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更新日 2020.5.25

混合介護ってなに?複雑なサービスの利用方法をわかりやすく解説!

介護保険法ではさまざまな介護保険サービスが規定されており、高齢者一人ひとりのニーズに合わせたサービスが提供されています。

混合介護は高齢者の細かいニーズを満たせるものとして、いま注目を集めているサービスです。

今回は混合介護の概要とメリット・デメリット、厚生労働省の動きなどについて紹介します。

混合介護とは

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まずは混合介護の概要と実際の事例を見ていきましょう。

混合介護とは介護保険サービスを利用している人が、保険外のサービスも一緒に利用することを指します。

従来の介護保険サービスは保険適用となりますが、保険外サービスの利用は全額自己負担となるのが特徴です。

混合介護を利用するためには条件があります。

介護保険サービスと保険外サービスを、同時に利用してはいけないことです。

厚生労働省が「保険内サービスと保険外サービスが明確に区分されていること」とのガイドラインを出しています。

多くの地方自治体では同時ではなく、連続の利用であれば問題なしとしています。

混合介護に関する実際の事例を2つ紹介します。

1つ目はデイサービスを利用しているケースです。

介護保険サービスのデイサービスを利用中、デイサービスのスタッフに保険外サービスの買い物同行をお願いすることはできません。

厚生労働省が示している同時利用に該当するためです。

介護保険サービスの訪問介護を利用しているケースです。

訪問介護で食事の準備や掃除、洗濯を行った後、保険外サービスで散歩の付き添いや草むしりをお願いすることはできます。

介護保険サービスが終了した後に保険外サービスを使う、連続利用に該当するためです。

POINT 

✔︎混合介護とは介護保険サービスと保険外サービスを組み合わせたもの

✔︎介護保険サービスと保険外サービスと同時に利用することはできない

✔︎介護保険サービス終了後に保険外サービスを使う、連続使用は可能

混合介護のメリット・デメリット

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混合介護にはメリットとデメリットの両面があります。

それぞれを詳しく見ていきましょう。

まずはメリットについてです。

混合介護を取り入れることで、高齢者の生活クオリティは向上していくでしょう。

介護保険サービスではまかないきれないサービスを保険外で利用すると、一人ひとりの生活の幅が広がり、ニーズは充足してきます。

現在保険外サービスで必要性が高いとされているのが、家事代行と移動・外出支援です。

家事代行では訪問介護で居室の掃除をしてもらった後で、衣類の整理や本の整理・処分などをしてもらうことができます。

移動・外出支援では訪問介護で普段の買い物同行をしてもらった後で、タバコやアルコールなどの嗜好品購入に付き添ってもらうことも可能です。

同居家族の介護負担を軽減させることもできます。

保険外サービスで家族分の家事支援などをお願いすることで、家族の介護負担は減っていくことでしょう。

介護職員の待遇向上も期待できます。

保険外サービスで介護サービス事業所の利益が向上すれば、その分を介護職員の待遇改善に充てることもできるでしょう。

続いてはデメリットについてです。

高齢者の費用負担増加が考えられます。

保険外サービスは全額自己負担なので、利用したら利用した分だけ負担は増加していきます。

サービス利用にあたって、高齢者自身の混乱が深まる恐れもあります。

現在の介護保険制度ですら煩雑で、サービス内容や利用方法を確実に理解できている高齢者は多くありません。

さらに保険外サービスが加わることで混乱が深まり、サービスの選択を適切にできるかどうかに不安が残ります。

POINT 

✔︎混合介護利用によって生活の幅が広まり、生活クオリティが向上する

✔︎事業者にとっては利益が増加するため、介護職員の待遇改善が期待できる

✔︎高齢者の負担増、そしてサービス利用への混乱の深まりが懸念される

混合介護に対しての厚生労働省の動き

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厚生労働省は混合介護に対してどのような動きをしているのでしょうか?国が示しているガイドラインと、今後の課題について見ていきましょう。

まずは厚生労働省が示しているガイドラインについてです。

2018年9月28日にガイドラインを発表しました。

訪問介護と一緒に行える訪問サービスの例を挙げています。

草むしりやペットの世話、保険サービスでの外出支援後に高齢者の趣味や娯楽に関する場所への付き添い、通院先への同行と受診手続き後に保険外サービスとしての病院内介助などです。

また同居する家族の居室掃除や買い物の代行も可能としています。

通所介護(デイサービス)や通所リハビリテーションなどの、通所サービスに関するガイドラインです。

健康診断や採血、予防接種、高齢者の希望先に外出する付き添い、買い物代行、物販やレンタルなどを保険外サービスの例として挙げています。

保険外サービスの時間は、保険内サービスの利用時間には含まれません。

今後広がりを見せていくだろう混合介護には、いくつかの課題が指摘されています。

1つ目はサービスの格差拡大です。

保険外サービスは全額自己負担となるため、所得が少ない人は利用を控えるでしょう。

もともと介護保険は所得に関係なく、誰でも介護サービスを受けられるという理念から始まったものです。

保険外サービスを所得がある人は利用できて所得が少ない人は利用できないというのは、介護保険の理念に見合っていないという声も少なくありません。

介護職員の人員確保をどうするかも課題です。

ただでさえ介護業界は人手不足に見舞われています。

保険外サービスを始めるとなると、さらに人員を確保しなければ提供はできません。

保険外サービスを提供するための人員確保をどうするかも、検討していかなくてはいけないのです。

高齢者の介護サービスプランを立てているのがケアマネジャーです。

今後混合介護が本格的になれば、ケアマネジャーにかかる負担も増大します。

混合介護に関する知識を身につけ、高齢者一人ひとりにぴったりなサービスを考案するための業務が煩雑になることでしょう。

POINT 

✔︎厚生労働省が2018年9月28日にガイドラインを発表している

✔︎介護保険は平等なサービスという理念があった。

サービス利用格差が懸念される

✔︎サービスを提供するための人員確保や、ケアマネジャーの業務煩雑化などの課題も残る

混合介護はいつから始まったの?

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混合介護はいつから始まったのでしょうか?実は全国的にはまだスタートはしていません。

詳細を見ていきましょう。

現在は東京都の豊島区のみでサービスが試験的に実施されています。

選択的介護モデル事業という名称です。

2018年8月1日から、区内にある9事業者と一緒にスタートしました。

混合介護サービスは今後全国に広がっていく予定です。

現在豊島区で実施されている選択的介護モデル事業は2021年3月まで実施される予定で、その中から高齢者のニーズやサービスに関わる課題を検証することになっています。

POINT 

✔︎現在は東京都豊島区で選択的介護モデル事業の名称で行われている

✔︎2021年3月まで実施される予定

✔︎モデル事業の結果からニーズや課題などを検証し、全国に広がっていくものと思われる

介護資格取得をお考えのあなたに

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混合介護のスタートによって、ますますニーズが深まるのが介護業界です。

介護職の需要も高まっていきます。

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まとめ

混合介護とは、介護保険サービスと保険外サービスと一緒に利用することです。

高齢者の選択肢が増えて生活クオリティが向上する一方で、全額自己負担となることから、サービス利用に格差が広がるのではないかと懸念もあります。

現在は東京都豊島区で試験的に行われており、結果の検証・改善と共に少しずつ全国に広がっていくでしょう。

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