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更新日 2020.5.28

介護職の新人に多い悩みとは?介護新人研修の内容についても解説します

今回はこれから介護職で働こうとしている方を対象にした記事になります。

新卒者でも研修はしっかり行ってもらえるのかという問題から、プロとしての自覚の持ち方、最近導入されているe-ラーニングのメリットをまとめました。

はじめての方は、最初のうちは不安も多いと思いますが、この記事を見て確実に成長していきましょう!

介護技術の基本を確実にマスターできる

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ご利用者の介護をする上でもっとも数多く行われる介助はトランスです。

トランスとはベッドから車いす、車いすからベッドへの体の移動のお手伝いのことで、ご利用者の残存能力を活用しないで力任せに行ってしまうとご利用者のADLを低下させてしまう危険があるばかりか介護士自身の腰を痛めてしまいます。

ご利用者の麻痺側によって車いすをどちら側に配置するのか、足に力が入る場合と入らない場合で介護士はご利用者の前後どちらに立って補助するかなどご利用者一人一人のケースによってやり方は異なります。

そのためOJTで実際に仕事をしながら先輩が新人や後輩に教えていくのが一般的です。

食事介助もトランス同様OJTが適した介護の一つです。

メニューの説明をしてご利用者の隣に座り、一口ずつ誤嚥のないように介助をしていくという基本はすべてのご利用者に共通していますが、食べさせづらいご利用者の食事介助というのは実際にそれぞれ対応してみないとその感覚をつかむことは困難です。

麻痺があって口の端から食べたものがこぼれてしまったり、スプーンは持つことができるけど口まで上手に運ぶことが出来なかったりとご利用者の課題は千差万別なので基本を踏まえつつ実際に介助を行い、より適切な対応の仕方を先輩が助言するという形がもっとも理にかなっています。

食事介助のタイミングや声かけの技術は失敗を積み重ねて職員と利用者の間で経験を共有し、信頼関係を築いていくことで完成するものだとも言えます。

衣服の着脱は新人介護士が最初にぶつかる壁でもあります。

基本的にキーワード「着患脱健」の文字通り麻痺などがある患部側から先に衣服を着せ、ご利用者自身が動かすことができる健康な側は後でご自分で着てもらいます。

脱衣の場合は逆で健康な側から先に脱いで、患部側は後で脱ぐよう介助します。

この研修は新人同士麻痺側を意図的に動かなくしてスムーズに着脱できるまで練習するよう指導を受けることがあります。

ただし、実際にご利用者の対応を行うとなると、麻痺側の可動域が極端に小さかったり、認知があって声かけが通らなかったりと練習通りにいかないことがほとんどなので、こちらもOJTを通して少しずつマスターしていくことになります。

入浴介助は基本の研修の中でも後半に行われる難易度の高いものです。

浴槽機器の使い方、身体を洗う順番など説明を受けて、しっかり頭に入れた上で実際に介助を行うのですが、一歩間違ってしまうとご利用者を非常に危険な目に合わせることになってしまいます。

シャワーの温度を間違えてやけどさせてしまったり、自分で動くことができないご利用者の見守りを怠って湯船の中で溺れさせてしまったりという事故は少なくありません。

最初のうちは先輩がつきっきりで安全確保をした上で入浴介助の流れをしっかり身につけていくといいでしょう。

シーツ交換では三角折り、四角折りなどの折り方でシーツの端をベッドに入れ込みます。

慣れるまでは難しく、研修後に自宅のベッドなどで復習が必要です。

シーツにしわが寄ってしまうと褥瘡の原因になってしまうので、身体介護ではなくてもきちんとした技術のマスターが求められます。

介護の仕事をしていてどうしたらいいか迷うことはたくさんあります。

両立しない多様な価値観の中で葛藤する日々の中で介護士が立ち返るべきものはその会社の掲げている介護の理念です。

どういう介護をすることを目指して運営されているのか、どのようなことに気を付けて行動すべきなのかという基本がそこには示されています。

こちらは座学を通して一番最初に教えてもらうことなので、介護技術の研修が進んで仕事をたくさん覚えるようになっても忘れることなく、迷った時には思い出すようにしましょう。

ご利用者の介助は職員が勝手な判断で行ってはいけません。

ケアマネジャーが作成したケアプランにのっとって行われるという基本も座学で勉強します。

その他にも緊急事態が起こった時には誰に報告し、どのような器具をどのルートで持ってくるのか、事故が起こってしまった時の対処法や報告書の作成なども座学での研修になります。

教わったことを頭の中で何度も反復し、イメージトレーニングを行っておくと実際に事故や緊急事態が起こった時に落ち着いて対応することが可能です。

POINT

✔介護の技術は基本OJTで身に着ける

✔迷ったら企業理念に立ち返る

✔日ごろから教わったことを頭の中で反復する

新卒者のフォローもばっちり?

