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更新日 2019.5.9

介護相談員とは?生活支援員との違いや持っておくべき資格

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皆さんは介護相談員というお仕事を知っていますか?

今回は一般的にあまり知られていない介護相談員とは何かについてまとめました。

介護で仕事を探している方はもしかしたら介護相談員というお仕事が合っているかもしれません。

詳しくはこちらからどうぞ!

介護相談員は、どんな仕事?

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介護相談員とは、市町村がその事業の実施にふさわしい人格と熱意をもっていると認めた人であり、一定の水準以上の養成研修を受けたと定められた人のことです。

養成研修というのは、介護保険制度の仕組みなど、高齢者福祉に関する事項はもちろん、高齢者の心身の特性やコミュニケーションの技法などを40時間におよぶ内容で学ぶ研修です。

また、すでに活動する介護相談員を対象としている現任研修では、最新の介護保険制度の情報、認知症の人への対応法などを学ぶことが出来ます。

相談活動の現場に即している技術の習得とスキルアップを目指すことが出来るということです。

相談を受けていなくても現場の問題や改善点などを発見したら、必要に応じて施設や事業者に伝えることも介護相談員の役目です。

たとえ相談を受けなくても、利用者との会話や行事などに参加をすることで、利用者のことを見守ることも仕事のひとつだといえます。

相談員の訪問により、虐待の早期発見や防止につながったり、施設と介護相談員が一緒になって取り組むことで、利用者との間のトラブルをゼロにすることが出来た施設もたくさんあるということです。

介護相談員の活動は、利用者の権利擁護や生活にも大きな影響を与えることが出来るということがわかります。

介護相談員は、研修を通じて認知症の人への基本的な知識と対応などを学んでいます。

利用者とは、世間話を楽しんだり、一緒に時間を過ごすことで信頼関係を築いていくことが出来ます。

認知症の人などは、本人になにか不安な気持ちがあると行動にあらわれることがありますし、適切なケアがなされているかなどを見なければいけません。

そんなときは、施設と問題の解消やケアの改善に向けて相談することが可能です。

介護相談員がやってはいけないことがいくつかあります。

たとえば、サービス提供をしている事業者の評価や車いすへ乗せたり、食事の介助といった介護のような行為です。

ほかにも、利用者同士のトラブルの仲裁をしたり、家族問題に関することへの介入はもちろん、遺言や財産処分に関する相談と物品の修理もやることは出来ません。

施設などで働く事業者にとって、利用者の日常の声を聞けるというのは提供するサービスの改善点を探ることが出来る、重要な手がかりになって、サービスの質を向上させることが出来ます。

介護相談員またはオンブズマンとの相談、苦情等対応の記録があるというのは、施設を利用する人にとって大きな影響があるのです。

その結果、利用者だけではなくサービス提供をしている事業者にもメリットを与えることが出来るといいます。

施設の窓口となって利用者が必要としていること、その家族の方の相談に対応するなどしています。

相談内容から必要な支援を考えて、制度や資源を駆使することで問題の解決に努めるのです。

様々な問題に対応しますが、先にも書いたように、利用者のお世話をするなどの行動をしてはいけないという決まりがあります。

有資格者も多いのでしょうが、そこは理解をして手を出してはいけないところは我慢するしかありません。

相談員と似た職種で生活支援員というものもあります。

こちらは、主に認知症の高齢者や障害者に対する日常生活の支援を行っています。

ですから、相談員とは多少仕事の内容が違うということを理解しておきましょう。

ある程度経験を積んでおり、そこから生活支援員の職種につく場合が多いようです。

職場によっては身体介助などがメインになることもあるということですが、実はそれ以外にもいろいろな業務を行っているということです。

名前は似ていますが、専門としている分野も業務内容もまったく違う職種だということがわかります。

ただ、どちらも福祉の仕事であるので、共通した点もあるということです。

たとえば、利用者がどのようなことに困っているのか、家族が悩んでいることなどに気がつき、少しでも気持ちが楽になることが出来るように相談に乗るために存在している職種です。

相談をされなくても気がつくように、常に意識しておくことで、スムーズに問題を解決することが出来ます

難しい問題なども、きちんと専門的な知識がある人が相談に乗ってくれたということで、安心して任せることが出来るという人もたくさんいます。

悩みや相談をしっかりと解決出来るよう、新しい知識を取り入れることを怠ってはいけません。

POINT

介護相談員は

✔相談されなくても気づけるように意識しておく

✔介護サービスはしてはいけない

✔生活支援員と似ているが、対象となる利用者が違う

生活相談員との違いとは?

