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更新日 2020.5.26

はじめての方必見!車椅子介助のポイントと注意点とは?

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車椅子は、歩行が困難になった人の移動手段として生活の自立を支えるものです。

便利な反面、使い方(支援の仕方)を誤ってしまうと、被介護者に大怪我をさせたり痛い思いをさせたりしてしまうことになります。

また、車椅子には種類も豊富にあります。

本人に最適な物を選ぶことで、疲労感・ストレスの軽減、活動範囲の拡大につながり、ひいてはQOL(生活の質)向上につながっていきます。

ここでは、車椅子介助に悩みや疑問を抱えている人に向けて、押さえておくべきポイントをご紹介します。

車椅子介助とは

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車椅子介助は一見、単純な介助に見えます。

しかし、正しい方法を知らないまま行うことで被介護者だけでなく介助する側もケガなどの危険があることを知っておく必要があります。

まず、車椅子介助をする際の基本的な注意点としては、以下の4つを参考にしてください。

注意点 

1.手足の巻き込み:タイヤやフットレストに手足が挟まる危険性

2.床ずれ:長時間車椅子に座ることで、重みや振動による床ずれができる

3.坂や段差の危険性:少しの坂や段差でも激しく振動が伝わり、恐怖感や不快感を与える、坂・段差の途中ではブレーキをかけない

4.タイヤの状態を確認:パンクは転倒や転落から大ケガにつながる重大リスク

介助においては、これら最低限の注意点を抑えることが安全・安心を確保した利用につながります。

安全に移動できるようになり離床する時間が増えることで、社会参加や自立心の向上、症状の悪化防止につながります。

こうしたサポートが、車椅子介助の意義・目的と言えます。

POINT 

✔︎正しい方法を知らないまま行うことで被介護者だけでなく介助する側もケガなどの危険がある

✔︎離床する時間が増え、社会参加や自立心の向上、症状の悪化防止につながる

車椅子の種類と特徴

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車椅子は大別して、被介護者が自分で動かすことができる自走用と介護者が操作する介助用があります。

後輪にハンドルがついており、被介護者が自分でこいで進めることができるタイプです。

ブレーキの有無も種類によって分かれていますが、後輪の大きさは20〜24インチのものが多くその点は共通しています。

タイヤが小さいことで、強い力でなくても操作が可能です。

介助用に比べると大きめですが、モーターがついている電動タイプもあるので、被介護者の状態に合わせて選ぶことができます。

ハンドルにブレーキが付いているタイプで、介護者が後ろから押すことで進めます。

後輪の大きさは12〜18インチと自走用に比べて小さいのが特徴で、軽くてコンパクトなものが多いです。

小回りも聞きますが、その分自走用よりも安定感が少ないため、移乗の際にはより気を付ける必要があります。

一般的な車椅子です。

操作方法や機能もシンプルで、車椅子介助が初めての人でも手軽に使えます。

価格によって品質の差はありますが、いずれも最低限の装備(座面や車輪など)は必ずそろっています。

座面、座幅、肘高の調整などができるタイプで、機能性を重視した車椅子です。

被介護者の特性や介助する側の状況に合わせて選べる点がメリットですが、スタンダードタイプよりは、価格が高いものが多いです。

背もたれのみ角度を変えられるタイプ(リクライニング車椅子)と、姿勢を保ったまま座面ごと角度を変えられるタイプ(ティルティング車椅子)の2つの機能が一体になったのが、ティルト・リクライニングタイプです。

一般的な車椅子に比べて、不安定感や床ずれをより防げるメリットがあります。

スタンダードタイプはキャスターを含めて4輪です。

それが6輪に増えたこのタイプでは、回転や直角に曲がる際に、スペースが少なくても回転・曲がれるメリットがあります。

後輪が座面の下にあるため、操作もより負担が少なくなることも特徴です。

力が弱い人に向いており、バッテリー・モーターが備わっているタイプです。

手元にある操作スティックで動かすことができるため、坂道などでも活躍します。

また介助する側の力が弱い場合、電動自転車のように力をアシストしてくれるタイプもあります。

POINT 

車椅子には自走用と介助用がある

車椅子の種類は大別して5種類

スタンダードタイプ、多機能・モジュールタイプ、ティルト・リクライニングタイプ、6輪タイプ、電動タイプ

車椅子を選ぶときのポイント

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体型に合わせた車椅子を選ぶことではじめて、快適な介助ができます。

