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更新日 2020.8.19

介護職員初任者研修とホームヘルパー2級の違いと履歴書の書き方を解説!

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介護職員初任者研修の正式な名称と履歴書への書き方

初任者研修の正式名称は、「介護職員初任者研修」です。

この資格は2013年に、後述するホームヘルパー2級から引き継がれる形で創設されました。

同資格は受験資格として必要なものが存在しないため、どんな人でも受けられます。

そして、この資格をとることによって「身体介護」ができるようになるのです。

身体介護とは、食事介助や入浴介助など施設利用者の日常生活を支援するサービスのことを言い、利用者の身体に直接触れる身体介護は、法律上、介護資格を有している人以外はしてはいけません。

介護職員初任者研修、研修修了後はこれまで存在していた、ホームヘルパー2級と同じ範囲の業務ができます。

ホームヘルパー2級とは異なり現場実習をしなくとも取得できますし、就職にも有利になるので、最近では介護の需要の高まりとともに取得する人が増えているのです。

就職活動において履歴書に資格名を記載する際は、「介護職員初任者研修課程修了」と書き込みましょう。

書き間違えの無いよう、注意してください。

POINT

✔︎初任者研修の正式名称は「介護職員初任者研修」

✔︎介護職員初任者研修を取得することで身体介護ができるようになる

✔︎履歴書には、「介護職員初任者研修課程修了」と書き込む

ホームヘルパー2級と介護職員初任者研修の違いは?

ホームヘルパー2級と介護職員初任者研修の違いには、どんなものがあるのでしょうか。

業務内容や資格取得までの過程はほぼ同じですが、細部を見てみると違っている箇所があります。

ここではホームヘルパー2級と、介護職員初任者研修の違いについて説明しましょう。

ホームヘルパー2級の資格は2013年で廃止

上でも少し触れたとおりホームヘルパー2級の資格は2013年で廃止され、同年、代わりに介護職員初任者研修が設けられました。

理由は初級クラスの介護資格は種類が多く、それにより上級資格である介護福祉士になるための道順がわかりにくく、混乱を招いていたからです。

ホームヘルパー2級が廃止された当時は、同資格の他にもホームヘルパー1級や介護職員基礎研修など、介護に関係する様々な資格が存在していました。

これらの資格の中には、介護福祉士を受験する際の必須資格もあったのです。

そのため、必須資格を持っていない人は受験資格を取得するために、同一のことを勉強しなおさなければなりませんでした。

そういった混乱の影響から、ホームヘルパー2級は2013年に廃止されることになったのです。

現在では、介護職員初任者研修と介護福祉士実務者研修さえ取得していれば介護福祉士を受験できるようになり、わかりやすいシステムになりました。

ホームヘルパー2級の資格は初任者研修へと引き継がれた

上述したとおり、介護職員初任者研修はホームヘルパー2級に代わる資格として2013年設けられた資格です。

一見してほぼ同じ見える両者ですが、細かい部分を確認してみると科目や実習時間など複数の箇所で違いがあることがわかります。

ここからは、ホームヘルパー2級と介護職員初任者研修の違いについて解説しますので参考にしてください。

科目の追加

介護職員初任者研修では、「認知症の理解」という科目が追加されました。

これは、高齢者人口の増加と、それに伴って進む高齢化社会に対応するためです。

実際に、介護の現場おいて高齢者と接する機会が増加しており、一人でも多くの認知症の利用者に対応できる環境作りが叫ばれています。

実習時間

ホームヘルパー2級には30時間の実習時間が義務付けられていました。

しかし、介護職員初任者研修では、免除になっています。

受講時間

受講時間はどちらも130時間です。

ただし上述したとおり、介護職員初任者研修では実習が免除になっている関係で、スクーリングにおける介護演習(スクールにて受講生同士で介護の練習をするもの)の時間が、42時間から90時間へと増えました。

