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更新日 2020.5.28

移動介護従事者(ガイドヘルパー)って?種類と仕事内容、資格取得方法

今回は移動介護従事者という、移動に関する介護の専門的な仕事についての紹介記事となります。

移動介護者と聞いてイメージされるのは、移動のサポートだとおもいますが実際には食事や着せ替えのサポートもします。

また、資格取得には試験はいらず、種類も3つに分かれています。

実際にどんな仕事をしているのか、資格取得までの費用などもまとめていますので是非ご覧ください!

移動介護従事者ってどんな仕事?

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全身性の障害を持つ人や視覚障害を持つ人や知的障害を持つ人たちは、その障害があるがゆえに外出が困難になっているケースが多々あります。

例えば、5分程度なら自力で車椅子を操作できるけど、それ以上になると30分以上休憩しないともう無理になってしまう、という人もいます。

車椅子で電車に乗るのも、慣れるまでは一人だと不安でいっぱいです。

目が見えにくい人は、値札を読むことが困難です。

激安商品だと思って購入したら8と3を見間違えていたというケースや、一桁見間違えていたという事もあります。

このような人たちでも、少しのサポートや介助があれば外出が可能になります。

「外出に同行してくれる人がいれば良いのになあ」、「疲れたら車椅子を押してくれる人がいればいいのになあ」、「一緒に車椅子で電車に乗ってくれる人がいればいいのになあ」などという想いは強いでしょう。

このような障害を持つ人が外出する際にサポートや支援を行うのが、移動介護従事者です。

ガイドヘルパーとも呼ばれています。

移動は、外出の事だと考えて差し支えないでしょう。

現在は、視覚障碍者の移動介護は同行援護従事者に、知的障碍者の移動介護は行動援護従事者に、精神障碍者の移動介護は行動援護従事者に移行されつつあります。

そのため、移動介護従事者は全身性疾患による障害を持った人のサポートがメインとなってきています。

どのような仕事なのかが解れば、どのような仕事内容なのかも、およその想像はつくでしょう。

全身性障害を持つ人の外出サポートの場合は、車椅子の介助がメインの仕事となります。

車椅子を押すだけじゃないか、と思う人もいるかもしれませんが、病院やクリニック内と違って一旦街中に出ると車椅子の大変さを痛感すると思います。

わずかな段差でも、車椅子だと結構大変です。

坂道もあればでこぼこ道もあります。

放置自転車や看板などの邪魔な物が歩道に置いてあるがために、車道を通らざるを得ないこともあります。

また、車椅子に座ったままでは自動販売機の高い所にあるボタンは押せません。

このようなことも、介助が必要です。

外出するために、衣服の着脱や身だしなみを整えることなどを介助するのも、移動介護従事者の仕事の一つです。

視覚障碍者の場合は、「紺のストライプのスカートを着たい」と思っても、探すことが難しい場合もあります。

そこで、利用者の希望に添えるように、移動介護従事者が援助を行うのです。

整髪が難しい人もいます。

そのような人には、整髪を手伝ったりと言ったことも仕事内容の一つです。

食事を食べさせたり、食べやすいように小さく切り分けたりといった介助が必要なこともあります

外食メニューで出てくる料理は、相対的に若い人向けに作ってあります。

そのため一口が大きすぎて、高齢者が喉に詰まらせる一因となることも多いです。

一見元気そうに見える人でも、ナイフで肉を切り分けることが難しい事が少なくありません。

「外出の時は食べられるものが限られてしまう」というお年寄りも多いです。

このような人たちも、少しの介助で食べたいものが食べられるようになります。

POINT

✔移動介護従事者は全身性疾患による障害を持った人のサポートがメイン

✔外出の際の着替えや食べやすいように食事の介助も手伝ったりする

移動介護従事者の種類と仕事内容

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移動介護従事者は外出介護員やガイドヘルパーとも呼ばれ、移動介助を行う仕事で、外出を一人で行うのが難しい人をサポートします。

