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更新日 2019.9.4

認定介護福祉士になるには?どんな資格か、メリットについて

高齢化社会に伴って介護職を希望する人も増え、介護関係の資格はますます注目を浴びています。

「認定介護福祉士」という資格を知っていますか?これから介護職として長く働きたい、スキルアップを目指したいなどと思っている人にピッタリの資格です。

今回は認定介護福祉士の仕事内容や給料、資格の取得方法、そして資格を取得することでのメリットなどについて解説します。

認定介護福祉士とは?

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はじめに認定介護福祉士とはどのような資格なのか、概要を見ていきましょう。

民間資格ですが、国家資格である介護福祉士の上位資格として位置づけられています。

2015年12月に「一般社団法人 認定介護福祉士認証・認定機構」によってキャリアップを目的に作られました。

介護福祉士よりもさらに高い介護に対する知識や技術を持ち合わせていることが証明され、介護業界全般で幅広い役割を期待されています。

POINT

✔介護福祉士の上位資格

✔一般社団法人 認定介護福祉士認証・認定機構によって作られた

✔介護業界で幅広い役割を期待されている

認定介護福祉士の仕事内容

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期待される主な仕事内容は次の通りです。

利用者の介護サービスマネジメントを担当し、介護内容が適切かどうかをチェックしながら介護サービスの向上を行います。

また介護職のリーダー的な存在です。

特別養護老人ホームや介護老人保健施設などの介護保険施設、デイサービスセンターなどの通所介護事業所などにおいて、グループリーダー等に対して教育や指導を行うのも仕事の一つとなっています。

高齢者が地域で生活するためには介護職の他に医師や看護師、リハビリ職などの関係する他職種からの支援も欠かせません。

包括的なケアを提供するために、関係他職種との連携や協同を図ることが期待されています。

携わっている地域の介護力を上げるために、アドバイザーとして施設や事業所、コミュニティ、家族などに働きかけるのも大切な仕事です。

POINT

✔介護サービスマネジメントとしての役割

✔他職種との連携や協同を図る役割

✔地域の介護力向上のためのアドバイザーとしての役割

認定介護福祉士の給料

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給料はどのようになっているのでしょうか?

まだ新しい資格であることや取得者も少ないことなどから、残念ながら給料がアップしたというデータはありません。

現状では介護福祉士と同水準の給料と考えておくとよいでしょう。

今後取得者が増加したり資格自体の認知度が高まったりすると、給料や待遇面で変化が生まれる可能性はあります。

ポイント

POINT

✔誕生して間もなく取得者が少ないため、給料が上がったというデータはない

✔介護福祉士と同水準の給料

✔取得者増加や認知度向上に伴い、今後は給料や待遇に変化が生まれる可能性はある

認定介護福祉士と介護福祉士の違い

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主な介護福祉士との違いについて確認していきましょう。

介護福祉士は国家資格なので、取得するためには国家試験を受けて合格する必要があります。

一方の認定介護福祉士は民間資格で、試験はありません

指定された養成研修を受けてから資格申請をして受理されれば、資格を取得することができます。

介護福祉士を取得するためには、介護の実務経験が3年以上必要です。

認定介護福祉士は介護福祉士としての実務経験が5年以上必要で、プラスして養成研修を受講しなければいけません。

リーダー職の介護スタッフへの教育や指導を行うなど、介護職のリーダー的存在として働きます。

また包括的ケアを提供するために看護職やリハビリ職、ソーシャルワーカー職などの他職種との連携や協同を構築する役割を担っています。

利用者への直接介助よりも、マネジメント業務が多くなるのも大きな違いです。

現在は介護福祉士と同水準の待遇ですが、今後の認知度向上や取得者増によっては、待遇面でも変化が期待されます。

POINT

✔介護福祉士は国家資格だが、認定介護福祉士は民間資格

✔介護福祉士は実務経験3年以上、認定介護福祉士は介護福祉士としての実務経験5年以上が必要

✔スタッフへの教育や指導、他職種との連携や協同などマネジメント業務が多くなる

認定介護福祉士の資格取得方法

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資格取得方法は次の通りです。

資格を取得するためには、600時間の認定介護福祉士養成研修を受講しなければいけません。

養成研修はさらにⅠ類(345時間)とⅡ類(255時間)に分かれ、全てを終了するのに1年半程度かかります。

研修の受講先によっては上記研修とは別に、介護福祉士ファーストステップ研修や現任研修100時間以上の受講歴などを求めるところもあるので、確認してください。

認定介護福祉士養成研修の受講条件は次の通りです。

・介護福祉士としての実務経験が5年以上

・5~10名ほどの介護職の小チームで、リーダーしての実務経験

・居宅、居住(施設)系サービス双方での生活支援の経験

POINT

✔600時間の養成研修を受講する必要がある

✔全ての研修を終えるまでに1年半程度かかる

✔受講条件は介護福祉士としての実務経験5年以上、リーダー経験、居宅と居住系サービスでの経験など

認定介護福祉士のメリットは?

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最後に資格を取得することのメリットについて紹介します。

主なメリットは次の3つです。

認定介護福祉士は介護福祉士の上位資格です。

スタッフのマネジメントをすることが役割としてあるので、将来管理職などのポジションに就くことが期待できます。

スタッフのマネジメントや、他職種との連携・協同を図ることが主な業務です。

利用者への直接介助をする機会は必然的に減るので体力が楽になります

腰痛などの職業病からも解放されるようになるでしょう。

資格を取得するということは、介護に関する高い知識や技術を持ち合わせていることを証明しています。

その結果、職場のスタッフや利用者の家族などから信頼が大きくなるなど、社会的な評価が高くなるでしょう。

POINT

将来管理職などのマネジメント職に就く可能性が広がる

直接介助をする機会が減るので、体力的に楽に働けるようになる

職場のスタッフや利用者の家族からの信頼が厚くなる

まとめ

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認定介護福祉士は介護福祉士の上位資格として認識されている、民間資格です。

介護サービスマネジメント業務の他に関連他職種との連携や協同を図ること、また地域の介護力向上のためのアドバイザーとしても役割も期待されています。

資格取得のためには600時間の養成研修を受講しなければいけません。

現在の給料は介護福祉士と同等の水準ですが、将来的に認知度が高まれば待遇と含めて向上することが期待されます。

また管理職としてのポジションの可能性も広がっていくでしょう。