ホーム >> 介護コラム >> 介護サービス >> ショートステイサービスの内容や費用、選び方について解説!
更新日 2019.5.8

ショートステイサービスの内容や費用、選び方について解説!

今回はショートステイに関する記事になります。

ショートステイとは字の通りで短期入所型施設となります。

普段自宅で介護をされている方にオススメのサービスとなりますが、ここでは選び方や利用方法、費用について見ていきたいと思います。

「短期入所生活介護」と「短期入所療養介護」の違い

画像

短期入所生活介護と短期入所療養介護はショートステイという短期滞在型の介護形態をとっている介護施設です。

ショートステイは基本的には在宅で介護を受けている人が特別養護老人ホームや老人保健施設などの介護施設に短期的に入所して介護サービスを受けることを言います。

ショートステイは特別養護老人ホームや老人保健施設といった介護施設に短期的に滞在する介護サービスで、在宅で介護サービスを受けている人などに利用されています。

例えば、在宅介護を行っている家庭で、予定などが合って何日か家を留守にしたいということなどが合った場合、その間、家で介護をしてくれる人がいなくなってしまいます。

そんな時にこれらの施設のショートステイを利用すると、介護を施設のスタッフに代わりにしてもらえますので、家を空けて介護をする人が不在になるという心配がなくなります。

また、毎日介護をしていると介護疲れなども起こります。

そんな時に、このようなショートステイサービスを利用することで家族の負担を少しでも軽くすることができます。

短期入所生活介護は老人短期入所施設や特別老人ホームなどの施設が短期間の入所サービスを提供しており、入所者が日常生活を送るのに必要な食事や入浴、排せつ等の介助サービスを提供しています。

また、日常生活上のケアだけでなく、入所者の機能訓練などのサービスも提供しています。

このサービスは宿泊型のデイサービスに似ています。

施設には介護職員の他、機能訓練指導スタッフなどが配置されており、機能訓練だけでなくレクリエーションなどの活動に参加したり、イベントなどに参加することもできます。

このような短期入所生活介護を受けられるのは、主に有料老人ホームや特別養護老人ホームなどの介護老人福祉施設となっています。

短期入所療養介護は、老人保健施設や療養病床をもつ病院や診療所などが提供しているショートステイサービスです。

これらの施設の短期入所療養介護サービスにはリハビリや医療ケアといった医療サービスが受けられるという特徴があります。

そして、短期入所生活介護と同様に食事や入浴、排泄に関する身体介助などの生活介護の基本的なサービスも受けられます。

そして、これらの施設では介護職員だけでなく、医師や看護師、理学療法士や作業療法士などのリハビリテ―ションの専門家たちも配置されており、看護や医学的管理下のもとで機能訓練などの専門的ケアも受けられるというメリットがあります。

短期入所生活介護と短期入所療養介護の大きな違いとして挙げられるのは、前者が福祉的な観点から提供されているサービスであるということに対して、後者は医学的な視点からも提供されているサービスという点です。

短期入所生活介護は日常生活を送るのに必要な食事や入浴、排泄といった生活支援と機能訓練を受けられるようになっています。

基本的には宿泊が可能なデイサービスと同じような内容のサービスが提供されます。

そして、短期入所療養介護は、リハビリテーションや医療的なケアなどの医療サービスも受けられます。

そして、短期入所生活介護と同様に日常生活に関する生活介護サービスも提供されています。

ショートステイ型の介護サービスの利用は希望者が多くいます。

そのため、実際に利用したいという時でも既に予約がいっぱいになっていて、予約が取りにくいということなどがあります。

そのため、どの施設を利用するのかという点についてはいくつかの施設をピックアップしておき、一つの施設が予約で利用できないという場合でも別の施設を利用することができるよう、いくつか候補をもっておくことはポイントといわれます。