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超高齢社会に突入した日本では介護が必要な高齢者の数は年々増加しており、その人々を支える社会的な仕組みとして平成12年に介護保険法が施行されました。

在宅サービスや入所施設など、利用する高齢者の心身の状況や目的によって利用するサービスの種類は非常に沢山あり、それぞれのサービス事業所には介護職員をはじめ様々な役割を持った職種の人々が働いているのです。

介護が必要になった高齢者やその家族にとっては、今後の生活に多くの不安を抱えています。

様々なサービスの事業所に設置されている生活相談員は、利用を検討している高齢者や家族と面談を行い、悩みや希望などをしっかりとヒヤリングして事業所のサービスを説明して利用の検討を具体的に行う為の様々なアドバイスを行う役割があります。

生活相談員にはソーシャルワーカーとしての役割があり、援助技術の高いスキルが求められるのです。

生活相談員には介護の専門知識は勿論のこと幅広い知識と技術が求められます

介護保険制度に基づくサービスの利用方法や一人ひとりの高齢者の心身や家族状況など、様々な要因を踏まえてどの様なサービスが必要かを見極める広い視野、高齢者や家族、サービス事業所内の各セクションなどと連携して情報を共有したり、横の連携をスムーズに行う為の連絡調整など高齢者の支援が円滑に行われるような潤滑油としての大きな役割が求められるのです。

日常生活に支援が必要になった高齢者はさまざまな問題を抱えているケースがほとんどです。

日常生活に支援が必要であったとしても、家族関係や病気、周辺環境などによってはスムーズに支援を受けられない要因が複雑に絡み合っているケースもあります。

そのような状況の中で高齢者支援がスムーズに行われるように、各専門セクションの担当者や当事者、家族などの考えや求めている事などを公平な立場から集約して、支援におけるさまざまな障害や問題を解決していく道筋を作っていくのです。

どの様な形態の介護サービス事業所であってもファーストアプローチを行ったり、何かあればまず相談に行く先は生活相談員になります。

支援が必要な高齢者の直接ケアを行ったり支援に必要な介護計画書を直接作成したりする事はありませんが、どのような事業所にも欠かせない重要な役割を担っています。

生活相談員になる為にはソーシャルワーカーとしての専門技術が必要であり、求められる資格としては社会福祉主事の任用資格や、ソーシャルワークを目指す人が必ず必要とする国家資格の社会福祉士が挙げられます。

社会福祉主事であれば福祉を専門的に学べる学校や大学などで必要な科目を履修する事で自動的に取得できます。

国家資格である社会福祉士は福祉の専門大学などで求められる必要な科目を全て履修する事で受験資格を取得し、非常に数多くの科目数から出題される試験を合格する必要があるのです。

求人募集の際にはこれらの資格があるかないかで採用にも給料体系にも大きな違いがあります。

介護相談員は日常生活に支援が必要な高齢者、即ちサービス利用者と一番間近で関わりながらケアを行っているセクションで働いている立場であり、日々のケアの中で確認された様々な様子や変化、身体状況の変化などケアスタッフから報告されるそれらの情報を集約して、必要な情報を各関係セクションに報告する役割があります。

介護のプロとしての立場から日々の支援の中で生じている問題や変化などをケアしながら専門的な立場で発信していきます。

ケアに関する提案や日常の様子などの専門的な内容であれば、家族や医療機関、他のセクションに直接説明を行ったり、ケア職員が担う役割の中でサービス会議などで意見を述べる場合もあります。

生活相談員は利用者や家族、各セクションやさまざまな社会資源など利用者を取り巻く全ての因子が円滑に働くような調整を行う事が役割であり、介護相談員はあくまでも利用者と最も関わってその様子全てを把握しているケアのプロとして提供すべき様々な情報を集約して発信したり、支援の方向性をケアスタッフにフィードバックする役割があるのです。

日常生活にさまざまな支援が必要な高齢者の支援は、精神的にも肉体的にも負担が置く決して簡単なことではありません。

よりよい支援を行うために様々なセクションの意見を取り入れて作られる介護計画書は、支援の目的や具体的なサービスについても検討されます。

家族の思いと利用者の状況が乖離している場合もあります。

だからこそ、利用者や家族の気持ちを受け止める機会の多い生活相談員は、実際に介護スタッフとして働いてきた経験があれば利用者側の思いもケアスタッフ側の思いも理解することが可能であり、俯瞰した立場でより良い調整が行える様になるのです。

POINT

生活相談員は

✔ソーシャルワーカーとしての役割があり、援助技術の高いスキルが求められる

✔家族の相談や社内間の連携をスムーズにする潤滑油の役割

✔介護相談員よりも関わる人の幅が広い

介護の資格があれば、すぐに相談員のお仕事に就けるの?

