【おすすめ】福祉の資格の難易度について|本当に取りやすいの?
皆さんは福祉のお仕事と聞いて何を思い浮かべますか?
実は福祉のお仕事と一言に言っても様々な種類があります。
ですので今回はその職種を紹介しつつ、必要な資格や給料についてまとめした。
これから福祉の仕事を始めようと思っている方、迷われている方は必見です!
超高齢化社会が目の前に迫っている日本で、今注目されている仕事は福祉関係の仕事です。
いろいろな職種がありますが、その中でもお勧めできるのは福祉系3大国家資格(3福祉士)と呼ばれる3つの仕事です。
いずれも国家資格なので、社会的な評価も高いことが大きなポイントです。
その3つとは「介護福祉士」「精神保健福祉士」「社会福祉士」と呼ばれるものです。
それでは介護福祉士から見ていきましょう!
専門的な知識や技術を持って、身体上や精神上の障害があることで日常生活を営むことに支障がある人に介護を行ったり、介護をしている人に介護の対する指導を行う仕事です。
職場は、特別養護老人ホーム(特養)や法人保健施設やグループホーム、居宅サービス事業所など選択肢は幅広いです。
1つは、高校卒業後に文部科学省や厚生労働省が指定した養成施設で学んで卒業後に国家試験を受験して合格して取得するというルートです。
それ以外に高校の福祉科を卒業して国家試験を受けるルートがあります。
この場合は、国家試験に加えて実技試験を受けなければならないことが多いです。
もう一つは、実務ルートと呼ばれるルートです。
実務経験3年以上で試験を受けることができます。
筆記試験を受けてと実務者研修を受講する必要があります。
今後は全て、学校で学んでから国家試験を受験するというルートになる可能性が高いと言われています。
より高度で専門的な知識や技術をしっかり習得してもらうためです。
日本は精神障碍者に対する偏見がいまだに強く、こういった人たちの社会復帰や社会参加支援への取り組みが先進国の中ではずば抜けて遅れています。
近年ようやく、精神障害を抱えた人たちも一市民として地域社会で暮らすための基礎整備が図られてきたところです。
PSW(Psychiatric Social Worker=精神保健福祉士)は、精神障碍者に対する相談や援助を行ったり、精神障碍者の社会復帰を促進を図る仕事を行います。
PSWの勤務先の1つには、精神病院や精神科や神経科のある病院や心療内科クリニックや精神科クリニックなどの医療機関があります。
その他、学校の保健室で心に悩みを抱えた子の相談に乗ったり心のケアを行ったり、企業で仕事の事や職場の人間関係に悩む人の相談に乗ったりすることもあります。
身体の健康だけではなく心の健康にも目を向けられる時代になりました。
企業でのストレスチェックも2016年より行われています。
今後、需要は増えていくでしょう。
4年制の福祉系の大学で指定科目を履修して国家試験を受けて登録するルート、3年制の大学で指定科目を履修してから相談支援実務を1年間行って国家試験を受けて登録するルート、4年間で基礎科目を履修してその後に短期養成施設に6ヶ月通って国家試験を受けるルートなど、いろいろなルートがあります。
国家試験の合格率は平成30年の試験は62.9%でした。
4399名のPSWが誕生しました。
まだまだ有資格者が少なく求人が多いので、注目できる職業と言えます。
全て国民は健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有すると、日本国憲法には書かれていますが、身体的な問題や精神的な問題、環境的な問題や経済的な問題など、様々な理由で日常生活を営むことに支障のある人がいます。
このような人に対して、福祉に関する相談に応じたり、助言や指導を行ったり、福祉サービスを提供する仕事です。
時々ケースワーカの事なのかと勘違いする人がいますが、ケースワーカーとは別の仕事です。
ケースワーカーは任用資格で国家資格ではありません。
活躍できる場は、たくさんあります。
多くの人が知らず知らずのうちに接していると思われるのが、病院です。
医療保険の説明をしたり、入院に際してお金の心配がある人に高額医療限度額という制度を説明したり、国の難病に指定されている疾患となった人に特定疾患の公費負担制度の説明を行ったりしています。
また、児童相談所や老人ホームや知的障碍者施設やケアハウス、地域支援包括センターやグループホームなど、活躍できる場は多岐にわたっています。
これらの3つの仕事は、まだまだ有資格者が少なく求人の多い仕事です。
今後は需要が増えていくことは確かでしょう。
