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更新日 2020.5.27

精神保健福祉士を目指す方必見!資格取得方法は?

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精神保健福祉士は、生活や仕事が原因で精神を病んでしまう人が増加している昨今、ニーズが高まっている職業でもあります。

ここでは、精神保健福祉士について、仕事内容や資格の取得方法、活躍できる職場など包括的な情報をご紹介します。

精神保健福祉士とは 

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精神保健福祉士とは、精神保健福祉のプロフェッショナルであることを証明するための資格です。

介護系の国家資格である社会福祉士や介護福祉士と同様、国家資格であり、精神障害者の自立や社会復帰促進のために高度な知識とスキルを持つソーシャルワーカーが求められてきた背景から誕生したのが精神保健福祉士です。

社会福祉士や介護福祉士などとの違いが混同されがちですが、精神保健福祉士の位置づけは、以下のように「精神保健福祉士法」に明確に定められています。

“精神保健福祉士は、精神保健福祉士法(平成9年法律第131号)に基づく名称独占の資格であり、精神保健福祉士の名称を用いて、専門的知識及び技術をもって、精神科病院その他の医療施設において精神障害の医療を受け、又は精神障害者の社会復帰の促進を図ることを目的とする施設を利用している者の社会復帰に関する相談に応じ、助言、指導、日常生活への適応のために必要な訓練その他の援助を行うことを業とする者をいう。

このように精神保健福祉士には、精神障害に関する知識やスキルはもちろん、それらを活かした専門的なコミュニケーション力を発揮し、精神保健福祉の視点から社会貢献を目指す役割が求められています。

POINT

✔︎精神保健福祉士は国家資格で精神保健福祉のプロフェッショナル

✔︎精神障害を持つ人の自立や社会復帰を促進(サポート)する仕事

✔︎精神保健福祉に関する知識だけでなくコミュニケーション能力も必要

精神保健福祉士の仕事内容

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名前こそ耳にしたことがあるものの「精神保健福祉士って実際にどんな仕事をするの?」と疑問を持っている人は多いでしょう。

精神保健福祉士の仕事は、精神障害を抱えている人やその家族に対する援助を行うことです。

働く場所により詳しい業務内容は異なりますが、健康的な日常生活を送るために必要な助言をしたり、就労に関しての支援・アドバイスなどを行ったりします。

また、以下も精神保健福祉士の業務です。

  • ・医療費や生活費を正しく受け取るためのサポート
  • ・公的支援制度を利用できるための支援・紹介
  • ・日常生活の訓練ができる施設の指導・紹介
  • ・就労した後のアフターフォロー

こうした非常に専門性が要求される仕事である精神保健福祉士は、医師や臨床心理士といった他の専門家と連携しながら適切に業務を進めることが求められます。

精神保健福祉士が、「精神医学ソーシャルワーカー(Psychiatric Social Worker)=PSW」と呼ばれることからも、精神医学のプロフェッショナル的位置づけにあることがわかります。

POINT 

✔︎精神に障害を抱えている人やその家族の援助が仕事

✔︎医療費や生活費を受け取るサポートや終業後のフォローも仕事

✔︎精神医学ソーシャルワーカー(Psychiatric Social Worker)=PSW、とも呼ばれる

精神保健福祉士と社会福祉士の違い

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社会福祉系・ソーシャルワーク系の資格を目指している人にとって、精神保健福祉士と社会福祉士のどちらを取るべきか悩む人は少なくないようです。

まずは、両者の仕事内容の違いを知る必要があります。

精神保健福祉士と社会福祉士の最も大きな違いは、支援する対象者です。

精神保健福祉士が精神障害者を主な対象者としているのに対して、社会福祉士は高齢者、障害者、児童、など福祉に関わる広い範囲でサポートが必要な人を対象にしています。

つまり精神保健福祉士は、統合失調症、うつ病、アスペルガーといった、社会福祉士よりも、より限定的な範囲でサポートが必要な人に特化した仕事(資格)ということです。

「生活や就職に困っている人全般の力になりたい」、「社会福祉や医学の分野で幅広くプロフェッショナルとして活躍したい」という熱い想いを持っている人ならば、精神保健福祉士と社会福祉士の両方の資格を取得するのも方法の1つです。

POINT 

✔︎社会福祉士とのもっとも大きいな違いは「支援する対象者」

✔︎精神保健福祉士は精神障害者がメイン、社会福祉士は障害者、高齢者、児童など

✔︎世間的には、精神保健福祉士の方が「専門家」としての認識されている

精神保健福祉士の資格を取るには

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精神保健福祉士の資格を取る方法は、以下12の選択肢があります。

  • 1.保健福祉系大学4年 指定科目履修
  • 2.保健福祉系短大3年 指定科目履修+実務1年
  • 3.保健福祉系短大2年 指定科目履修+実務2年
  • 4.福祉系大学 基礎科目履修+短期養成施設等6ヶ月
  • 5.福祉系短大3年 基礎科目履修+短期養成施設等6ヶ月
  • 6.福祉系短大2年 基礎科目履修+短期養成施設等6ヶ月
  • 7.社会福祉士+短期養成施設等6ヶ月
  • 8.一般系大学4年+一般養成施設等1年
  • 9.一般系短大3年 実務1年+一般養成施設等1年
  • 10.一般系短大2年 実務2年+一般養成施設等1年
  • 11.実務4年+一般養成施設等1年
  • 12.実務5年+講習会