POINT

✔基本は在宅で介護をしている人が短期的に利用するサービス

✔短期入所生活介護は入浴や排泄など日常生活のサポートをする

✔短期入所療養介護はリハビリや医療ケアといった医療サービスが中心

賢く利用する!ショートステイの上手な選び方

画像

ショートステイとは、施設に短期間入所したうえで、介護や看護などのサービスを受けるものを指します。

例えば介護をしている人が冠婚葬祭や旅行に出かけるとき、もしくは病気やけがなどで介護が難しくなった際に、利用することになります。

介護保険サービスの中でもショートステイは非常に人気が高く、なかなか利用できないということもあります。

しかしお年寄りの生活を受け入れてもらう場所であるため、利用する施設に関してはしっかりと選ぶ必要があります。

ショートステイ先をしっかりと選ばなければ、お年寄りに悪影響が及ぶ可能性もあります。

例えば施設から帰ってきたら認知症の症状が進んでいた、筋力が弱ってしまったなどの日常生活の動作が低下してしまう可能性もあります。

この理由としては施設の中でほぼ寝かされた状態で過ごしていたり、1日中車椅子に座っていたなどの理由が挙げられます。

これらはスタッフ不足が一つの原因として挙げられています。

このようなことにならないためにも、事前に見学をしたうえで、本人や家族が自分の目で確かめ、後悔しないように選ばなければなりません。

施設の中には併設型や単独型など様々な施設が存在していますが、実際にどこの施設を利用すればよいのか迷ってしまうケースがほとんどです。

一番簡単であり、なおかつ失敗の少ない方法が担当のケアマネージャーに地域で評判の良い施設を紹介してもらうという方法です。

ケアマネージャーは地域で活動しているため、ショートステイ先のそれぞれの評判をよく聞いているものです。

またケアマネジャーは担当のお年寄りや家族のことをよくわかっているため、地域の中でも一番本人や家族に適した施設をアドバイスしてくれるかもしれません。

家族がいろいろな施設に実際に足を運び、雰囲気がよく本人や自分たちに合う施設を探すというのも一つの手です。

見学に行くことで、施設の雰囲気や利用者の状態、スタッフの働きなどを自分の目で確かめることができるでしょう。

見学に行くのであれば、お昼ごはんを食べる様子がみられる時間帯に行くのが一つのポイントです。

食堂には多くの利用者とスタッフが集まっているため、利用者の顔触れや、スタッフの食事の介助の様子を見学することができます。

利用者の食事の様子に楽しそうな雰囲気が出ているかどうか、スタッフの動きは的確で機敏であるかどうか、このような見学ポイントがありますが、そのような中でも家庭的な温かい雰囲気があり、スタッフや利用者に笑顔があり、スタッフのチームワークが良い施設が理想的と言えます。

食事の介助の様子をしっかり見ることで、利用者の立場に立った介助をしているのか、それともただ単に食事を口に運んでいるだけの作業になっているのかを確認することができるでしょう。

どの施設でも、利用者が楽しんで参加できるようにと、様々なレクリエーションを用意していることがほとんどです。

しかし場所によってはレクリエーションがマンネリ化してしまい、利用者がつまらなそうにしているところもみられます。

特に男性の利用者にとっては、歌やゲームなどのレクリエーションは幼すぎる、つまらないなどの理由で、参加するのを拒否する人も見られます。

本人がやりたくないと言っているものを無理して参加させることはよくありませんが、だからと言ってレクリエーションの時間に利用者を放置する対応もよくありません。

気になるようであればレクリエーションをやりたがらなかった場合の対処法などについて、スタッフに質問してみるのもよいでしょう。

ショートステイサービスを受けるための施設といっても、明るい雰囲気があり清潔感にあふれている施設もあれば、暗い雰囲気で清潔感にかけている施設もあります

見学する際には施設により見学できる場所が限られてしまうこともありますが、できる限り建物や部屋の隅々まで見学しておくと安心です。

利用者がみんなで使う共通スペースやトイレは整理整頓ができているか、しっかり掃除がなされているか、また個人用の部屋や大部屋では整頓や掃除が行き届いているかどうかを確認することが重要です。

清潔感は衛生管理にもつながることであり、衛生管理が不十分であれば感染症などにかかるリスクも高まります。

また整理整頓ができていなければ、転倒などにより思わぬけがをする可能性もあるでしょう。

高齢者が利用する施設であるため、汚物の処理などがしっかりできていなければ、施設ににおいが付いていることもあります。

目で見るだけではなく、においに関しても機敏にチェックを行いましょう。

たとえ高齢になったとしてもたばこを吸う人もいれば、毎日お酒を飲むことが楽しみだという人もいるものです。

反対に、中にはたばこのにおいが苦手だという人もいることでしょう。

このような個人の嗜好品の受け入れについて対応がなされているのかどうかも、一つのポイントになります。

たばこやお酒を楽しみたいという場合には、受け入れが可能であるかどうかを事前に確認するようにしましょう

POINT

✔まずは担当のケアマネに相談してみる

✔食事風景やレクリエーションの見学を施設に行って見学してみる

✔施設は清潔感があり、しっかりと整理整頓されているかを確認する

まずは確認!ショートステイの利用方法

画像

ショートステイとは在宅で介護を受けている高齢者の方の病状や心身の状況に応じて、一時的に介護することが出来ないような場合に介護を行ったり、介護する側の介護の負担を軽減することを目的として短期間施設に入所し、様々な日常生活の介護を受けることが出来る介護サービスです。

