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更新日 2020.5.25

特別養護老人ホームと介護老人保健施設の違いは?

介護を提供している施設には、地方自治体と社会福祉法人、医療法人が運営する介護福祉施設民間企業が経営する施設があります。

このなかでも介護福祉施設である特別養護老人ホームと老人保健施設は、要介護者とその家族が入居を希望している人数が多い施設です。

ここではなぜ特別養護老人ホームと老人保健施設が入居希望者が多いのか、入居条件、サービス内容、入居期間、費用の面から2つの施設の違いなどを学び、その特徴を学びましょう。

特別養護老人ホームと介護老人保健施設の違い?

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介護業界では、特別養護老人ホームのことを特養(とくよう)と呼び、介護老人保健施設のことを老健(ろうけん)と呼んでいます。

この2つの大きな違いは、運営する法律によって特別養護老人を老人福祉法、老人保健施設を介護保健法と区別されています。

実際、2つの施設を道路から眺めると区別がつかないほど建物はよく似ています。

そこで特別養護老人ホームと老人保健施設がそれぞれどのような違いがあるのか解説します。

介護現場では、あそこの特別養護老人ホームに申し込んでますやそこの老人保健施設にいましたなど、頻繁にこの2つの施設が出てきます。

特別養護老人ホームといえば、利用者と家族が入所を申し込んでから長い期間待たせることで有名となりました。

祖父や祖母で経験した人もいませんか。

なぜ特別養護老人ホームへ入所するために時間が掛かるのでしょうか。

長期間の生活の場にできるからです。

もし利用者がなくなった場合、看取りも施設の職員が実施します。

そのため居室は個室が中心となり用途によって多床室もあります。

長期間の利用以外にショートステイも対応しており、介護施設へ入所前の予行訓練や入所待ち、家族の介護疲れ対策を目的に使用されています。

看護師は24時間体制の常勤と定期的な医師の訪問、施設内に浴室・トイレ・食堂など生活に必要な設備が整っています。

老人保健施設と特別養護老人ホームは、一般人が区別できないほど似ている施設となっています。

厳密には施設の目的が違い、介護サービスも区別されています。

老人保健施設の目的は病院と在宅との架け橋となるためのリパビリや機能訓練を行う場所です。

しかし現実には、在宅介護が難しいと考える家族や特別養護老人ホームの順番待ちの人たちが多く利用しています。

環境は2〜3人の従来型多床室が中心でユニット型個室もあることから、特別養護老人ホームに劣るが居室も充実しています。

さらに医師が常勤であったり介護職員7人に対して2人の看護師が配置されてたり、病院ほどではないが介護サービスが充実していることから家族は特別養護老人ホームと勘違いします。

現実には老人保健施設の入所が短期であるが、平均入所期間は3年以上になっています。

POINT 

✔︎特養は長期間の生活ができる施設

✔︎健はリハビリなどの介護サービスが充実している

✔︎特養は個室中心、老健は従来型多少室がメイン

特別養護老人ホームと介護老人保健施設の入居条件

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特別養護老人ホームと介護保健施設を利用するにあたり、共通する入居条件は、65歳以上の要介護の認定を受けた人です。

ただし40歳〜64歳の人でも特定疾患に罹っていれば入居することができます。

要介護3〜5の認定を受けたことが基本的な入所条件です。

特別養護老人ホームでは毎月のように要介護度の平均を算定しています。

特例で要介護1〜2の認定を受けている人で、日常生活に支障が出ている認知症、家族からの虐待を受けている人、一人暮らしで日常生活に支障がでている人も入居条件を満たすことが出来ます。

要介護1〜5の認定を受けている人が基本的な入所条件です。

しかし伝染する感染症に罹っている人と病院で長期間の入院が必要な人は入所できない施設が多いです。

POINT 

✔︎特養は65歳一条の要介護認定者が条件

✔︎老健は要介護1-5の認定者が入所条件

✔︎40~64歳でも特定疾患に罹っていれば入居可能

特別養護老人ホームと介護老人保健施設のサービス内容

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特別養護老人ホームは長期間の生活の場としての介護サービスが受けられます。

介護老人保健施設は病院から在宅への架け橋としての役割から自立への介護サービスが受けられます。

これらのサービス内容には同じ部分と違った部分があります。

特別養護老人ホームに入所している人たちは、基本的に要介護度が高いです。

その介護のサービス内容は、生活を支援するために食事の介助、入浴介助、移動介助、移乗介助、排泄介助、入浴介助です。

介護サービスの実施については、入居者3人に対して介護職員1名が配置されています。

このことから各種介助は老人保健施設より手厚くなっています。

介護職員と看護師は24時間体制で介護サービスを実施しています。

また老人保健施設より生活に対する介助が多いことからレクリエーションも開催されています。

医療に関しては医師の常勤が義務付けられていることから体調管理のサービスも受けられます。

さらに看護師が常勤していることから、施設によっては点滴、胃ろう、経管栄養、気管切開の医療行為が受けられます。

ただし医師が常勤になっていない施設もあるため、入所前に確認する必要があります。

介護保険施設は基本的に病院を退院し自宅へ戻れるようにするための施設です。

介護サービス内容は、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士のいずれかが配置されリハビリと機能訓練が特別養護老人ホームより充実しています。

生活への支援は特別養護老人ホームと同じように、食事の介助、入浴介助、移動介助、移乗介助、排泄介助、入浴介助が受けられます。

また病院から退院した人が多く利用することから、医師が常勤であり、看護師が介護職員の7分2と規定され特別養護老人ホームより看護ケアが充実しています。

POINT 

✔︎特養は基本的に要介護度が高い

✔︎特養はレクリエーションも開催

✔︎老健はリハビリと機能訓練、看護ケアが充実

気になる特別養護老人ホームと介護老人保健施設の費用は?