サイズが合わないものを選んでしまうと、体の骨が変形したり床ずれになったりするリスクがあります。

たとえば、筋力が弱って座位が安定しない人には、座面・背もたれの角度を調節できる車椅子が適しています。

介助する側の負担やリスクも考慮して選びましょう。

たとえば介護者に力がない場合、車輪が大きなタイプであれば段差が乗り越えやすいという特徴があります。

反対に、「車輪が大きいと操作が不安定になる」という場合は、小回りが効く車輪が小さめのタイプを選びましょう。

また、「車椅子介助をする頻度が少ない」という人には、空気の代わりに樹脂が詰まったタイヤの車椅子がオススメです。

長期間収納したり、空気を入れるメンテナンスをつい忘れてしまっても、パンクのリスクがありません。

「外出の際に使用することが多い」、「家で日常的に使う」など、被介護者の使用環境に適した車椅子を選びましょう。

たとえば、外での使用が多いのであればブレーキがしっかり効くタイプ、室内であれば、移乗が多いため肘掛や足置きが外せるタイプがいいでしょう。

POINT

✔︎選ぶポイントは、利用者の体型、介護者の状況、使用環境

✔︎3つを総合的に考慮して選ぶことが大切

移乗前に車椅子の点検をするときのポイント

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移乗を行う前に、しっかりとブレーキがかかるかチェックしましょう。

「レバーを握っても効きが悪い」、「ワイヤーが磨耗している」といった異常がないか確認をします。

定期的にメンテナンスをしておくことも大切です。

また急ブレーキは避けましょう。

体を支える力が弱い場合、車椅子に乗っている人が前方に飛び出してしまう危険性があるためです。

また両方同時にかけることで、バランスを崩して転倒するリスクを抑えることができます。

空気圧が減ってしまうと操縦が難しくなり危険です。

タイヤの側面部分に記載されている適正空気圧(例:3.5kgf/㎠)を参考にして、しっかりとメンテナンスを行いましょう。

また、タイヤが摩耗していないか、亀裂が入っていないかなどもチェックします。

溝が薄くなっていてツルツルの状態、ヒビが入っている状態は、ブレーキが効かなかったりパンクしたりする原因なので注意が必要です。

座り心地は、疲労の軽減や床ずれ防止のためにとても大切です。

専用のクッションなども活用しながら、姿勢・座位をサポートすることがポイントです。

たとえば、長時間座る必要がある場合は、臀部にかかる圧力を分散するタイプのものを選ぶといいでしょう。

POINT 

✔︎点検のポイントは、ブレーキ、空気圧・消耗度、座り心地

✔︎1つだけでなく、3つをしっかりと点検することが重要

車椅子移乗における注意点

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点検の後は車椅子から移乗します。

ここでは車椅子からベッドに移乗する場合の、基本的なポイントを説明します。

ブレーキは必ずかけます。

フットレストは、健側は可能であれば利用者にあげてもらうよう声をかけます。

患側は介護者がサポートします。

ベッドに対して15〜20度くらいの角度になるよう、利用者の健側に車椅子椅子をつけるのがポイントです。

健側を自分で出せるように声をかけつつ、臀部を手前方向に移動させます。

患側は介護者がサポートします。

利用者はベッドに手をついて、健側の手足を活用して立てるよう、介護者は患側の膝と足先を支えます。

膝が伸びて立位がとれたことを確認後、健足を軸にして体を回転させます。

介護者が患足を支えながら、ゆっくりベッドに座らせます。

ブレーキをかけてから座るまで大切なことは、声かけをしながら移乗することです。

急に手足を動かしたり持ち上げようとすると、大きな事故・ケガにつながりかねません。

また移乗後は、「気分はどうですか?」などと体調を確認することもポイントです。

POINT

✔︎移乗における注意点は、ブレーキをかけフットレストを上げる、臀部を手前に移動→立つ→ベッドに座る、声かけを大切に、の3つ

✔︎ブレーキは基本中の基本

✔︎声かけは相手を安心させるためにとても大切な行為

まとめ

車椅子には種類が豊富にあり、利用する人の生活環境や体型、介護者の状況などによって、選ぶポイントが異なります。

購入を検討している場合は、医師、ケアマネジャー、施設の職員、販売員といった専門的な知識を持つ人に相談するようにしましょう。

また、移乗でのブレーキフットレストの順で行うように、実際に使用する際にも守るべきポイントがあります。

ポイントを押さえながら使用することは、「ケガなどの危険を避ける」、「気持ちよく日常生活を送る」といったことのために必要なことです。

加えて、「大丈夫ですか」などの声かけも積極的に行うようにしましょう。

日常的なサポートでもある車椅子以上は、つい機械的な作業になってしまいがちです。

しかし、被介護者にとっては大事な生活動作の一部であることを意識して支援にあたることが大切です。

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