終了試験の有無

ホームヘルパー2級は終了試験がなく全課程を終えれば資格がもらえましたが、介護職員初任者研修では終了試験に合格しないと資格がもらえません。

なお、すでにホームヘルパー2級を保有している人は、介護職員初任者研修を取り直さなくても今までどおりの業務ができますので安心してください。

ホームヘルパー2級の履歴書への書き方

ホームヘルパー2級は正式名称ではないため、そのままでは履歴書に書き込めません。

正式名称は、「訪問介護員2級養成研修過程」です。

履歴書に記載する際は、上記のように書いてください。

POINT

✔︎ホームヘルパー2級は2013年で廃止され代わりに初任者研修になった

✔︎ホームヘルパー2級と初任者研修は同等の資格だが異なる箇所もある

✔︎ホームヘルパー2級の正式名称は訪問介護員2級養成研修過程である

介護職の履歴書作成の基本

履歴書は企業の採用担当者に届ける自分の身代わりですから、正確に記入して好印象を与えたいものです。

ここからは、介護職の履歴書の作成方法の基本を解説していきます。

学歴

学歴を記入する際は、高等学校以降の入学と卒業を記入して下さい。

学校名を記入する時は、「〇〇高校」といった表記ではなく正式名称を記入しましょう。

下に一例を示します。

例1:〇〇県立〇〇高等学校

例2:○○専門学校○○専門学部○○科

新卒者の場合は「卒業見込み」と学校名の後ろに記入してください。

職歴

次に職歴の書き方を説明します。

職歴については、入職と退職を時系列に沿って順に記入していきましょう。

介護職以外の職歴も正確に書いていきますが、アルバイト歴まで記入する必要はありません。

職歴の記載が終了したら、同欄の最終行に「現在に至る」と記入し、その一行下に「以上」と記入しましょう。

免許・資格

免許と資格を記入する際は、取得日が早いものから順に正式名称で記入していってください。

もしも、多くの資格を取得していて書ききれない場合は、介護系の資格を優先するなど求人のジャンルに応じて書き分けるのが一般的です。

なお、ホームヘルパー2級や介護職員初任者研修は介護業界に就職する際、非常に有利になる資格なので必ず記入しましょう。

志望動機

最後に志望動機の書き方について説明します。

採用担当者が履歴書の志望動機欄をチェックする際に一番気をつけて見ているのは、「なぜ我が社を選んだのか」「うちの強みやオリジナル性をちゃんとわかっているのか」という二つの点です。

よく考えもせずに書いた志望動機はすぐにボロが出て、採用担当者に弾かれてしまいます。

応募する会社の方針や特色を入念に下調べして、己の強い思いを自分の言葉で伝えましょう。

介護職の志望動機や自己PRの書き方についてさらに詳しく知りたい方は、【例文あり】介護職の志望動機・自己PRの書き方やポイント、注意点を解説をご覧ください。

POINT

✔︎履歴書は自分の身代わり。必ず正確に記入すること

✔︎ホームヘルパー2級や介護職員初任者研修は履歴書に必ず記入すること

✔︎応募する会社の方針や特色を入念に下調べして、己の強い思いを自分の言葉で伝えること

受かるためのコツ

履歴書によるアピールは、就職活動におけるファーストステップです。

この履歴書の書き方ひとつで合否に多大な影響を与えると言っても過言ではありません。

書類選考で受かるためのコツがあるなら知っておきたいところです。

そこでここでは、書類選考で受かるためのコツを記載していきます。

資格・免許が多いこと

資格や免許は多いに越したことはありません。

なぜなら資格や免許が多ければ多いほど、活動の場が広がり職場に貢献できるからです。

できるだけ多くの資格や免許を取得して自分のステージを押し上げる助けにしてください。

趣味や特技でアピールする

履歴書には趣味や特技をアピールする欄があります。

基本的になんでも書いてよいのですが、就職先で強みになるものならなおよいでしょう。

例えば、イラストが趣味なら介護の場で披露することができるでしょうし、音楽が趣味なら利用者を喜ばせることができます。

職場で活かせそうな趣味があったらしっかりアピールしてください。

 

字が丁寧

字が丁寧であれば、高確率で採用担当者に好印象を与えられます。

日ごろから丁寧に書く癖をつけましょう。

ここで注意して欲しいのは、字が上手くなければいけないということではありません。

少しぐらい下手でも丁寧に書いた字であれば、採用担当者に気持ちが伝わるはずです。

写真に清潔感がある

履歴書には清潔感のある写真を貼付してください。

なぜなら人間は他人の第一印象を決定づける際、視覚から得た情報を最も重要視するからです。

この心理効果はアメリカの心理学者、アルバート・メラビアン氏が提唱した「メラビアンの法則」と呼ばれるもので、人間の脳は情報の半分以上を視覚から得ていると、同氏は主張しています。

そして、写真はなるべくプロに撮影してもらってください。

くり返しになりますが、履歴書は自分の分身となるものです。

コストをケチってスマホアプリで写真を作ってしまえば、ライバルに差をつけられてしまいます。

一万円くらいで撮影してもらえるので、写真の専門店で撮ってもらいましょう。

POINT

✔︎免許や資格は多いほどよい

✔︎仕事で活かせる趣味や特技は徹底的にアピールすること

✔︎写真撮影はプロにお願いすること

まとめ

ホームヘルパー2級と介護職員基礎研修の違いや、介護職の履歴書の書き方、そして書類選考でうかるコツなどを説明してきました。

多岐にわたって様々なことを解説してきたので、念のためここで一度おさらいして整理してみましょう。

ホームヘルパー2級は2013年に介護職員初任者研修に引き継がれる形で廃止となった資格です。

この制度改正により、それまで複雑だった社会福祉士にキャリアアップするためのロードマップが明確になりました。

そして、ホームヘルパー2級と介護職員初任者研修の違いは実習や学科試験の有無です。

介護職員初任者研修では実習が無くなった分、学科試験が導入されました。

また、法律上、可能な業務範囲は両者同じです。

加えて履歴書の必要事項は正確に、そして貼付する写真は清潔で爽やかなものを選びましょう。

初任者研修の正式名称は介護職員初任者研修で、ホームヘルパー2級の正式名称は訪問介護員2級養成研修過程ですので、履歴書に記入する際は注意してください。

そしてくり返しになりますが、履歴書の完成度で、採用担当者の印象は大きく変化します。

基本的な書き方やポイントを踏まえて種類先行を突破し、面接に進みましょう。

今回この記事を読んで学んだことを活かして就職活動を成功させてください。