移動介護従事者は一人で歩くのが困難であったり、視力が十分でなく外出が難しいという人や知的障害などのある人などをサポートする仕事です。

移動介護従事者はこのような人が外出する際に一緒に付き添い、移動をサポートします。

外出の際、道の段差や階段、駅のホームや横断歩道などは躓いたりして転倒したり、転落や事故に遭遇するなどの危険な場所になることがあります。

本人が注意しても、一人で外出するのには危険がある場合もあるのです。

そのような際にサポートを行い、本人が安全に外出するのを支援します。

外出をサポートする際、本人に対して道の状態や道路や周りの状況などに関する情報を伝わるように正確に細かな観点も含めて伝える必要があります。

この仕事には一定の知識やスキルなども必要とされ、移動介護従事者の仕事を行うために資格が必要とされているのです。

この仕事の資格は3種類あるとされています。

その3つの資格とは、視覚障害者同行援護従業者養成研修と知的・精神障害者行動援護従業者養成研修と全身性障害者ガイドヘルパー養成研修です。

それぞれに特徴がある資格ですが、そのうちのどれかをもっていると移動介護従事者の仕事ができるということになっています。

それぞれどのような特徴があるのでしょうか。

視覚障害者同行援護従業者養成研修の資格は介護対象が視覚障害のある方のサポートを行うための資格です。

この資格は、視覚に障害を持つ方が外出する際に同行し、その人の移動を支援したり、代読や代筆などを行ったり、食事や排泄の介助などの必要なサポートを行ったりするための資格になります。

この資格は移動介助の基礎的な知識や障害に対する理解や障害者の心理などについての知識等を習得しているという証明になり、視覚障害を持っている人の移動介護支援を行うことができるようになります。

この資格は介護対象が知的や精神障害のある人の移動などをサポートするための資格です。

知的障害や精神障害をもつ人が外出する時に同行し、必要な援護やサポートを行ったり、コミュニケーションを支援することで、その人の行動や性格上の特徴から生じる問題などが起こらないようサポートするなどの支援を行います。

この資格は、介護職員初任者研修以上の資格がある場合には、専門の養成研修を修了していない場合でも行うことが可能とされています。

ただし、視覚障がい者や全身性障がい者の人の外出介助を行うという時にはこの資格では動向支援を行うことはできないといわれています。

市町村によって要件が異なるため事前確認が必要といわれます。

この資格は体のどこかに障害のある人を介護対象とする資格です。

例えば、四肢マヒの人や筋力低下がみられる人などのように全身のどこかに運動障害や機能障害が観られる人が外出をする際に同行して移動活動を支援したり、必要な介助を提供するための介護資格です。

全身性の障害をもつ人の場合には、車いすでの移動が基本になっています。

車いすで移動する時に安全性を確保したり、適切な介助を提供するということがこの資格をもつ人の主な仕事です。

また、外出中の食事や排泄の介助や電車やバスなどのスムーズな乗降ができるようサポートをします。

上記の3種類の資格のことをあわせて移動介護従事者と呼びます。

そして、移動介護従事者の資格を取得するためには、都道府県や地方自治体の指定する研修会社の研修を受けることになっています。

そして、指定された研修の全カリキュラムを履修すると資格取得となります。

修了時に授与される終了証明書が資格ということになっています。

この際、特別な試験などはなく研修を受けることで取得が完了となっています。

資格には支援の対象とする人が異なっていますので、どの支援対象を取るのかということによって就くことができる仕事が異なり、仕事の内容も違ってくるのです。

POINT

移動介護従業者の3種類の資格

✔視覚障害者同行援護従業者養成研修は、視覚障害のある方が対象

✔知的・精神障害者行動援護従業者養成研修は、知的や精神障害のある人が対象

✔全身性障害者ガイドヘルパー養成研修は、体のどこかに障害のある人が対象

移動介護従事者資格の取得方法

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移動介護従事者資格、別名ガイドヘルパー資格の取得は、都道府県や地方自治体が指定している研修を行っている会社で受講すれば資格を得ることが可能です。

特別な資格試験や国家試験を受ける必要はなく、設定されている全てのカリキュラムを受講・履修するだけで全員に修了証明書が送られます。

これが資格取得の証明書代わりになります。

試験がないので、必死になって何かを覚える必要もなく、ほかに仕事をしながら移動介護従事者を目指す人にも比較的、取得しやすい資格と言えるでしょう。

これまで介護の仕事に従事したことがない人でも資格取得を目指せます。

移動介護従事者資格には、ほかに資格を持っていなくても受講できるものと、ほかの介護資格取得者を対象としたものがあります。

市区町村によって異なるため、受講前にしっかりと確認するようにしてください。

具体的には、介護福祉士・訪問介護員1.2.3級・介護初任者研修を必要とする場合があり、これらの資格保持者の場合は、一部研修科目が免除になったり、実際に仕事をするようになったときに優遇されるということもあります。

