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更新日 2019.8.13

介護離職の現状と再就職の対策について解説しました!

今回は介護離職をお考えの方に向けての記事となります。

離職をすることで介護に専念できるメリットはありますが、そこにはデメリットもあります。

デメリットとはどのようなものか?また、最近では国・企業が介護を支援しているケースも多いので介護離職をお考えの方はぜひ本記事をご覧ください!

介護と仕事の両立は難しい?介護者の多くが悩む体力と時間

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自分の両親、もしくは配偶者の両親の介護をしなければならない状況は誰しも経験する可能性の高いことです。

両親が自ら率先して手段を講じていればいいですが、基本的には子供たちが介護をすることになります。

何も仕事をしていない人が介護に回ることができればそれに越したことはありませんが、ほとんどのケースでは仕事や家事を抱え、同居をしない限りは介護ができない状況になります。

結果的に離職という選択肢をとらざるを得ず、段々と孤立していくことになるため、仕事とどのように両立させるかは難しい課題です。

介護に励むケースの中で同居で行うのか、それとも別居の状態で行うのかでも大きく異なります。

要介護認定をもらった段階で同居に切り替える人、最初から同居している人、別居はしているけど近い距離の人など様々です。

この場合はどのような状況なのかが大きな鍵を握ります。

例えば要支援レベルであれば、まだ自立した生活を高齢者も送ることができるため、急いで同居をする必要はありません。

しかし、要介護4以上になってしまうと家族の支えが必要になります。

そうなると同居をせざるを得ず、片時も目が離せない状態です。

離職して自分だけが介護に取り組み、両親もしくはいずれかの親と常に向き合っているような状態は行き詰まりを見せやすくなります。

これまで育ててきてもらった恩は大事にしながらも、どんどん世間から取り残されていく様子がわかり、焦りが生じます。

認知症になってしまうと、これまで凛としていた母親や泰然自若としていた父親の哀れな姿を見て絶望感を感じてしまう人も出てきます。

そうなると一気に追い込まれてしまい、よからぬことを考えてしまいます。

仕事と両立させる人はこうしたことになりやすいので注意が必要です。

仕事との両立に関しては、近年離職率を上げないようにしようと各企業で介護に関する休暇制度を整備しています。

これを利用することで一定期間の休業が可能になるとともに、有給休暇のような扱いになったり、いわゆる時短出勤もできます。

これにより、仕事との両立はこの部分では問題がなくなりつつあります。

反対に厳しいのが体力面に関する問題です。

程度がまだ浅いものならば寝る余裕などがありますが、要介護レベルが重いものになるとうっかり寝てしまうことも憚られる状況になります。

そうしていくうちに体力面で限界を迎えやすいです。

要介護認定を受けた人は保険制度を利用して介護保険サービスを利用することができます。

訪問看護や訪問入浴のサービスやデイケアの利用など保険を利用することで多少の自己負担をするだけで賄うことが可能です。

これらの利用の際にはケアマネージャーがつき、その人にプランを立ててもらうことになります。

この際に保険制度の積極的な活用を求めていきたいとお願いすればそのように計画を立ててくれます。

自分だけでやろうとすると限界がありますが、できる人に振っていくことで負担を減らせます。

ケアマネージャーは多くの案件を抱えており、1人1人を細かく見ることができないのは事実です。

そのため、多少の不満をケアマネージャーに感じるケースも珍しくありませんが、一方で何かしらの要望があればそれを聞き入れてプランを変えていくのもまたケアマネージャーです。