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介護の学校を出て資格を取得している人は、それなりに研修も受けていますし経験や知識もありますので、ある程度即戦力になると考えられている場合もあります。

しかしいくらそういった風に学んできている人でも、社会に出て実際に働くとなれば自分に自信を持てない事もあるでしょう。

今まで研修を受けてきた場所と違うというだけでも働く内容が変わってくる事もありますし、雰囲気や一緒に働くスタッフとの関係もありますので、最初から自信満々で働けるわけではありません。

そんな自信のない状態で働くのではなく、新卒者でもしっかり介護研修が受けられるようにしフォローもしてもらえれば自信をもって働けるようになります。

施設によっては研修期間が違ったり研修内容が違いますので、全て同じというわけではありません。

新卒者の中でもどの程度学んできているか差がある為、その人の容量に合わせて行われるような場合もあります。

短ければほんの数日間で終わる事もありますし、一カ月程度研修期間が続く場合もありますので、それぞれだと考えておくといいでしょう。

この期間中にどれだけ仕事を覚えていけるかが大事ですので、一度教えてもらった事は確実に覚えられるように、メモを取ったり体で覚えていくようにしなくてはなりません。

家に帰ってからも復習をするようにしておけば、その日にした事を忘れにくくなります。

介護現場では人手が足りない所がほとんどですので、研修に時間を多くさけないという所も多くなっています。

ある程度教えたら後は任せるといった風になる事も多いですので、真剣に覚えていく必要があります。

わからない事があった時には新人の間であれば、丁寧に教えてもらえる事も多いですが、新人とは言えない時期になってくると、聞くことも許されない雰囲気になってしまうからです。

新人の間に聞けることはどんどん聞くようにし、しっかり仕事をこなせるようになっておく事が、大事です。

研修を終えるとある程度は仕事を任されて行うようになりますが、新卒者の仕事をどの程度フォローしてもらえるようになるのでしょうか。

しばらくの間はチームを組んでベテランと一緒に働くようになる場合も多いですが、助けてもらえると思って甘えていてはいけません。

一つ一つの仕事を確実にこなしていくようにし、何かあれば助けてもらえるとは思わないようにしておかなくてはならないでしょう。

フォローをしてもらえるから大丈夫と思う気持ちが、気の緩みにつながっていく事になり、いつまでたっても仕事を覚えられない原因になります。

チームを組んでベテランと仕事をしていれば、ミスがあった時には助けが求められるようになるかもしれませんが、その後はどのようになるでしょうか。

新人がした事だからと許される場合もあるかもしれませんが、あまりにも同じミスを連続でしていれば、やる気を疑われてしまうことになります。

ミスを起こしてしまった時には、今後二度と同じミスを起こさないように、十分注意をするようにし、同じことを繰り返さないようにしなくてはなりません。

どう心を入れ替えて頑張るかが問われるようになってきますので、しっかり反省をして次につなげていく事です。

新卒者はベテランに比べて仕事が遅かったり出来なかったりするのは当然ですが、いつまでフォローをし続けてもらえるでしょうか。

研修期間が終わってしばらくはフォローをしてもらえるはずですが、一年後までそれが続くとは考えないようにしなくてはなりません。

ベテランにはフォロー以外の仕事もたくさんありますので、いつまでも新人のお世話係を務めるわけにはいかないからです。

いつまでフォローをしてもらえるかを伝えられる場合もありますが、多くの場合は伝えられる事なく自然とフォローがなくなっていきます

いつ1人で頑張らなくてはならなくなるかわかりませんが、常にフォローはないと頑張るようにしておけば大丈夫です。

介護現場では新人だからと言っても、ベテランと同じような仕事ぶりを求められる事もあります。

入所者は新人だとわかってくれる人もいれば理解が出来ない人もいますので、同じような仕事ぶりを求められるようになるからです。

理解できない人に対してもベテランがフォローしてくれるかもしれませんが、キリがなくなってしまいますので、ベテラン同様の仕事ぶりが求められても不思議ではないでしょう

新卒なのだから仕方ないと自分で思い込んでいては成長がありませんし、言い訳になってしまいますので、仕事を確実にこなせるようにし、ベテランや入所者とうまくやっていくようにしなくてはなりません。

POINT

✔新卒でも研修は行ってくれる

✔研修期間は施設によって様々である

✔新人でも入所者からはベテランと同じ仕事ぶりを求められる

介護業界でのコミュニケーションのスキル向上を徹底

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新人でも利用者からすれば、介護職員に変わりはありません。