もちろん、これらの資格を保有している人は移動援護以外の仕事をすることもできるため、これまでの仕事の幅を広げてもっといろいろな介助を行いたいという人がガイドヘルパー資格を目指すということも可能です。

移動介護従事者資格には既出の通り3つありますが、これは受講する研修の種類によって違ってきます。

従事できる仕事内容や介護対象者が異なりますので、自分がどんな仕事に従事したいのかを受講前に検討し、決める必要があります。

具体的には、視覚障害者同行援護従業者養成研修、知的・精神障害者行動援護従業者養成研修、全身性障害者ガイドヘルパー養成研修の3つです。

視覚障害者同行援護従業者養成研修にはさらに一般課程と応用課程があり、一般課程修了者は視覚障害者が外出する際に同行援護をすることができるようになります。

応用課程修了者は同行援護に加え、ガイドヘルパーの事業所でサービス提供を行う責任者になることが可能です。

移動介護従事者研修は、主に講師による講義と実務的な演習を行いながら、ガイドヘルパーについて学んでいきます。

全身性・視覚障害では道路を歩いたり、電車など公共交通機関を利用して移動演習を行います。

全身性の場合は、寝たきり状態だったり高齢者が対象となることも多いため、移動介護や援助にも専門的な知識や技術を要します。

また、視覚障害者の場合は必要な情報を共有したり、排泄や食事の介助を行うことも大切な仕事になります。

知的・精神障害では、実際に障害者の方が暮らしている福祉施設での施設実習を行います。

それぞれの障害者の方たちがどのような援護や介助が必要なのかを知るための大切な演習です。

費用は受講する市区町村によって違ってきます。

また、介護初任者研修資格を取得していると、受講のための費用の一部が免除されることもあります。

ここではまだほかの介護資格を取得していない場合の費用についてご紹介します。

視覚障害者を対象とする同行援護従業者養成では約4万円、全身性障害者ガイドヘルパー養成では約3万円、知的・精神障害者を対象とする行動援護従業者養成では約4万円が必要になります。

なお、最近では資格取得者を増やすことを目的として、費用の助成を行っている市区町村も多くなっていて、場合によっては半分ほどの自己負担で受講が可能になることもあります

各資格を取得するために要する期間は以下の通りです。

視覚障害者同行援護従業者養成では講義が12時間程度、演習が4時間程度で全部で16時間ほど、知的・精神障害者行動援護従業者養成では講義が6時間程度、演習が14時間程度で全部で20時間程度要します。

行動援護授業者研修では、より実務的な演習に時間をかけて取り組んでいることが分かります。

全身性障害者ガイドヘルパー養成では、一般と応用では時間が異なり、一般課程では講義が12時間程度、演習が8時間程度でトータルで20時間程度です。

応用課程では資格保有者を対象としているため、知識的な講義は2時間程度で、演習は10時間程度で全部で12時間程度の研修を行っています。

研修は一般的に3〜5日の間で行われ、ほかの介護資格保有者には一部免除も認められています。

ほかの介護資格に比べると、比較的取得が簡単で、受講する時間さえ取れれば取得可能です。

現在、介護職に従事している人はもちろん、ほかの職種から介護職を目指そうとしている人の最初の一歩としてもおすすめの資格だと言えるでしょう。

POINT

✔自治体が指定している研修を行っている会社で受講すれば資格を得ることが可能

✔資格取得には約4万円ほどかかるが、自治体からの助成により半分ほどの自己負担に

✔それぞれの資格取得までには16~20時間ほどトータルでかかる

資格取得後の就職先は?

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2025年には団塊の世代がこぞって後期高齢者である75歳になることから、日本はこれまでに経験したことのない未曾有の超高齢化社会へと突入します。

現在、もうすでにさまざまな施設で高齢者の介護をする人が足りなくなっているところへ、さらに介護を必要とする高齢者が一気に増えると予想されることから、介護関連の資格を取得しておけば、それこそ働き口には困らないと言っても過言ではありません

