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更新日 2019.8.13

介護サービスの種類と内容について解説!特徴と料金についても

介護が必要となった高齢者の生活を支える仕組みが介護保険です。

そして、介護保険を利用して、様々な介護サービスを利用することができます。

しかし、サービスの種類が多く、聞き慣れない人にとっては名前だけではどのようなサービスなのか理解することは難しいのではないでしょうか。

ここでは複雑な介護保険で利用できるサービスの種類と利用方法と合わせて紹介していきます。

介護サービスとは

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介護サービスとは一般的に、介護が必要となった高齢者が、介護保険を利用した向けの様々なサービスのことを指します(障害者向けのサービスなどでも介護という言葉を使用しています)。

在宅での日常生活を支えるためのサービスから、医療に近いもの、施設に入所するものなど、様々な種類があります。

介護サービスを利用することができるのは、介護保険に加入している65歳以上の高齢者と、40歳から64歳までの16種類の特定疾病がある方となります。

さらに、その中で要介護認定を受けた方が対象です。

利用料は社会保険である介護保険を利用してサービスを利用するため、所得額に応じた自己負担分(最大3割)を除いて介護保険から給付されます。

POINT

✔介護サービスは介護が必要となった高齢者の生活を支えるためのサービスです

✔介護サービスを利用できるのは、65歳以上(一部40~64歳)で要介護認定された方です

✔利用料は自己負担分以外、介護保険によって賄われています

介護サービスの種類

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介護サービスには大きく分けて、在宅で利用する「居宅サービス」、施設に入所してサービスの提供を受ける「施設サービス」、その地域の住民だけが利用できる「地域密着型サービス」に大別されます。

ここでは保険給付の対象となるものを紹介します。

居宅サービスは、在宅(利用者の自宅)で利用するサービスです。

大きく分けると、サービスを提供する施設に行って提供を受ける「通所サービス」と、自宅へ来てもらいサービスの提供を受ける「訪問サービス」などに分けられます。

サービス名 内容
居宅介護支援(介護予防支援) 居宅で介護を受ける時に必要な居宅サービス計画(ケアプラン)の作成をします
訪問介護 居宅で訪問介護員(ホームヘルパー等)によって介護や家事の援助を受けます
訪問入浴介護(介護予防訪問入浴介護) 入浴車が訪問し、居宅で入浴をします
訪問看護(介護予防訪問看護) 居宅に看護師が訪問して、健康チェック、療養の世話をします
訪問リハビリテーション(介護予防訪問リハビリテーション) 居宅に理学療法士や作業療法士などが訪問して、リハビリを行います
居宅療養管理指導(介護予防居宅療養管理指導) 医師、歯科医師、薬剤師、管理栄養士、歯科衛生士などが訪問し、療養上の管理や指導を行います
通所介護 日中、施設に通って日常生活や機能訓練を行います。デイサービスとも呼ばれます
通所リハビリテーション(介護予防通所リハビリテーション) 施設に通い、理学療法士や作業療法士などによるリハビリを行います
短期入所生活介護(介護予防短期入所生活介護) 特別養護老人ホームなどの施設に短期間入所します。ショートステイとも呼ばれます
短期入所療養介護(介護予防短期入所療養介護) 介護老人保健施設などの施設に短期間入所します。ショートステイとも呼ばれます
特定施設入居者生活介護(介護予防特定施設入居者生活介護) 有料老人ホーム、ケアハウスなどの居住施設で介護保険サービスを利用します
福祉用具貸与(介護予防福祉用具貸与) 居宅で利用する車いす、歩行器、スロープなどの福祉用具のレンタルです
特定福祉用具販売(特定介護予防福祉用具販売) 便座、入浴補助用具など貸与になじまない福祉用具の購入時に負担軽減するものです

施設サービスは、生活の場を自宅から移し、介護保険施設に入所してサービスを受けます。

医療依存度や、その目的によって施設の種類が分かれています。

サービス名 内容
介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム) 常に介護が必要な方が入所し、生活をする施設です(原則、要介護3以上の方が対象です)
介護老人保健施設 入院していた方が、退院後3か月程度入所し、リハビリなどを受けて在宅復帰を目指すための施設です
介護療養型医療施設 長期の療養が必要な方向けの施設で、介護サービスを手厚くした医療機関です
介護医療院 介護療養型医療施設の廃止に伴い、平成30年に創設された新しい施設です

地域密着型サービスは、その地域に住民票がある方が利用することができます。

ただし、近隣の自治体同士で協議され、認められた場合には利用できることもあるため、どうしても利用したい事業所がある場合には市町村まで相談してみましょう。

地域密着型サービス独自の内容のものもありますが、居宅サービスと内容はほぼ同じで、利用者定員が少ない場合には地域密着型サービスとなるものもあります。

サービス名 内容
定期巡回・随時対応型訪問介護看護 日中、夜間の24時間体制で訪問介護と訪問看護が一体に提供するサービスです
夜間対応型訪問介護 夜間に訪問介護(定期的な巡回、随時に対応)を提供するサービスです
認知症対応型通所介護(介護予防認知症対応型通所介護) 認知症の方が対象の通所介護です
小規模多機能型居宅介護(介護予防認知症対応型通所介護) 通所のサービスを中心に、利用者の希望などに応じて訪問や宿泊を組み合わせるサービスです
認知症対応型共同生活介護(介護予防認知症対応型通所介護) 認知症の方が少人数で生活する居住施設です。グループホームとも呼ばれます
地域密着型通所介護 定員18人以下の通所介護です
地域密着型特定施設入居者生活介護 定員29人以下の特定施設入居者生活介護です
地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護 定員29人以下の介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)です
看護小規模多機能型居宅介護 小規模多機能型居宅介護に訪問看護を組み合わせ、医療ニーズに対応したサービスです
POINT

介護サービスは大きく以下3つに分類できる

✔通称サービスと訪問サービスに別れる居宅サービス

✔介護保険施設に入所してサービスを受ける施設サービス

✔その地域に住民票がある方が利用することができる地域密着型サービス

介護サービスの利用方法

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介護サービスを利用するためには、「要介護認定」を受ける必要があります。

その結果、要支援1・2、要介護1~5と認定された場合にはじめて利用することができます。

また、要介護度によって使えるサービスの種類や量なども変わります。

要介護認定を受けるためには、市町村などの窓口で申請しなければなりません。

申請時には、介護保険被保険者証、身分証明書、マイナンバーカード等を持参します。

その後、訪問調査があり、かかりつけの主治医などの意見等も参考にし、1か月程度で結果が通知されます。

結果的に要介護認定されない(「自立」となります)場合には介護サービスを利用することができません。

その後、ケアマネジャー(介護支援専門員)がケアプランを作成し、計画に基づいてサービスの利用が始まります。

費用は、収入に応じて1割~3割の自己負担があります。

POINT

✔介護サービスの利用は、介護保険の利用を申請し、要介護認定されなければなりません

✔要介護度によって使えるサービスの種類や量が決まります

✔サービスの利用は一定額の自己負担があります

まとめ

多くの種類がある介護サービスについて、その内容や利用方法など、お分かりいただけましたでしょうか。

介護が必要となった時には、その時の生活環境などの状況や、必要な介護によって選ぶことができますが、いずれにしても利用するためには事前の申請(要介護認定)が必要です。

要介護認定を受けるまでは暫定的に利用する方法もありますが、自立と判断された場合には自己負担となってしまう場合もあります。

そのため、すぐにサービスが利用できるわけではないということは押さえておきましょう。

介護サービスの必要を感じたら、まずは高齢者の相談窓口やケアマネジャーに相談してみてはいかがでしょうか。