初めてのことでわからないことだらけ、それでも覚えていくのが新人の役割です。

聞いて覚える、見て覚える、方法はいくらでもありますが、先輩の介護職員は常に忙しいため、ゆっくり教えている時間がないのも現状です。

できることなら見てどんどん覚えていく心構えがあると良いでしょう。

先輩として働く職員には、自分よりも年下の人が多い場合もありますが、年齢を気にせず分からないことは見て聞いて出来るようにすることが必要なのです。

働き始めた時点ですでに「プロ」としての自覚を持ちましょう

はじめての職場では、わからないことが多いものですが、資格を持って就業するのであれば研修を経て、あらかじめ知識が身に付いていると考えます。

専門知識があれば習ったことを実際に行うということであり、すべての知識が役立つことも実感できるのです。

その施設や利用者によって、作業や対応の違いは必ずありますが、その都度覚えていくしかありませんが、新人に割く時間もなかなかとれない介護職員の現状を考えると、少しでも早く即戦力になれるようにしたいものです。

利用者の状態や病歴、また家族やその人の歴史を知ることも大いに役立ちます

初めてのことでも『できません』ではなく、『教えてください』という気持ちが大切です。

介護職員がやるべきことを『できない』では通りません。

一度で覚えることができなくても、できるだけ早く覚える気持ちを持っていれば『あの人に任せておけば安心』と思われるほどになります。

やる気というのは、上達や向上に欠かせない心構えとも言えるほど前向きに生きる糧でもあります。

有ると無いとでは覚える時間も全く違ってきますし、覚える内容も違ったものになります。

初めてでも『プロ』の介護職員であることを忘れてはいけません。

介護職員には時間が足りないほど、多くの作業をこなさなくてはなりませんが、技術や知識を身に付けていくほど効率の良い仕事が出来るようになります。

なかには効率だけでは出来ないこともあります。

例えば利用者の話に耳を傾けることなど、その利用者をよく理解していれば対応の仕方が解り、『気が済んだ』ところで他の場面に移ることができます。

責任感や技術も大切ですが、その人を知ることはとくに重要なことなのではないでしょうか

出入りの激しい介護施設ではありますが、その都度新しい利用者を知ることで、素早い対応をすることができるようになります。

介護施設では、いろいろな利用者に出会うことができます。

ひとりひとり違った人生を送り、家族構成もさまざまですが、話を聞いているうちにその人がいちばん聞いてほしいことが何なのか知ることができるようになります。

介護職員のほうが聞きたくなってしまうような興味深い話をしてくれる人や知識の豊富な人には、さすがに『人生の先輩』と思わせられることも多いものです。

また、何を聞いてもわからない人や反応が少ない人から、少しの反応や返事があると嬉しさが倍増する喜びもあります。

キツイと言われているこの仕事にも、面白いことや興味深いことはたくさんあることを知ってください。

どんな仕事でも慣れるまでにはある程度の時間が必要ですが、技術や作業的なことになれたとしても、介護の仕事は利用者あってのものであり、利用者を理解する気持ちが大切です。

その人にとって居心地の良い場所にすることも大切な仕事、その人を少しずつ分かってきたころに退所してしまうことも少なくありませんが、職員にとって多くの利用者への対応は、さらに多くの知恵や知識につながっていくのではないでしょうか。

みんなが参加できるゲームや活動を考えたり、その反応を見ることも次のステップにつながります。

また利用者間ではどんな話で盛り上がっているのか、仲間に入れてもらうことも面白いものです。

介護職員というのは巷で言われているとおりの大変な仕事ではありますが、それ以上に得られるものを考えてみると、とても興味深い仕事なのではないかと思います。

向いていないと思っている人は絶対に就かない職業であり、この仕事がやめられないと思うほど面白く感じている人もいます。

中にはもう限界と感じ転職を考えている人もいるでしょう。

「誰かの役に立ちたい」と思って働き始めた人は多いはず、この仕事に入ったきっかけを思い出し、その時の自分と今の自分ではどれほど成長したかよく知ることができるでしょう。

どんな仕事でも、大変なことがない仕事はありません。

この仕事を始めてから、技術的なことや精神的なことなど、いろいろな場面でステップアップしていると感じているのではないでしょうか。

POINT

✔新人でもプロの自覚を持つこと

✔技術も大切だがコミュニケーションが大切

✔長く続ける秘訣は仕事の面白さを見つけること

e-ラーニングを採用しているところも

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介護に関する研修を行うためには様々な費用を必要とすることから効果的に研修を行っている施設は実は非常に少ないと言う実態があります。