そして相談相手として頼りになるのもまたケアマネージャーであることから、全幅の信頼を置く必要があります。

わからないことがあればすぐに聞き、仕事との両立で悩んでいたとしても、同じようなケースを多く知っている分、それなりのアドバイスをしてくれることは間違いありません。

なぜ体力面の不安が生じるかといえば、介護が激務だからです。

精神的なものや肉体的なものの影響が大きく、その状態で仕事をすれば当然ながら体力的に厳しくなり、負のスパイラルに入っていきます。

しかし、保険制度を利用する、もしくはプランの見直しを行うことで体力面の負担を軽減させることは十分に可能です。

あとは職場での理解を深めていけば体力面のことを考慮しながら仕事もある程度続けていくことはあできます。

負担を減らすといっても、何に体力を使うのか、そのあたりの検証はしておいて損はありません。

力があまりないのにベッドから体を起こさせたり、介助をしたりすることで体力が消費されていくのであれば、別の策を講じていくことができます。

自分の両親のこと、もしくは配偶者の両親のことであればすべてを丸投げすることもあまりいいことではありません。

もちろんそれでうまくいっていればいいですが、老人ホームには誰からも見舞いに来ない人がたくさんいます。

両立が何とかできそうなレベルにまで負担を軽減させる努力で十分です。

POINT

✔仕事と介護の両立は厳しい

✔保険制度を使い積極的に介護サービスを利用する

✔ケアマネージャーに全幅の信頼を置く

仕事を辞めたら解決した?介護離職した人がぶつかる本当の負担

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親や配偶者、あるいは子供の介護のために仕事を辞めると言う人は年々増え続けていますが、仕事を辞めたからといって問題が解決するとは限らないものです。

特に経済的な問題は仕事を辞めてしまうと大きな問題として降りかかるため、その店について十分に考慮しなければなりません。

年金や失業保険等で生計を立てていけるほど十分な収入を得ることは非常に難しく、経済的な問題を背負い込んでしまうことになります。

介護のための離職を考える前に、仕事と介護を両立させるための方法を検討することが必要です。

介護離職をして集中をすることで精神的な負担が軽くなると考えている人は少なくありませんが、実際には精神的な負担は非常に重くなることが予想されます。

その大きな要因が介護の負担の特性です。

24時間365日介護のために神経を使わなければならなくなってしまう事は、精神的に負担となるばかりでなく、肉体的にも疲労蓄積してしまうことになりかねません。

離職をして常にそばにいてくれると言う安心感からほとんどの場合には相手がわがままになってしまい、大きな負担を強いられることにつながってしまうことになります。

夜間でも様々なサポートをしなければならなくなってしまうことが多く、十分な睡眠が取れない状態に陥ってしまうことが少なくありません。

そのため精神的な負荷が増大しトラブルを招くことが増えています

これらの事は実際に離職をしてみないとわからないことも多いのですが、事前にある程度調べておくことで円滑に進めることができる場合も少なくありません。

仕事をしている間は誰かに介護を任せることができると言う安心感から精神的に解放された状態となりストレスを発散することができる状態となりますが、離職をしてしまうとその時間を取ることができないほか、周囲からも十分な時間があると見られて様々な問題を引き起こす結果となることが少なくありません。

その結果仕事を辞める前に比べて様々な手続きや事務処理に取られる時間が増大し、自分の時間がさらになくなってしまう例が多いのです。

離職をすることで収入がなくなったり、激減することになるため生活そのものに対する不安が非常に大きくなることが予想されます。

この場合には生活環境が大きく変化することから、精神的なバランスを崩してしまうことも多く様々なトラブルを生んでしまうきっかけになることが多いのです。

最終的には小さなトラブルを頻発してしまうことになるほか、周囲とのコミュニケーションを円滑にとることができなくなってしまうことも少なくありません。

介護離職をする際には様々な問題を解決できる方法を事前に準備することが重要となります。

自らの精神的な負担を軽減するための方法や、経済的な問題を解決するための方法を十分に考慮し、安定した生活を送ることができる方法を準備することが必要です。

この計画を十分に立てずに仕事を辞めてしまうと、精神的な面で追い詰められてしまうことになるばかりでなく、経済的なトラブルを招いてしまう危険も多くなってしまうことが多いのです。

介護離職をしてしまうとこれまでのように安定した収入を得ることが非常に難しくなります。

その上会社勤めの場合とは違い様々な税金やその他の費用などを自らしっかりと負担することが必要で、その手続きについても自ら行わなければならないことになるため介護以外の負担が非常に大きくなることが予測されるのです。

これらのことについて寺田に充分に検討をしておくことが重要となります。

その上で安定した収入を得るための方法を考慮しておくことが必要です。

介護のために仕事を辞めた場合であっても、24時間365日そのために時間を費やす事は現実的に不可能であり、またそのための費用を必要とすることも認識しておくことが必要となります。

そのため自らが介護に専念する場合であっても、第三者に協力を仰がなければいけない事態となることが多く、そのための費用を捻出しなければならないことになります。

これらの費用についても十分に計画しておくことが必要です。

仕事を辞めた場合でも保険制度など様々な制度を適用して円滑に行う必要が生じることが予測されるため、これらにかかる費用も充分に捻出することができる必要があります。

離職をした場合には自分自身でこれらの手続きを行わなければならないほか、ケアマネージャー等のサポートについても自ら行わなければならなくなってしまうことが多いため、精神的にも肉体的にも大きな負担となることが少なくありません。

