・初任者研修

・実務者研修

・介護福祉士

上記3つの資格を所持している方が免除科目の対象者になります。

免除科目があることで、無資格者よりも短い時間で資格が取得できるのも覚えておきましょう。

また、スクールによって記載された金額とは別にテキスト代を別途請求されることもあるので、予算は少し多めに考えておいた方が無難です。

スクール名 一般課程のみ 応用過程のみ その他
EDC医療福祉学院(仙台駅前校) 30,000円 20,000円 一般・応用一括で50,000円。別途保険料1,000円必要
三幸福祉カレッジ(新宿、札幌校他多数) 12,312円~47,952円 33,912円 一般課程は、教室や所有資格で受講料が異なる
POINT

✔10万円以下での取得が可能である

✔介護資格を所有で、免除科目があり受講料が安くなる可能性もある

✔テキスト代等、受講費以外の出費もあるので予算は多めに

同行援護従業者養成研修の研修内容

一般課程の研修は合計で20時間になります。

同行援護従業者養成研修の研修内容は同行援護を行う上での基礎知識を学んでいくことになるでしょう。

他の資格があれば免除される科目もあり、絶対に受けなければならない科目は2つだけです。

・情報支援と情報提供

・代筆・代読の基礎知識

は必ず研修を受けることになります。

どちらの科目も実際に利用者を誘導する際に使用する実践的な科目になるので、免除にならないぐらい専門性の高い科目と言えるでしょう。

無資格の方なら3日間の研修、有資格者なら1日~2日の研修で取得が可能です。

応用過程ではより実践で役立つ研修を12時間受けることになります。

一般課程と異なり、応用過程では免除される科目はありません。

学ぶ内容も場面別基本技能や、交通機関の利用方法についてなど、実際に行動援護をするときに必要になることばかりです。

12時間の研修のうち6時間は場面別の技能についての研修で、4時間交通機関の利用について学ぶことになります。

残りの2時間は障害・疫病の理解と障がい児の心理についての科目です。

実戦的な技能を学んでいけるので、実際に行動援護するときに即学んだことを活かして仕事に取り組めます。

POINT

✔一般課程は20時間程度の研修になり、知識的な勉強が中心

✔該当する資格があれば、一般課程は科目免除もできる

✔応用過程は12時間の研修で実践的な技能を学んでいく

知っておきたい!同行援護従業者養成研修のやりがいや魅力について

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ガイドヘルパーの業務は、普段自分が出歩いているときには気にも止めないような些細なことまで気を配る必要があり精神的に大変な仕事です。

ただ、その分外出した利用者が喜んでくれたり、危険から守ることができる為誰かの役に立つことが好きな方なら大きなやりがいを感じるでしょう。

自分に合わせた働き方がやりやすいので長く続けやすい仕事になります。

正社員でもパートでも仕事はありますし、パートで時間の都合がつけばダブルワークも可能です。

始めは短時間のパートで経験を積んでいき、自信が付いたら正社員として本格的に働くといった方法もできるでしょう。

また利用者と直接関わる仕事の為、自分が携わった利用者から直接感謝の言葉を頂けて笑顔になる姿を見られるのはこの業界ならではの魅力です。

POINT

✔誰かの役に立つことが好きな人はやりがいを感じやすい

✔自分に合わせた働き方がしやすく、ダブルワークもできる

✔利用者から直に感謝の言葉を頂くことができる

同行援護従業者養成研修の仕事体験談

ヘルパーとしての業務の幅を広げたくて受講しました。

今までできなかった視覚に不自由がある方の外出援助ができるようになり、できることが増えたなと感じます。

視覚障がいがある方の外出援助をするようになってから、自分が気が付かなかっただけで外には危険に繋がる要素が多いなと痛感しました。

今まで気付かなかったこと、知らずに流していた情報にも過敏になり目が見える利用者の外出援助でも以前より安全に援助ができるようになったと思います。

まとめ

同行援護従業者養成研修は、視覚障がい者の外出援助の為には必要不可欠な資格です。

ガイドヘルパーは介護資格と組み合わせることで、業務に広がりができる上独自の視点で援助ができます。

外出援助専門の資格は希少なので、介護業界で重宝される人材になれるでしょう。

資格をとるハードルも低く数日で10万円以下で取得できるので、現在介護職として働いている方でもすぐに取得ができます。

介護資格があれば、受講科目の免除もできるのでスキルアップを狙う介護士。

特に訪問介護やサ高住などの外出援助を多くする可能性のある所に努めている方におススメしたい資格です。