世の中には様々な介護に関する研修を行う企業も増えていますが、そのほとんどが集合研修の形をとっていることが多いため、様々な費用がかかってしまうことから施設にとって大きな負担となってしまうのです。

これを回避する方法として近年ではe-ラーニングを利用しているところも増えています。

e-ラーニングを利用することで施設や企業にいながら研修を受けることができるほか、場合によっては自分が受講したい時間に受講することができると言うメリットもあるため、近年では積極的に利用しているところも増えているのです。

e-ラーニングはパソコンなどを利用して遠隔地から研修や講義を行い、必要な資料やテキストなども電子的に受講者の手元に送ることで効率的な研修を行うことができるようになっている仕組みのことです。

これを利用することでこれまでのように資料を配る必要がなく、また仕組みによっては自分が受講したい時間に受講できると言うメリットも生まれます

これは忙しい人にとっては非常に有効な方法となる上、講義の記録などを電子的に管理することにもつながり教育の成果を管理者が容易に確認することができることにもつながるのです。

従来の研修では受講する人を1つの場所に集めなければいけないとともに、講師にその場所に来てもらわなければならないと言う問題がありました。

そのため時間的な制約や旅費交通費といった費用面での負担も非常に大きくなることが予測され、研修を行うために多額の費用を支出が負担しなければいけないと言う問題があったのです。

介護の仕事においては多くの人が施設を離れると言う事は大きな問題を生み出すことにつながり、利用者に迷惑をかけると言う点もあることからなかなか実現できないと言う課題がありました。

e-ラーニングを利用することで仕事の合間に受講することも可能となり、旅費や宿泊費の経済的な負担も少なく抑えることができるようになっています。

これまでの研修は同じ時間に多くの人が集まって受講しなければならないと言う問題がありました。

e-ラーニングにおいても集中的に講義をする例もありますが、多くはあらかじめ収録された内容をパソコンなどを利用して個人的に受講することで自分の好きな時間に受講することができるようになると言うのがポイントとなっています。

自分の好きな時間に受講することからその効果が確認できないと言う懸念もありましたが、最近のシステムでは受講後に内容を確認するためのテストを行うなどの施策をとることでその理解度を確認する仕組みも整っていることから高い効果を得るための仕組みを整備しているものが増えているのが実態です。

e-ラーニングのメリットは自分で理解できない点に対して何度でも講義内容を復習することができる点にあります。

システムの構造によってはその履歴を管理することができるものも整っており、理解度を確認することができるため実際の業務を指示する上で有効な情報となっているのです。

これまでの研修においては講義を行う人が一方的に様々な説明を行う形が一般的でしたが、これでは個人の理解に大きな差が生まれやすいことがわかっています。

そのため同じ研修を受講してもそれぞれの能力に違いが生まれてしまい、実際の介護の現場において大きな問題となってしまうことも多かったのが実態です。

e-ラーニングでは実務で役に立つような実際の現場を踏まえたシミュレーションなども行うことができるようになっているため、受講者一人一人が自分で実際に業務を行っている立場で受講をすることができるようになっています。

介護の研修では様々な知識を習得することが中心となりますが、実際に相手に対して介護サービスを提供する際には知識を十分に生かした行動をとることが必要となります。

しかし知識だけで実際の作業を行った経験のない場合には適切な行動をとることができずにトラブルを招いてしまうことも多いのが実態です。

e-ラーニングを利用することで実体験を疑似的に行うことができ、実際のサービス提供で困らないような体験をすることができるのが特徴となっています。

介護サービスにおいて重要なポイントとしてサービスを受ける人とのコミュニケーションを大切にしなければならないと言う店があります。

しかし不慣れな人の場合にはそのポイントをどこにおけば良いのかといった不安が残ることが少なくありません。

e-ラーニングでは様々なタイプの講師が疑似的なサポートを行ってくれることから、コミュニケーションにおける自分の問題点を把握することができ、効果的な訓練を行うことができるようになるメリットがあります。

POINT

✔企業の費用面での負担が小さくなる

✔自分の好きな時間に受講できる

✔何度も復習でき疑似サービスも体験できる

まとめ

いかがだったでしょうか?今回は介護職の新卒者、新人の方向けの記事でした。

新人の方にももちろん講習はつきますし、e-ラーニングというものもあるので遠方からであったり、自分の好きなタイミングで受講できるなどのメリットもあります。

介護職は人手不足で、新人に対しての研修はあまりないのではないかという不安がある方もいらっしゃると思いますが、記事の通り制度は整っているので安心して取り組みましょう!

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