移植をする際にはこれらの内容についても事前に十分に把握をしておくことが必要です。

POINT

✔仕事と介護を両立させる方法を考える

✔介護離職をしても精神的、身体的負担になる

✔介護離職をする場合は事前に様々な問題に対処できるように準備をしておく

介護離職する前にできることは?介護の基礎知識

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たとえば親の介護のために子供が離職をして、親のための介護に専念するという考え方がありました。

しかしながらこのケースの場合最後のまとまった収入を得ていく世代である50歳前後の人が、働き盛りに仕事を辞めてしまうことになります。

親も年金収入が主であるわけで、一家の大黒柱のその子供の収入が途絶えてしまうと、親に財産があるにせよかなり厳しい生活を送らざるを得ません

そのとき収入が多く厚生年金などに加入をしてれば、相応に多額になったであろう厚生年金を受給出来たはずでした。

しかしながら親の介護のために離職をしたがために、結果として国民年金しか加入が出来なかったりします。

その分だけ収入額は減りますので、親を見送った後の子供が困窮してしまうのです。

これが一番です。

しかしながら職場によってはまだまだ介護による休暇などは、得られにくい面はあります。

介護で休暇を取得するための法律も整備されてはいますが、まとまった日数しか取得し辛かったりあるいは半日の休暇などで使用しづらいものでした。

こうした問題から時間での取得を認めるように舵を切っています。

時間単位での休暇が出来れば休暇取得時間及び日数は減ります。

その結果仕事を辞めなくても有給休暇なども組み合わせて、親などの介護問題を乗り切れることにもなります。

子供の取得出来る休暇は限りがありますが、それでも今までのように半日しか休暇を取得出来ないような制度では使いづらかったわけです。

介護などで賃金が伸びていく50歳前後で仕事を辞めてしまうと、その分だけ収入も減りますし、将来受け取る子供世代の年金額も減ってしまいます。

子供が受給出来る年齢になったときには、本来であればもっと受給出来たであろう老齢年金額が少なくなってしまうわけです。

子供の生活が成り立たなくなってしまう危険性が高まります。

親が80歳前後になりいよいよ介護を本格的に考えないといけないときに、子供が50歳前後になっていることが多いために、子供に親の介護をどうするのかという問題が起こります。

早期に親の介護について話し合っておくなどして、その対応を早めに考えることも大事です。

この場合は特別養護老人ホームや介護保険老人保健施設などの利用を考えることも重要です。

それだけ高齢者側が必要とすることが多いので、家族だけでの対応は限界があります。

また認知症などの症状が現れたときなども、その対応力が決め手になります。

利用可能な制度は思ったよりも多いですので、こうした知識を家族が知っておくことでも最初に行うべき事が分かります。

役所の窓口特に最寄りで一番近いところを知っておくことも大切です。

わざわざ市区役所本庁舎に行かなくても、住所地の近隣に窓口があったりするものです。

そこで事足りる可能性もあります。

市町村役場では認定申請から話が始まります。

また自宅での状況を知るために市町村役場から委託を受けた在宅介護支援センターからケアマネが来ることもあるでしょう。

そのときに出来ることと日常生活のこと、主治医への通院の頻度ややりとりなどを伝えます。

事前にまとめておくことと家族も把握をしておくことで、慌てずに済むものです。

国におけるこの制度への財政が年々厳しくなる中で、出来る範囲が狭まっているものがあります。

そのため制度の変更も頻繁で前の年度には出来たことが、最新の年度では対応出来ないということも増えている状況です。

詳しくはケアマネジャーから説明がなされますが、制度で利用出来ることが変わる点は知っておく必要があります。

在宅でのフォローも限界があり得るということを知っておくだけでも、後々の行動が変わってくることがあります。

施設系サービスや認知症のためにグループホームの利用で大切な親を預けることに違和感を感じる人もいます。

しかしながら、家族を預けて適切な対応をしてもらうことで、子供世代の生活を守ることにも繋がります。

その認識を持って行動出来るかどうかが、親世代と子供世代とが共倒れになるかどうかの分かれ目になり得ます。

利用出来る制度をいかに利用していくかによって変わりますので、その知識を知っておくことが、親世代と子供世代とが共倒れにならない選択に繋がります。

POINT

✔介護離職の場合は親世代だけでなく子供世代のことも考える

✔利用できる制度がどんなものかを知っておくこと

介護離職を防ぐ国の対策と今後

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介護離職は本人にとって経済的な柱を失う大きな問題となるばかりでなく、その人を雇用している企業にとっても重大な損失となることが少なくありません。