このサービスは年齢が65歳以上で要介護又は要支援の認定を受けた方が利用出来ます

ショートステイを利用する前にこのサービスの利用方法や気を付けるべきポイントなどを知った上で、このサービスを上手に利用してみてはいかがでしょうか。

要支援の方の場合は、地域包括支援センターへ連絡して介護予防ケアプランに組み込んでもらう必要があります。

要介護の方が介護保険を利用してショートステイを利用する時は担当のケアマネージャーに相談します。

介護保険を使用せずに利用する時は有料ショートステイを行っている有料老人ホームなどに直接連絡します。

相談後、介護保険利用の場合はケアマネージャーが、介護保険を利用しない時は施設の担当者が施設の空き状況や利用者の状態を確認した上で、サービスを利用出来るか教えてくれます。

ケアマネージャーや有料ショートステイサービス有りの施設の担当者が利用者の状態や介護保険の限度額をチェックしながらサービス内容や利用頻度など、利用者に合うケアプランを作成します。

利用者側は見積りやサービス内容がどのようなものになるのかなどを確認してから施設を見学し、納得出来れば事業者と契約となります。

サービスの利用開始については担当のケアマネージャーと事業者の担当者と話し合った上で決定しますが、サービス開始の流れは利用者の状況やサービス提供事業者によって異なります

ショートステイの利用料金は介護保険を利用する場合でも利用者の要介護度や状況によって費用が異なって来ます。

介護保険給付の対象となるサービスとそうでないものがあり、支給限度額を超えてサービスを利用する場合、そのサービス利用料金は契約者の負担に。

利用料や費用の支払いはその都度支払う場合と口座振替引き落しによる支払、指定口座への振込み支払、クレジットカードやデビットカードの利用が可能な施設も。

施設利用後の費用については利用者の状況に応じて異なって来ます。

ショートステイのサービスを利用する上で気を付けた方がよいこともあります。

気をつけるべきことを知らずに利用しようとすると、利用したいという時に利用出来ずに困ってしまったりすることも

介護者の旅行があらかじめ決まっていたり仕事のスケジュールが分かっていて利用したい日が分かっているような時に上手にサービスが利用出来るよう、気を付けるべきことについて知っておきましょう。

ショートステイは特養に限らず施設によっては2~3ヶ月先でも予約が出来ない場合もありますので、予定が分かっている時は早めに相談しましょう。

利用予定日の数日前から当日まで風邪などの感染症がある場合や、特養では対処出来ない医療処置がある時は利用出来ないことも。

施設滞在中の体調の変化によって、途中で迎えに行かなければならなくなることもあります。

ショートステイは特養に限らず、利用日数の制限が決められています。

「連続利用した場合は30日まで」「介護認定期間(次回の更新までの間)のおおむね半数は超えてはならない」という決まりがあります。

31日目も引き続き利用したいという時は、31日目を介護サービスを利用せずに全額自己負担で利用すれば、次の日から再び1割負担で30日間連続で利用することが可能になります。

ショートステイは利用中の他の介護サービスや要介護度によって利用出来る日数が異なりますので、この点も担当者にしっかり確認しておくのがお勧め。

このサービスを利用する場合、介護を受ける側だけでなく介護者に合う施設を選ぶことが大切です。

遠すぎる施設だと送り迎えに負担がかかり、緊急の呼び出しがあった場合も大変です。

「施設の食事が美味しい」「利用者と相性が良く仲の良い介護職員がいる」など利用者が快適で安心して過ごせるかどうかという点も大切です。

施設を利用するにあたって事前に料金やサービス内容などの説明をきちんとしてくれるかどうかもチェックしておくのがお勧め。

いざサービスを利用しようとしても予約出来ないこともあるので、余裕があれば施設の見学をしておき、いくつかお気に入りの施設を探しておくのがお勧めです。

ショートステイを利用する際は着替えなどの荷物を持って行かなくてはなりません

施設利用時は持ち物に記名しておく必要がありますので、着替えなどの持ち物には記名しておきましょう。

あらかじめ持ち物に記名しておけば、緊急でショートステイを利用したいという場合でもあわてずに済みます。

POINT

✔要支援の方は地域包括支援センターへ連絡して介護予防ケアプランに組み込んでもらう必要がある

✔担当のケアマネージャーに相談し、ケアプランを作ってもらってからサービスを受ける

✔施設を選ぶときには介護者視点でも、送るのが楽かどうかなど考えると良い

予防?介護?条件によっても変わるショートステイの費用

画像

ショートステイのサービスに係る利用料金は介護保険の給付対象です。

ですから介護保険を利用できる利用者はそのサービスに係る費用の1割(場合により2割)だけの自己負担で済みます。

そして、この介護保険を利用できる者には状態に応じて区分が設けられており、実はこのショートステイの利用料金は、この区分による要介護(要支援)の程度によって利用料が異なるのです。

