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更新日 2019.8.13

介護に疲れる前に知っておきたい4つのポイント|在宅介護をしている方へ

介護を自宅で行うこと、在宅介護ではよく介護疲れという問題が出てきます。

今回はそんな介護疲れを解消するためのポイントを書きました。

一人で抱え込みすぎないこと、またリフレッシュをすることなどが大事になってきます。

より詳しい内容が以下に書かれているのでぜひご覧ください!

介護システムを積極的に活用しよう

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介護というのは24時間、365日休む暇なしで続けなければなりません。

特に、政府は在宅介護を推進しており、特別養護老人ホームの新設は行わないという方針を打ち出していますので、選択肢は自宅での介護か、入居するのに莫大なお金が必要になる有料老人ホームかの二者択一しかないのが事実です。

そのため、金銭的に余裕がない人は、自宅介護しか選択の余地はありません。

それであれば、現在利用できるシステムを積極的に活用することが負担軽減につながります。

介護で大変なことは数多くありますが、やはり排泄の問題がもっとも厄介であり大変です。

認知症でも自分で起きて動き回れる人ならば、介護をするのは楽かと思いきや、そんなことはありません。

認知症を患ってしまうと、排泄の仕方を忘れてしまうからです。

そのため、本人はトイレだと思っているベランダや襖に向かって放尿することになります。

こうなると紙パンツや尿取りパッドなどで対応する必要がありますが、これらを嫌がって取ってしまうこともあり、ベッドや布団が尿や便で汚れて大弱りということになります。

要介護認定の申請が通り、等級の認定がされると、さまざまな介護用品を借りたり、あるいは買ったりすることが出来ます。

例えば、ポータブルトイレなどは衛生面の問題もあることから、レンタルではなく購入となりますが、定価の1割負担で購入出来ます。

認知症の高齢者の世話は、トイレや食事、着替えに至るまで、およそ人が生きていくうえですべきことのすべてを、周りが目を配り、何もかも世話しなければなりません。

ちょっと目を離したすきにティッシュペーパーを食べていたり、褥瘡防止のための薬をなめていたりといったことも起こりますので、始終見守っていないといけないという緊張から、介護をする家族は疲れ切ってしまいます。

この疲れを溜めないためにも、デイサービスとショートステイの利用がおすすめです。

デイサービスを申し込んだ施設が迎えに来てくれるのは、大体朝の8時半から9時くらいの間です。

夕方は午後5時頃には帰宅しますが、施設でお風呂に入れてくれ、お昼ご飯とおやつを食べさせてくれるので、家での入浴と、昼食と夕食を作って食べさせるということから、一日だけでも解放されます。

さらに、看護師が在籍していますので、服薬が難しい薬は飲ませてもらうようにお願いすると上手に飲ませてくれます。

ショートステイは文字通り、短期間施設にステイする、つまり泊まることになりますので、介護のために夜がゆっくり眠れず、疲れ果ててしまっている人はぜひとも利用することを検討すべきシステムです。

1泊2日から預かってくれますが、朝10時頃に迎えに来てくれ、翌日は午後3時頃には帰宅しますので、1泊だとあっという間という感じです。

そのため、できれば2泊3日程度にして2晩ほどはぐっすり眠れる環境を作ることが、家庭で面倒を見るには重要です。

認知症を患ってしまうと自分では何もできなくなりますが、一方で体は不自由になって介護を受けなければならないけれど、頭ははっきりしているという人もいます。

どちらの世話がより大変かは、比べにくいところでしょう。

いくら言っても理解してもらえない認知症の人と、体は不自由でも頭はしっかりしている人は、世話をしてくれる相手にあれこれと文句を言うこともあるからです。

昨今は年老いた夫婦二人だけで暮らす家が多くなってきており、子供たちに手伝ってもらうにも昼間だけになり、夜間の世話は老老介護となるのは必至です。

その結果、夫婦で喧嘩しあいながら面倒を見る人と見てもらう人に分かれることになります。

POINT

✔介護保険などを使って費用の負担を減らすことができる

✔デイとショートの組み合わせを使うのが良い

✔最近では老老介護という実態が増えてきている

息抜きや趣味などリフレッシュする時間を持とう

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家族に介護が必要になった時、そことどう向き合うようにすればいいかを考えなくてはなりません。