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相談員といわれてもどんな仕事をしている人なのかをご存知でない方もいるでしょう。

介護業界でいう相談員とは、施設などの職場の種類によって呼び方は異なりますが、生活相談員や支援相談員のほか、医療相談員やソーシャルワーカーと言われています。

高齢者向けの老人ホームや病院、地域包括センターなどにおいて、利用者や患者の生活の相談や入居および入院などの相談を行なうのが仕事です。

介護の仕事というと、ほとんどが食事や排せつの介助など直接的な身の回りのケアをイメージしますが、これらは介護業務に必要な資格を取得した介護職やヘルパーが行なっています。

生活相談員は、身体介護などの介護業務は行なわず、老人ホームへの入居希望者や入居中の利用者とその家族の相談にのることがメインで、専門的な相談に対応し適切な対処に繋げるプロといわれる仕事です。

入居に際しては契約が必要なため、介護の知識に限らず一般的な契約法や介護保険法など、法的な知識も必要になります。

介護老人保健施設は、原則病院を退院してから自宅に戻るまでの一時的な期間を過ごすための施設で、利用者の入所後すぐに在宅復帰に向けた支援を行なっている施設です。

施設内には、ヘルパーはもちろんケアマネージャーや医師をはじめ、看護師やリハビリに携わる職員などさまざまな職種の人が働いているため、多くの人と連携して在宅復帰を目指し、在宅復帰が困難な利用者には、適切な施設を紹介するなどと相談のほか、仲介的な仕事も行ないます、

メディカルソーシャルワーカーとも呼ばれていて、不意な事故でのケガや急な病気で入院された方の不安や困っていることの相談にのり、それぞれが必要とする支援を行なうのが仕事です。

支援には、最も不安となる経済面から心理面の問題などと多岐にわたり、退院後の生活に向けた在宅復帰やリハビリ病院への転院、老人ホームなどへの転居などの相談を家族と一緒に行ない、より良い生活が送れるような提案も行ないます。

精神科医療では、医療ソーシャルワーカーと同様な支援を行なっている、精神科ソーシャルワーカーがその人が必要とするさまざまな支援に対応しています。

医療機関においては、看護師や医療相談室の一員として相談に対応しているところもあるようです。

誰でもすぐに、ソーシャルワーカーと呼ばれている相談員になれる訳ではないことを知っておきましょう。

さまざまな施設や医療機関で活躍しているソーシャルワーカーになるには、社会福祉士・社会福祉主事任用資格・精神保健福祉士のいずれかの資格が必要です。

社会福祉士は、社会福祉専門職のことをいい介護福祉士とともに日本で初めて誕生した国家資格であり、社会福祉士及び介護福祉士法に基づいて、福祉サービスを必要とする高齢者や障害者を対象に支援を行ないます。

この国家試験を受験するには、福祉系の4年制大学もりくは4年制専門学校で、社会福祉士を養成するための課程を学び、指定科目を修了すれば卒業と同時に受験資格を取得するのが最も一般的な方法です。

社会福祉主事任用資格は、4年制の大学で所定の科目3科目以上修了することや各都道府県が実施している研修や講習などを受講することで受験資格が取得できます。

いずれも受験資格を取得したとはいえ、国家試験に合格しなくてはなりません

ソーシャルワーカーは、社会福祉施設や医療機関などが就職先となっていて、その職場によってさまざまな呼び名となっているのも特徴です。

社会福祉士の国家資格を取得しているだけで、すぐに相談員として働けるのではなく、公立の福祉事務所や公立の福祉施設に就職するには、公務員試験にも合格する必要があります。

また、民間企業、個人や法人運営などの私立の施設や事業所に就職するためには、それぞれの施設や事業所の求人に応募し、採用試験を受けて合格することで、相談員として仕事に就くことが可能です。

POINT

ソーシャルワーカーになるには

✔社会福祉士・社会福祉主事任用資格・精神保健福祉士のいずれかを取得する必要がある

✔支援相談員・精神科ソーシャルワーカー・生活相談員など様々な種類がある

介護相談員の上手な転職のコツ

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高齢化社会を迎えた日本では、介護を必要とする人が増え続けているのが現状ですが、まだそれらの需要を満たすだけの体制が整えられていないということもあります。