そしてこれらいずれかの過程を経て初めて、精神保健福祉士の試験受験資格が得られることになります。

注意したいのは「試験に合格したら誰でも精神保健福祉士としてバリバリ働ける」というわけではないことです。

詳しくは後述しますが、精神保健福祉士として登録を済ませなければその仕事に従事することはできません。

POINT

✔︎精神保健福祉士の受験資格を得る方法は12通りある

✔︎試験に合格しただけでは精神保健福祉士として働けないため、専門期間で登録する必要がある

精神保健福祉士と国家試験の概要と合格率

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試験科目は、以下の16科目で構成されています。

【令和2年2月1日・2日(第22回試験)】

  • 1)精神疾患とその治療
  • 2)精神保健の課題と支援
  • 3)精神保健福祉相談援助の基盤、
  • 4)精神保健福祉の理論と相談援助の展開
  • 5)精神保健福祉に関する制度とサービス、精神障害者の生活支援システム
  • 6)人体の構造と機能及び疾病
  • 7)心理学理論と心理的支援
  • 8)社会理論と社会システム
  • 9)現代社会と福祉
  • 10)地域福祉の理論と方法
  • 11)福祉行財政と福祉計画
  • 12)社会保障
  • 13)障害者に対する支援と障害者自立支援制度
  • 14)低所得者に対する支援と生活保護制度
  • 15)保健医療サービス
  • 16)権利擁護と成年後見制度

参考:http://www.sssc.or.jp/seishin/gaiyou.html

合格率は平成22年から平成30年では、58%〜63%の間で推移しています。

約60%の合格率ということになり、国家資格としては比較的高い数字であると言えます。

参考:https://careergarden.jp/seishinhokenfukushishi/exam/

POINT

✔︎試験科目は16科目で構成されている

✔︎合格率は約60%で国家資格としては比較的高めの数字

合格した場合はすぐに登録しよう

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先ほども少し触れましたが、試験に合格するだけでは精神保健福祉士として仕事をスタートできるわけではありません。

公益財団法人・社会福祉振興試験センターにて、資格の登録手続きをする必要があります。

以下、公益財団法人・社会福祉振興試験センターの「初めて新規登録の申請手続きの流れ」の解説ページですので、参考にしてください。

【初めて登録を行う方の登録手続き】http://www.sssc.or.jp/touroku/shinki.html

登録には15,000円の登録料が発生する点や、登録証の発送には1ヶ月程度の時間がかかる点なども事前に確認しておきましょう。

精神保健福祉士の就職先とは?

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精神科のクリニック、いわゆる診療所が活躍の場の1つです。

「精神科」や「心療内科」を掲げているところで、患者の心身の状態や生活に関連する情報をヒアリングして分析しながら、地域で精神障害者をサポートします。

特別養護老人ホーム、グループホーム(共同生活支援事業所)なども活躍できる就職先です。

精神障害者からの幅広い相談に対応しながら、ケアプランを作成したり家族との連絡・調整役としてサポートしたりする役割があります。

相談支援事業所では、ケアプランの作成や家族との連絡・調整をしながらサポートをします。

介護施設での仕事同様、幅広い相談に応じながら、地域で普通の生活ができるよう支援することが大きな役割です。

また就労支援事業所では、精神保健福祉の専門的見地から、就職するための具体的なアドバイスをはじめとしたサポートを行います。

保健所は全国にある精神障害者のための拠点です。

ここでは、精神保健福祉士は市町村職員などへのサポート活動を行う役割を担っています。

その他にも、訪問業務、措置入院業務といった仕事も行います。

さらに、就職先としては以下のような選択肢もあります。

  • 公共職業安定所
  • 児童相談所
  • 一般企業

自分がサポートしたい対象者はどんな人なのか(高齢者、児童、勤め人、など)を自己分析した上で、自分に最大限マッチした就職先を選ぶことがやりがいを持って活躍できることにつながります。

POINT

✔︎精神保健福祉士の活躍の場は1つではない

✔︎精神科のクリニック、高齢者介護施設、就労支援事業所、保健所などがある

✔︎自分の希望に合った職場を見つけることが長く活躍するポイント

まとめ

主に精神障害を抱える人の、生活や就労のサポートをするのが精神保健福祉士の仕事です。

社会福祉士や介護福祉士同様、国家資格であり、近年ニーズは高まっている資格でもあります。

資格を取得するためには、原則12通りある条件から1つをクリアし、これを満たした場合のみ試験の受験資格が得られます。

活躍できる場所も高齢者施設やクリニック、就労支援事業所など複数あるため、「自分は精神保健福祉士としてどんな仕事をしたいか」によって決めるようにしましょう。

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