またショートステイの利用費用の計算は、制度としては「単位」というものを使って計算されます。

まずはこの点からご説明を始め、後段で具体的な違いをご説明いたします。

 

この区分には要支援1、要支援2、要介護1~要介護5という7段階が設けられております。

主に要支援とは、サービスの利用によって心身の状態が改善する可能性が高いと判断される人たちで、前述の通り段階として2段階に区分されており、介護状態に至らないよう主に「予防」としてのコンセプトを含んだサービスが用意されております。

そして要介護とは、程度に応じ5段階に区分されており、これは実際に介護が必要として『予防』とは一線を画しております。

介護保険制度では、受けるサービスによって点数が決められており、これを「単位」という表現をしております。

たとえばショートステイでその施設のサービス費を受けた場合、要支援1の方の場合は508単位、という形です。

このように介護保険給付である介護報酬は、「このサービスを受けたら1回につき5,000円」という風に定められておらず、前段の通り単位によって定められています。

これは地域によって人件費や物価に違いがあることから、その地域差を調整するために取り入れられた制度です。

つまり地域により1単位がいくらかがそれぞれ違うということです。

目安としては概ね1単位が地域により10円から11.40円という差で区分されております。

ショートステイの利用料金は前述致しました、状態区分と単位を使って説明ができます。

この単位は地域、施設によってまちまちで一概に言い切ることができません。

施設サービス費というショートステイの柱になる利用料金(1日)について目安をお知らせいたします。

介護認定 単位
要支援1 400~500単位前後
要支援2 500~600単位前後
要介護1 600~700単位前後
要介護2 650~750単位前後
要介護3 700~800単位前後
要介護4 800~900単位前後
要介護5 850~1000単位前後

仮にその地域の1単位が10.88円で、要支援1の方が500単位のサービスを受けた場合は5,440円が利用料金で、そこから自己負担割合を乗じたものが実際に負担する料金ということになります。

一方同じサービスを要介護3の方が受けた場合単位数が違いますので、この点で状態により利用料金の差が出ることになります。

要支援認定を受けた方と要介護認定を受けた方がすべて同じサービスを受けられるわけではありません。

ショートステイでは主に、

1.施設サービス費

2.サービス提供体制強化加算 (6単位前後)

3.機能訓練指導体制加算 (12単位前後)

4.看護体制加算   (12単位前後)

5.夜勤職員配置加算  (18単位前後)

などといったサービスがあります。

上述1から2については要支援認定の方も受けることができますが、3から5のサービスは要介護認定の方のみが受けられる(或いは受けなければならない)ものです。

 この点についても利用料金に差が出る要因となります。

それでは具体的に計算してみましょう。

自己負担割合が1割の要介護3の方が、1~5のサービスを受けた場合で、

施設サービス費/850単位、サービス提供体制強化加算/6単位、機能訓練体制加算/12単位、看護体制加算/12単位、夜勤職員配置加算/18単位

1単位=10円と仮定

以上の場合では、合計898単位となります。

1単位10円という仮定ですから、898単位は8,980円であり、また負担割合が1割という仮定ですので、898円が自己負担額となります。

ショートステイに係る利用料金の総てが介護保険の適用を受けられるわけではありません。

介護予防サービスを受ける方(要支援認定の方)、介護サービスを受けられる方(要介護認定の方)の差はここにもあります。

ショートステイ中のティッシュや歯磨き粉、歯ブラシなどの日用品など、食費などは程度区分の差に関係なく全額自己負担です。

各状態の区分に応じて1か月単位での介護保険の利用限度枠が決まっております。

もしこの限度額を超えてショートステイを利用した場合、超えた分についてはすべて自己負担となります。

そしてこの利用限度枠は各状態区分に応じて大きく違いがあります。

要支援1の方は1か月で50,030円であり、要介護5の方は360,650円が利用限度額です。

このように介護予防状態、要介護状態での利用料金の差はここにもありますのでご留意ください。

POINT

✔介護保険の数値により、給付金額が変わる

✔受けるサービスによって点数が決められており、これを「単位」という表現で表している

✔区分限度額超過分や保険適用外の日用品などは自己負担になる

まとめ

いかがでしたか?今回はショートステイについての記事でした。

自宅で介護をされている方の中にも、短期的に介護をしてもらいたいという方に向いているサービスと言えます。

介護保険が適用されるなどの多くのメリットがありますが、その分人気は高く、予約でいっぱいになってしまっているケースも少なくないので利用する際には、多くの選択肢を持って早めに予約をしましょう。