当然のことですが、こうした業界では実際に介護をする人も必要ですが、介護に関するあらゆる相談を受ける人の存在もなくてはなりません

その相談役が介護相談員です。

この職業の方は、施設などの利用者からの要望や苦情、それから不満などを聞き、利用者への助言を始め、事業者側と意見交換をして問題解決にあたります。

今の時代は昔からの終身雇用というスタイルも崩れ、転職時代に突入しています。

転職する理由というものは人それぞれ異なりますが、ポジティブな考え方として自己のスキルアップという大きな目標を抱いている方も少なくないでしょう。

自分が思うような理想の介護相談員になるために職場を移るという考え方はけっして間違いではありません。

しかし、そういった大きな目標があるにもかかわらず、肝心の転職のコツというものが分からないという人もいます。

上手な転職は、コツさえ分かればけっして夢ではありません。

今、仕事を探すための情報というものが世の中に溢れています。

そうした情報が多くあるからこそ、ますます転職を難しく考えてしまうこともあるようです。

自分なりに情報を選択して活かすことができれば何の問題もないのですが、たとえばこういった活動が初めてだという人はやはり戸惑ってしまうでしょう。

情報化社会も時として決断を鈍らせてしまうこともあるわけです。

そうしたときに役立つのがインターネットの活用で、しかも単純にネットを利用することではなく、的を絞った活用が必要になります。

ネット上には転職サイトなるものがあり、これは何も介護職だけを扱っているわけではなく、あらゆる職業に特化した専門サイトも今はたくさんあります。

介護職は特に現代には必要不可欠な仕事ですから、こういった専門の転職サイトも充実しているわけです。

介護職専門の転職サイトは、介護士を始め、ケアマネージャー、精神保健福祉士、社会福祉士などの職業を扱っています。

もちろん、その中には相談員に関する求人情報も含まれているわけです。

ただ、ここで気を付けなければならないことは、求人サイトと転職サイトの違いで、両者は大きく異なります。

これだけ世の中に仕事や職場を変えることを希望する人が増えているのですから、ネット上ではかなりの求人情報が出ています。

そうした求人情報では目ぼしい求人を多く掲載し、基本的には自分でその中から選んで活動をするというスタイルがほとんどです。

しかし、転職サイトは登録をすると担当のアドバイザーが付いて、活動全般をサポートしてくれるサービスになります。

もちろん、求人の探索から始まり、履歴書の添削や面接同行、退職するにあたり適切なアドバイスなども受けられます。

介護相談員の上手な転職のコツは、こうした転職サイトを使った方が有利です。

ちなみにこうした転職サイトは無料で利用できるようになっています。

理想の転職を果たすために転職サイトを利用するメリットは、何も専門のアドバイザーが付くという点だけではありません。

非公開の求人も紹介してもらえるという大きな利点があります。

それはハローワークや求人サイトなどにはけっして掲載されることがない求人情報です。

この非公開求人というものは、企業側が希望する条件を満たした人に的を絞って採用選考を実施するということになります。

アドバイザーがその企業の要望に合った求人を厳選してくれるわけです。

こうした非公開求人には高収入や好待遇などの条件が揃っている傾向にあります。

転職の理由の一つに自己のステップアップというものもあるでしょう。

たとえば、収入のアップなどがそれになります。

アメリカなどの企業では、転職の際にこうした給料の話をダイレクトに訴えるスタイルが一般的かもしれませんが、ここ日本ではまだそういうスタイルは確立されていないのが現状です。

ですからほとんどの人は遠慮して給料アップの交渉などできない傾向にあります。

しかし、転職サイトのアドバイザーなら、こうした条件交渉も代行してもらえます。

転職活動をするときにこうした転職サイトを利用すれば、本当にさまざまなサポートを受けることができます。

そのメリットはいろいろ挙げることができますが、最大のメリットは転職活動の手間と時間が減るということになるわけです。

転職活動には何かと手間と時間がかかるものですから、その手間と時間を大幅にカットできれば、理想的な転職活動ができるでしょう。

POINT

転職サイトに登録すると

✔専門のスタッフがついてくれるようになる

✔非公開の求人を紹介してくれる

✔代行で給料の交渉をしてもらえる

まとめ

いかがだったでしょうか?今回は介護相談員についてでした。

介護に携わっている人でも意外と知らないことがあったのではないでしょうか?

介護相談員は主に利用者の悩みや家族の悩みを聞くのがその役割ですが、似たような役割に生活支援員というものや、ソーシャルワーカーというものもあるので自分に合っているのを探してみてください!

また、最後に転職を考えている方は前の章でまとめたように転職サイトに登録をしていくと様々なメリットがあるので積極的に活用しましょう!