しかも国家資格なので、給与は安定していると言って差し支えないと思います。
介護職の給料や資格に関してさらに知りたい方は介護職の働きかた|資格はいるの?給料はどうなの?をご覧ください。
また、介護現場には現在、無資格の介護ヘルパーやケアワーカーと認定資格のホームヘルパーと国家資格の介護福祉士が混在していますが、今後は介護施設で働くスタッフは一本化して、介護福祉士だけになる可能性が高いと言われています。
福祉の仕事をしたいと考えているなら、国家資格であるこの3つの仕事がおすすめです。
福祉系三大国家資格
✔介護福祉士は日常生活に支障がある人の介護を行う
✔精神保健福祉士は精神障碍者に対する相談や援助を行う
✔社会福祉士は福祉に関する相談に応じたり、福祉サービスを提供する
介護職員初任者研修を受けるのに必要な資格はなく、誰でも学ぶことができます。
福祉の仕事に関する基礎的な知識を学びます。
最短で1ヶ月で取ることができるので、時間にあまり余裕のない人にもおすすめの資格となっています。
2ヶ月コースや4ヶ月コースを選択することもできるので、希望に合わせてスケジュールを立てやすいというメリットもあります。
また、通学だけでなく通信で学ぶという選択があります。
家で自分のペースで勉強することができるので、通信を選択する人が増えています。
仕事をしていて、資格を取る時間を取るのが難しいという人も安心して取ることができます。
なぜなら、土日コースや振替制度等を活用すれば仕事をしながらでも学ぶことができるからです。
この資格は、サービス提供者になるためのものです。
サービス提供者とは、ケアマネジャーが作成するケアプランをもとに、具体的にどのような訪問サービスを行うのか計画を立てたりする人のことです。
この最終段階の決定をする人はとても重要な働きをしており、福祉を行うために最も必要とされています。
通う日数は2日から選ぶことができ、他の介護の資格を持っていない人でも受けることができます。
また、他の資格を持っていると研修時間数の短縮を行うことができるので、より早く取得することが可能になります。
試験の方式も変わり、平成27年度以前は実技試験と筆記試験の二つでしたが、28年度以降は筆記試験のみで取得できるようになりました。
介護福祉士の資格を持っている人は、介護に対する知識を多く持っていると見られます。
なので、この資格を取るには受験資格や必要な実務経験があります。
実務者研修の修了や実務経験3年以上、福祉系高校で52単位取得などが挙げられます。
この資格を取るメリットはたくさんあります。
無資格の人よりも優先して雇いたいと考えるので、より高い給料で働くことも可能になります。
介護の仕事は人の役に立つことを直にすることができるので、大きな満足感を得ることもできます。
また、将来できるようになる仕事も広がって行きます。
資格を取ることは他のと比べれば難しいかもしれませんが、その分やりがいを感じることのできる仕事ができるようになります。
ケアマネージャーは、最短1,5ヶ月で取得することができます。
しかしながらこの資格にも受験するために行わなければならないことがあります。
それは、介護現場での実務経験が3年以上あることと実務研修を受けるということです。
ケアマネージャーとは専門的な知識の必要な書類を作成したり、介護を受ける高齢者と一緒に自分に合った介護とはどういうものなのかということを考えながらケアプランを作る人のことです。
この作業は、高齢者の希望を聞くだけでなく専門的な知識を把握したうえで行わなければならないので責任重大な仕事と言えるかもしれません。
この資格を取得するのにはさまざまなルートがありますが、どのルートにも最終的には国家試験の合格が必要となります。
主に、精神に障害がある人に社会福祉のための助言をしたり日常生活を支障なく営むためにさまざまな支援を行ったりします。
仕事内容は職場によって異なり、受診前の相談や受付をしたり、患者の家族の様子などをスタッフに伝えるというものもあります。
精神に障害があるような厳しい環境に置かれている人を援助することができるのでとてもやりがいを感じられます。
医療現場や自治体や保健所などで活躍することができるようになります。
精神保護への興味がある人やコミュニケーション能力のある人はとてもおすすめです。
この資格は、移動時やそれに伴う外出において必要な視覚的情報の支援や移動の援護、排泄や食事等の援助の仕方について学びます。
研修は通学で、3〜4日間程度で取得できるようになっています。
視覚障がい者に対する援助を行うので、そのような大変な状況にある人もさまざまなサービスを受けられるようになりました。