介護離職をする年齢層は企業にとって重要な役割を担う中堅社員であることが多く、その活動において重要な支柱を失うことになるためです。

そのため国としても介護離職を少なくするために様々な法律制度を整備しその支援に当たっている現状があります。

その中でも特に育児介護休業法は介護離職をすることなく企業に在籍しながら効率的に介護を行うことができる制度であり、これを効果的に利用することが推進されているのです。

この法律では育児休暇や介護休暇を取得することが推進され、これに対する休職中の報酬についても様々なサポートを受けることが出来ます。

一般的に休職中の給与は企業から支払われることが多いのですが、これに加えて国からも一定の期間手当てを支給する制度が確立されており、休職中の収入を安定させ介護に専念できる制度を整えています。

この制度の内容を知り効果的に利用することで介護離職を防ぎ経済状態を維持しながら介護に専念することができるようになるのです。

一般的に休職をする事は企業に対して迷惑をかけてしまうと言う意識を持っている人が多いため、長期にわたる場合には離職をする人も少なくありませんでした。

しかし離職をした場合には収入がなくなってしまうために経済状態が悪化し、生活を脅かしてしまうことになる傾向がありました。

そのため安心して介護に専念できる環境を作り出すことが最も重要な課題であると考え、これを実現するために休職を支援する制度が確立されています。

制度として確立することで本人が離職をすることなく面倒を見ることに専念できる環境を作り出すことが可能となり、さらに企業にとっても貴重な人材を失うことのない環境を生み出すことができるようになっているのです。

休職をする場合には雇用主としては仕事をしていないために給与を支払う事はできないと考える場合が少なくありませんが、この支払いを法律で定めることで本人にとって安心して休職をすることができるようになります。

法律で定められた権利として扱うことで経済的な安心感を得ることができるとともに、結果として企業にとっても貴重な人材を失うことがないようにすることができる制度となっているのです。

本人と企業とのあいだで給与の支払いを始めとする様々な紛争が生じた場合には、その解決のために国が費用負担し弁護士を雇ったり、円満に解決するための制度を導入することで解決の支援を行うことが定められます。

一般的に休職をすると企業の損害は非常に大きなものとなる傾向がありますが、その可能性を十分に意識し双方がしっかりとした準備を行うことである程度解決できる問題でもあるため、紛争を抑制するためには国が紛争解決における支援を行うことが定められているのです。

介護のために休職をする人は本来は仕事を休みたくないと言う思いが強い人も少なくありません。

しかしこのような人の場合には会社側の対応によっては離職を促してしまう結果となることもあり、十分な注意と慎重な対応が必要となるものです。

休職は法律で認められた制度であり、これに対して一定の給与を支給したりその支援を行う事は雇用主としての義務であることが法律で定められています。

その内容についてしっかりと指導を徹底するとともに厳格な管理を行うことが国の施策として決定されており、推進されることが定められているのです。

企業は介護を行う人に対して離職ではなく休職を進めることが望ましいと法律で定められています。

またこのような理由で休職をした場合には本人に対して国から手当てが支給されるなどの対策も定められているため、企業においても利用を促進することが決められているのです。

また希望者が発生した場合には企業として国に届け出を行うことも定められており、これにより企業においても国から支援を受けることができる場合もあります。

一般的に休職をする場合には給与支給するかどうかは企業側の判断となりますが、今回の法律の条件を満たす場合には企業は求職者に対して一定の給与を支給しなければならないことが定められています。

さらに国からの給付金も受け取ることができることが定められており、企業にはその制度を効果的に利用し生活基盤を安定することができるようにサポートを行わなければいけない義務が生じるのです。

これらの制度を企業側がよく理解し、離職を考えている人に対してこれを思いとどまらせ休職制度の効果的な利用と給付金の取得の促進を行うことが法律で規定されているため、その責任を果たさなければいけないことが定められています。

POINT

✔国が休職を支援する制度を確立している

✔企業側からも離職ではなく休職を支援した方がいい

✔さまざまなサポートをする義務が企業側にはある

まとめ

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いかがだったでしょうか?今回は介護離職を考えている方へ向けての記事となりました。

離職をすることで介護に専念できると考えられている方は多いかもしれませんね。

しかし介護離職にも精神的、肉体的負担はありますので、事前に考えられることは準備しておきましょう。

また、最近は保険制度で受けられるサービスがあったり、企業・国が休職を支援していることもあるので本当に介護離職で間違いないのか一度よく考えてみてください!