どのような介護資格を取るかにもよりますが、あらかじめ自分に向いた仕事が出来るように勉強して資格を取ることで、就職先を決めることが可能です。

要介護者に寄り添って身体介護や生活支援介護を行うのは、介護職員初任者研修資格を所持している、かつてのホームヘルパー2級資格者です。

介護関連の仕事をする上では、この資格がないと実務者として働くことは事実上無理という理由もありますが、一方で介護に携わるための資格取得の中ではもっともやさしいレベルであることから、基礎から介護の仕事をしたいという人や、転職して介護の仕事に携わりたいという人に適した資格です。

この資格を取得した場合、通称デイサービスと呼ばれる通所介護施設での昼間の仕事や、有料老人ホームなどが主な就職先になります。

有料老人ホームの場合、介護スタッフは1日24時間、常に施設内にいることがほとんどですので、必然的にシフト勤務になるのが特徴です。

時間通りに仕事が始まり、そして終わるところで働きたいのであれば、デイサービス施設がもっとも適した就職先となります。

とはいえ、デイサービスの使命は利用者を楽しませることにありますので、さまざまなレクリエーションを行ったり、施設内でスタッフが寸劇を行うなど、介護の仕事だけでなく時にはパフォーマーとしての仕事を要求されることもあります。

こうしたコミュニケーションが苦手という人であれば、むしろ有料老人ホームでの夜間専従の仕事という選択肢の方が向いているかもしれません。

有料老人ホームでの仕事は、昼間と夜間とでスタッフが入れ替わりますが、昼と夜でどちらが大変かは仕事をしてみないとわかりません。

ワイワイと話すのが好きな人であれば昼間、利用者が起きているときの仕事の方が向いているでしょうし、黙々とお世話をするのが性に合っている人なら、夜勤に専従する方が気が楽な上に給料もアップします

自分の性格を見極めることによって、どのようなところを就職先にするかは大きく変わってくると言えます。

移動介護従事者とは、ガイドヘルパーや外出介護員とも呼ばれ、介護職員初任者研修資格を取得した人が都道府県知事による研修も修了したと認められた場合にしか、することができない仕事です。

通常の介護の仕事と大きく異なる点は、介護職員初任者研修資格を取得した人のほとんどが、高齢者のお世話をする仕事に従事するために就職先を探すのに対して、移動介護従事者がお世話をする人は高齢者とは限らない点です。

一人で外出することが困難な身体状況の人に付き添い、お世話をする介護者と考えるとわかりやすくなります。

移動介護従事者がサポートするのは、全身性障害及び視覚障害、あるいは知的障害を持つ人です。

これらの障害を持つ人達は高齢者とは限らず、若い人もいるのが特徴です。

もし障害のある人が男性だった場合、女性の移動介護従事者が力で制御することはかなり難しくなると考えられますので、移動介護従事者はどちらかというと介護職の資格を持ち、比較的若くて力の強い男性が向いているといえるでしょう。

いざというときには力で押さえつけられるくらいでないと、命にかかわる危険な状況を回避できない可能性もあるからです。

全身性障害や知的障害を持つ人のサポートをおこなう移動介護従事者には、ある程度力の強い若い男性スタッフが望ましいですが、視覚障害がある人のサポートであれば、女性でも移動介護従事者としての仕事は可能でしょう。

盲導犬は持たず、白杖だけで移動することを選択した人の場合、外出する際にはそばに寄り添い、交通機関を利用するにあたってのサポートや、医療機関を受診する場合の診察の際の衣服の着脱の補助などを行います。

外食をする場合にはメニューを読み上げて何が食べたいかを聞き、代わりに注文したり、食べるにあたっての介助もすることになるでしょう。

また、トイレに行きたくなったと言われたらトイレに誘導し、必要に応じて助けを行うことも必要です。

女性の介護有資格者でも、視覚障害を持つ人のサポートであれば移動介護従事者として活躍できるといえます。

POINT

✔超高齢化社会に突入する日本において、介護の資格を持っておけば就職先には困らない

✔移動介護の対象者は高齢者とは限らないのが特徴で、若い人の可能性もある

✔全身性障害や知的障害を持つ人の移動介護は若い男性スタッフのほうが向いている

まとめ

いかがでしたか?今回は移動介護に関する記事でした。

ポイントは仕事内容は移動の介助だけでなく食事介護なども行うこと、資格は試験なしで取得できること、資格には種類が三つあり、それぞれ仕事内容が分かれてくることです。

はじめて移動介護事業者という単語に触れた方でも理解いただけたのではないでしょうか?

決して楽な仕事ではありませんが、移動介護事業者にぜひ挑戦してみてください!

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