介助をしなければ生活が出来ないような家族がいるのであれば、放っておくわけにはいきませんし、助けてあげなければという思いはあるはずです。

生活の大半が介護の事を考えて生活をしていくようになりますが、そればかりになれば間違いなく疲れてしまいますので、自分の事も考えるようにしましょう。

家族のためには自分が頑張るしかないと思えば、その気持ちばかりが先走る事になり、空回りしてしまう事があります。

気持ちが空回りしてしまえば、精神的に大きなプレッシャーがのしかかる事になりますので、自ら追い詰めてしまうことになりかねません。

あまり追い詰め過ぎないようにするためには、介護のことばかりを考えるのではなく、自分の事も考えるようにしていくのが、結果的に家族の為になっていきます。

介護疲れを出さない為には、自分の時間を持つようにしてリフレッシュをしていく事ですが、どのような事をすればリフレッシュする事が出来るでしょうか。

例えば、趣味がある人は大好きなことをして時間を過ごすようにしたり、得に趣味がない人でも、友人を誘って出かける事も出来ます。

どんな風に過ごすのが自分にとって一番リフレッシュできる方法かを見つけ出すことです。

介護をしていると、1人でのんびりする時間はほとんどありませんが、近所の喫茶店などに行ってのんびりコーヒーを飲むのも、リフレッシュする為のコツです。

1人で美味しいコーヒーを飲むというのは、リラックス効果もありますし、景色のいい喫茶店などであればなおさらです。

景色を眺めながら30分でも何も考える事なく頭の中をすっきりさせるようにすれば、リフレッシュできること間違いなしです。

介護によるストレスが溜まってきていると自分で感じているのであれば、爆発前にコントロールしていかなくてはなりません。

リフレッシュをすれをすればうまく気持ちが切り替えられるようになり、無理なくコントロールしていく事が出来るようになります。

爆発しそうと思ってから行うのではなく、そう思う前に毎日気持ちをコントロールしながら介護をしていく事が重要です。

疲れが出てくるのは体よりも心の方が多いですので、心をいい状態に保つようにして無理なく頑張る事です。

POINT

✔介護のことばかりでなく自分のことも考えること

✔自分にとってのリフレッシュ方法を見つけ、定期的にリフレッシュする

家族や近所の人などの助けを借りよう

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自分の家族の中に高齢者などで一人で生活することが難しい人がいる場合、どのように思いますか。

このような家族がいることを恥ずかしいと思う人は決して多くはありません。

普通の人と同じようなことができず、普通ではないからと思うと恥ずかしいと思う人はとても多いです。

恥ずかしいと思わないでどんどん周りの人に発言して行ってください。

話をするだけでも気持ちがかなり楽になります。

一人で抱え込んで追い込むと余計に疲れてしまうので発言してみましょう

頼れる家族がいるのならば、遠慮なく手伝って欲しいと言ったほうが良いです。

親の面倒を見るために自分一人だけがすべての介護を行っていませんか。

パートナーであったり子供たちなどの手も借りてください。

疲れたり大変だということを少しでも伝えてみると、協力しようと思ってもらえるはずです。

近所の人に相談することも有効な方法なので、仲の良い人達には伝えてみると良いかもしれません。

思い切って話をしてみると共感してもらえることもたくさんあるはずです。

今では多くの人が高齢者となっていますし、同じような問題を抱えている家庭は決して少なくありません。

もしかしたら、有益なアドバイスがもらえることもあるかもしれません。

一人ですべてをこなすために、介護離職が深刻な問題になっています。

しかし、多くの人の手を借りることになれば離職する必要がなくなります。

多くの人が協力しているために、仕事を続けることもできるので収入の心配もなくなるのではないでしょうか。

企業にとっても介護離職は深刻な問題なので、そうならないようにするためにも自分を追い込まないようにしましょう。

周りの人の手を借りるようになると、多くの人と接する機会が多くなるので介護される人にとってもメリットが大きいです。

1対1で接するだけではストレスが溜まってしまいますが、多くの人と接することでストレスが少なくなるからです。

徘徊の恐れがあると思って閉じ込められることがなくなるので、外に出たい時に外に出ることもできます。

何かあれば近所の人が対応してくれるでしょうし、いろいろな人と話をすることで楽しみもできます。

すると、認知症などの症状進行を遅らせることにもつながるかもしれません。

POINT

✔介護は家族や友人にも手伝ってもらうほうが良い

✔介護離職を考えなくてもよくなる

✔多くの人と関わることで介護をされる側にも好影響になる

正しい介護テクニックを身につけよう

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ちょっとしたコツを知っているか知らないかで介護の負担感は全く違います。