援助するとき、喜んでくれたり視覚障がい者に対する周りの人の理解を見るときとても満足した気持ちになることができます。
とてもやりがいのある、今必要とされている仕事です。
介護される側とする側の立場になって、思いやりを持って仕事できる人が向いています。
利用者に適切なアドバイスをするためには専門的な知識やコミュニケーション能力が求められてきます。
この資格は、福祉の相談にのるために必要な専門的な知識を学ぶことができます。
50時間の講習を受講し、筆記試験を受ける必要があります。
指定講習は、都道府県から指定を受けた研修期間で受けることができます。
この他の介護資格の種類や取得メリットについて興味がある方は介護資格の種類と取得のメリットをまとめました!|介護farmをご覧ください。
✔福祉に関する基礎的な勉強としての介護職員初任者研修
✔どのような訪問サービスを行うのか計画する、上位資格である実務者研修
✔受験資格や必要な実務経験がある、国家資格で難易度の高い介護福祉士
福祉の仕事を選ぶ時にはどのようにして選ぶかを考えなくてはなりません。
出来るだけ自分の目的に合ったところで働くため、どこの場所をどう選んでいくかが重要です。
施設で働きたいのであれば、どんな施設なのかを見てみる事です。
開業をしてまだ間もないような施設もあります。
開業して間もないという事は、スタッフも仕事を始めたばかりの人達ですので、スタッフ同士仲良くなりやすい点がメリットになります。
最初のスタッフとして働くようにすれば、みんなと一緒に頑張って盛り立てていけるというメリットがある為、みんなで頑張ろうという仲間意識が出てくるようになるでしょう。
人間関係の面では、途中から働くよりも最初のスタッフとして働く方が仲間に入りやすいので働きやすくなります。
福祉の仕事をする時に問題になるのは、人間関係が上手くいかずに辞めていく事ですので、人間関係を気にするのであれば、新しい施設がいいでしょう。
新しい福祉施設であれば、人間関係の面ではいい部分がありますが、開業後間もないとなれば、まだ体制が整っていない部分が目立ちます。
まだまだこれから体制を整えていかなくてはなりませんので、ミスの連続などが起きるようになり、気が抜けない部分が出てくる場合もあるでしょう。
お互いが助け合いながら仕事をしていかなくてはならない為、大きな不安を抱えながら働かなくてはならない事もあります。
福祉関係の仕事を今から始めようと思っている、または検討しているという方が気になるのは、やはり給料ですよね。
そこで、ここでは福祉の給料がどのくらいなのか、というのを介護職初任者研修、実務者研修、介護福祉士の三つの資格の例を出してみていきたいと思います。
月収 | 年収 | |
---|---|---|
介護職員初任者研修 | 約27万円 | 約310万 |
実務者 | 約28万円 | 約340万円 |
社会福祉士 | 約34万円 | 約350万円 |
ケアマネージャー | 約35万円 | 約390万円 |
介護福祉士 | 約30万円 | 約350万円 |
介護職員初任者研修の資格を保有している人の給料を見ていきましょう。
平成27年の介護職員初任者研修修了者の年収は約310万円です。
また、初任者研修修了者の月収は約27万円になります。
資格手当はつきますが、実務者研修修了者や介護福祉士と比べると手当額が低いです。
初任給は介護職員の場合で約16万7千円ですが、これは介護福祉士や実務者研修などが含まれてた数字ですので実際はもう少し低いです。
次に介護職員実務者研修修了者の給料についてです。
平均月収は、一時金を月割りで含んで約28万円で、年収に約340万円となります。
業務内容は介護福祉士とほぼ同じですが、資格手当金額は介護福祉士よりも少ないです。
夜勤手当や勤続年数によっても給与アップは見込めますが、やはり上級資格の介護福祉士を取得するのが一番の近道といえるでしょう。
最後に介護福祉士についてです。
すでにご存知の通り紹介した三つの中で一番難しい資格であり、国家資格でも あります。
月給約30万円前後、年収にすると340~360万円程度になります。
また、この資格よりも難しいとされるケアマネージャーの資格に挑戦するのもいいかもしれませんね。
✔人間関係を気にする場合には、みんなが横並びの新しい施設を選ぶといい
✔介護職員初任者研修の資格保有者の年収は約310万円程度、実務者研修は340万程度
✔介護福祉士の年収は約350万円程度で一番高い
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