特別養護老人ホームと介護老人保健施設は、地方自治体が援助し社会福祉法人や医療法人が運営していることが多いです。

これに対して民間企業が経営している有料老人ホームと比較すると、費用はかなり安く入居しやすくなっています。

具体的には特別養護老人ホームが入居一時金なしの月額8〜15万円程度です。

老人保健施設の場合、入居一時金なしの月額9〜20万円程度です。

老人保健施設の費用が若干高い理由は、リハビリと機能訓練が含まれているからです。

ここに居住費5〜6万円と食費の3〜4万円を費用に含むと、20万円前後が持ち出しとなります。

因みに有料老人ホームと比較すると、介護付き有料老人ホームでは入居一時金0〜数億円に月額料金15〜35万円、住宅型有料老人ホームが入居一時金0〜数千万円に月額料金15〜35万円、サービス付き高齢者住宅が入居一時金0〜数十万円に月額料金10〜30万円、グループホームが入居一時金0〜数百万円に月額料金10〜30万円です。

特別養護老人ホームと老人保健施設がかなり安くなっていることが分かります。

それでも特別養護老人ホームと老人保健施設の利用者にとって月額20万円前後の出費は大きいです。

すべての利用者は年金が主な収入源になっているからです。

足りない部分に関しては家族や配偶者が負担しているケースが多いです。

この問題を改善するために居住費と食費が介護保険限度額認定を受けていれば、費用負担が軽減される制度があります。

窓口は市区町村と地域包括支援センタです。

まず利用者本人と家族だけで悩まず、まずケアマネジャーさんへの相談からはじまります。

POINT 

✔︎特養は月額8〜15万円程度

✔︎老健は月額9〜20万円程度

✔︎有料老人ホームと比較すると安い

特養・老健では入居期間は異なるの?

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特別養護老人ホームと老人保健施設は、それぞれ介護の目的が違うことから入居期間も異なります。

しかし最近の介護業界の流れから入居期間が乱れを生じています。

特別養護老人ホームの入居期間は基本的に終身利用が可能です。

看護師と介護職員が24時間体制で介護サービルを実施し看取りができる施設が多いです。

ところがどのような介護施設でも病院のようにすべての医療行為ができません。

そこに心筋梗塞、心不全、脳出血、脳梗塞などの疾患が突発的に発生し場合、退院しても施設で対応できないときは退所となります。

また昨今の介護業界の流れで施設の人員基準に満たなくなった場合、別の施設に移動するか退所となるケースがあります。

さらに他の利用者に暴力を振ったり公序良俗に反する行為があった場合、退所となります。

特別養護老人ホームは終身利用が可能ですが、だれもが看取りまでいられるとは限りません。

介護老人保健施設は、病院と在宅介護の橋渡しになっています。

そのためにリハビリと機能訓練が主な介護となっています。

基本的には入所期間は3ヶ月から6ヶ月です。

通常は入所してからこの時期になると在宅への移動の申し入れが行われます。

ところが自宅に戻っても家族と独居しているため介護ができなかったり、家族から虐待を受ける可能性があったりする場合は退所が延長されることがあります。

この利用者は特別養護老人ホームの順番待ちになるケースが多いです。

さらに介護業界の流れから何の問題がなくても特別養護老人ホームの順番待ちに利用することが多くなり、平均入所期間が3年以上になっている施設もあります。

それから老人保健施設は病院の受け皿になっていることも多く、在宅に戻れず特別養護老人ホームへも移動できない人が増えています。

POINT 

✔︎特養は終身利用が可能

✔︎老健の入所期間は3ヶ月から6ヶ月

✔︎特養は平均入所期間が三年以上の場合もある

介護に関する求人や相談はかいご畑へ

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介護職員として働いていく場合、食事の介助、入浴介助、移動介助、移乗介助、排泄介助、入浴介助などの基本をしっかり習得することが必須です。

この基本を学ぶには24時間体制の介護が適しています。

特別養護老人ホームでは介護度の高い人、老人保健施設では自立を目指す要介護者たちです。

さらに多くの利用者が生活している場所なので、高齢者とのコミュニケーション、介護の研修、社会人としての訓練なども受けられます。

民間企業が経営する介護施設ではどうしても研修時間がすくなかったりします。

この点、かいご畑の求人情報には民間のデイサービスやショートステイ、有料老人ホームもありますが、特別養護老人ホームと老人保健施設の案件も多く掲載されています。

また気にかけた施設に応募するとその日か翌日にはかいご畑の担当者から連絡が入ります。

そして施設に履歴書を送るまで分かりやすく指導されます。

特にかいご畑に掲載されている特別養護老人ホームと老人保健施設は、長い期間契約しているところです。

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まとめ

特別養護老人ホーム老人保健施設は、それぞれ目的の違った介護で利用者にアプローチします。

このときに必要な知識は、介護施設の運営先、施設の人員、サービス内容、入居条件、費用、入居期間などです。

これらの知識があり介護の基礎である各種介助を特別養護老人ホームと老人保健施設で学べば、介護業界でキャリアとなっていきます。

さらに介護職員として要介護者へ対応を多く学べる特別養護老人ホームと老人保健施設経験者は、次のステップに転職するときの経歴に大きな影響を与えられます。

かいご畑の求人には、長く就職できる介護施設が多く掲載されています。

最期にかいご畑は内定が決まるまで施設との面談や履歴書の書き方なども訓練できます。

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