まずは身体介護について説明します。

ベッドからの起き上がりは、負担の大きい介護です。

仰向けに寝たまま手を引っ張って起こしたり、無理矢理体を起こしたりする方法では大きな力が必要になるうえに腰にもかなりの負担がかかります。

まずは手は体の上に載せ体の下に、巻き込まれないようにします。

股関節と膝関節を曲げて体をなるべく小さくし、床に触れる面積を狭くします。

首も起き上がる方向に向けます。

そして被介助者を横向きにします。

それで膝の裏あたりと肩に手を入れ、頭が円をかくように体を起こして座位をとります。

骨盤を起点にして体をうまく回ことで、あまり力を必要とせず起こすことができます。

立ち上がりの介護はコツをつかめばかなり簡単に行うことができます

まず椅子に浅く腰掛けてもらい。

深く座っている場合はお尻を少し前にずらします。

それで膝を90度以上曲げ、足の裏は両方ともしかりと床につけます。

おじぎをするような姿勢をとってもらいます。

もしご自分でできない場合は介助で体を前に倒します。

それで腋の下から手を入れ、肩甲骨をもちます。

介助者も中腰になり、そのまま斜め上に体を誘導し立ち上がっていただきます。

おじぎをして重心を前に移動させることが非常に重要です。

麻痺や怪我などで悪い方の足がある場合はそちらの方に立ちます。

悪い足の方にバランスを崩して倒れる危険性が高いからです。

歩く際は被介助者のペースに合わせて歩きます。

ゆっくり歩かれる場合もありますが、無理矢理手を引っ張ったりするのではなく、歩調や歩幅を合わせて歩きます。

ほとんどご自分で歩ける場合は手を握るだけでもよいですが、それでは不安定な場合は腋の下を支えると安定します。

杖や歩行車を使用するのもよいでしょう。

歩けなくなってきたからと言ってすぐに車椅子を利用してしまうと、筋力が低下し全く歩けなくなることもありますので、なるべくご自分の足で歩いていただきましょう

トイレの介助は身体的にも精神的にも負担がかかるものです。

一日に数回利用し、また汚物の処理などの介護も発生しますので、ストレスとならないように、まずはトイレ内の環境を整えることが必要です。

専門家に相談し、便座の高さや手すりの位置などを調整してもらうとよいでしょう。

場合によってはトイレの扉を変えてスペースを確保しやすくしたりするなど、工事を伴う改修が必要なこともあります。

トイレ内ではまずは便器にしっかりと座っていただきます。

踏ん張りやすいように足の裏が床にしっかりとつくような便座の高さが良いです。

そして必要に応じて手すりを使用して、先ほどの立ち上がり介助の要領で立っていただきズボンの上げ下げを行います。

陰部の正式は座った状態で行っても立って行っても良いです。

近年認知症の方はどんどん増えており、今後もさらに増えていくことが予想されてます。

認知症の方と接するときや精神疾患の方と接する場合にもちょっとしたテクニックを身につけることで、お互いにストレスをためにくくなります。

つじつまが合わないことを言ったり、何度も同じことを言ったりしイライラしてしまうこともあると思いますが、その方が言った言葉を否定してはいけません。

否定したり、怒鳴られたりすると、不安がどんどん大きくなり不穏状態になったり、混乱し、余計に症状が進行してしまうことがあります。

快の感情を持ってもらうことが一番よいですので、まずは話をよく聞く、否定しない、怒鳴らない、命令しないなどを行ってください

鬱状態のかたには、むやみに励ましたり、何かすることを促したりしてはいけません。

ご本人と適切な距離感を保ち、ゆっくりと心と体の休息ができるようにします

一番辛いのはご本人なので、安心感を与えられるように、話を傾聴しながら接することが大切です。

なかなか出かけることができず、精神的にも身体的にも衰え、どんどん寝たきりに近づいてしまうことも少なくありません。

そのような高齢の方と接するときは、ご本人にききながら何か家庭の中での役割をもってもらったり、社会との接点がもてるような場に参加してもらったりし、活き活きと生活できるような手助けをすると良いです。

POINT

✔テクニックを習得することで、身体的にだいぶ楽になる

✔認知症や精神疾患の場合には、話をよく聞いてあげること

✔高齢の方は気落ちが沈みやすいので、役割を持たせてあげる

まとめ

いかがでしたか?今回は自宅で介護している方に向けての記事でした。

自宅で一人で介護をしていると、疲れて気落ちが沈みがちです。

そこで周りの人や家族に相談したり、話すことで負担も減り、気持ちも楽になることでしょう。

また、リフレッシュをこまめに行うことも大事です。

皆さんも介護に当たる際には自分の体のことも考えてくださいね。