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更新日 2019.5.23

介護タクシーの利用方法|料金や選び方、メリットについて

自家用車の利用や普通のタクシーの利用が難しい方が利用できるのが、「介護タクシー」です。

しかし、利用したことのない方にとっては、その利用方法、料金、内容などは良く分からないのではないでしょうか。

そこで、介護タクシーを知っておきたい!介護タクシーを利用するメリットや相場をご紹介します。

介護タクシーを上手に活用すれば、移動に関するストレスを軽減できるはずです。

介護タクシーとは

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介護タクシーとは、一般的に介護を必要とする人を乗せることができるタクシーの通称です。

介護タクシーという制度や基準はないため、人によって多少捉え方の差はありますが、以下のようなものです。

普通のタクシーであれば、歩行や車への乗り降りが自力でできない方は乗ることができません。

もちろん運転手が手伝ってくれるわけではありません。

車いすなどを利用している場合には、そのまま乗ることも不可能です。

介護タクシーはそのような方が利用できるよう、運転手が乗降の介助をするというサービスも提供します。

そのため、運転手は介護福祉士、介護職員初任者研修修了者などの資格を保有しています。

また、車いすやストレッチャーのまま乗ることができるようになっていることも多く、スロープやリフトが付いているため、ワンボックスタイプの車両が一般的です。

車の座席に座れるよう、回転式のシートを備えている車両もあります。

介護タクシーのうち、介護保険を利用して一部費用を負担できるものを「介護保険タクシー」と呼ぶ場合もあります。

POINT

✔介護タクシーは介護が必要な方が利用できるタクシーです

✔運転手による介助を受けられます

✔介護タクシーには介護保険を利用できるものもあり、介護保険タクシーとも呼ばれます

介護タクシーにかかる料金は?

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介護タクシーにかかる料金は、一般的なタクシーと同じような「運賃」と「介助のサービス料」と「必要に応じてかかる機材などのオプション料金」で構成されます。

運賃の部分は、普通のタクシーと同じように地域ごとに定められた料金があります。

普通のタクシーでは、初乗り料金に距離に応じた加算分とすることが多いのではないでしょうか。

介護タクシーの場合には、普通のタクシーと同じように、やはり地域ごとに定められた運賃となりますが、距離制ではなく、時間制を取る場合も多く見られます。

距離制の場合には、タクシーメーターによるのでイメージし易いのではないでしょうか。

一方、時間制の場合には30分ごとに料金が加算されていく仕組みです。

また、距離制と時間制を併用するものもあります。

また、タクシー事業者によってどの運賃体系を選ぶことができる場合もあるのです。

ただ、運賃は国で定めた範囲ですので大きな差は出ません。

料金に差が出るのがこの部分です。

どのような介助が必要かによって料金は異なりますし、差が出る大きな理由の一つに、介護保険の適用があります。

介護保険の利用ができない人は、介助料は全額自己負担しなければなりません。

一方、介護保険を利用できる場合には、その認められたサービスの範囲のものは訪問介護サービスの一つである「通院等乗降介助」としてサービスの提供を受けます。

そのため、費用は介護報酬により定められています。

サービス費部分のほとんどは介護保険から支払われることになり、利用する方は所得などに応じて定められた自己負担額(1割~3割)となります。

このほか、オプションとして車いすやストレッチャーなどをレンタルした場合には、数千円程度プラスされます。

項目 内容 費用
運賃 距離制、時間制などによって決まる運賃です 国で定められた範囲内となるため、一般的なタクシーと大きな差はありません
介護サービス料 乗降や移動の介助など(介護保険が適用されるのは、認められたサービスのみ) 介護保険を利用しない場合は全額自己負担です。介護保険を利用する場合は、自己負担分のみです(1割~3割)
その他(オプション等) レンタル、介護保険で提供できないサービス 物品やサービスにより料金体系は様々です
POINT

✔介護タクシーの運賃は決められた範囲内で設定されます

✔運賃とは別に介助の対価としてのサービス料がかかります

✔必要に応じ、オプションなども用意されています

介護タクシーはどうやって利用する?

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介護保険を利用するためには、事前にケアプランに位置付けられ、介護タクシーの利用が予定されたものでなければなりません。

また、利用目的も定められた範囲内です。

介護保険の「通院等乗降介助」と呼ばれる名の通り、具体的には通院や公的機関での手続きなどと限定的です。

利用をしたい場合には、まず担当のケアマネジャーに相談をしましょう。

なお、訪問介護の利用は居宅で生活している人でないと使えないため、特別養護老人ホームなど、介護保険施設に入所されている方は対象外となります。

介護保険を利用しない場合には、特に利用することに制限はありません。

そのため、急な買い物や、旅行のような用途など、自由に利用することができます。

サービスによって様々な料金体系があるので、利用目的や移動先などを伝え、事前に料金を確認しておくと安心です。

POINT

✔利用できる範囲は限定的で、ケアプランに位置付けられている必要があります

✔まずはケアマネジャーに相談しましょう

✔自由に利用することができますが、前に料金を確認しておきましょう

介護タクシーの選び方

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介護タクシーを選ぶ際に考える基準は、サービスの内容、料金体系、利用目的、介護保険適用の有無です。

サービスの内容は、必要とする介助が提供されるか、車両のタイプ、レンタル品などを確認しましょう。

また、口コミや評判などを参考にしても良いかもしれません。

介護タクシーには様々な種類や料金体系があるため、どのような目的で利用するのかということも大きなポイントです。

サービスにかかる料金は一番差が出るところではありますが、必要な介助を受けられるかという点も合わせて考えましょう。

運賃は、近距離の利用なのか遠距離の利用なのかという点が有利な方を選ぶポイントになります。

介護保険が利用でき、通院などの目的で利用する方は、対応できる介護タクシーを選ぶと良いでしょう。

POINT

✔サービスの内容、料金体系など、複数のタクシーで比較してみましょう

✔評判や口コミなども参考にできます

✔利用目的から考えることもできます

知っておきたい!介護タクシーを利用するメリット

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介護タクシーを知っておきたい!介護タクシーを利用するメリットは、その便利さと気軽さと安心さです。

公共の交通機関でもバリアフリーへの対応は進んでいますが、それでも駅や停車場までの移動を介助する必要があります。

また、自家用車があったとしても、介助の労力もかかりますし、そのための設備も必要です。

特に車いすなどの場合には、乗降する場所や駐車スペースに悩まされることが多いのではないでしょうか。

目的地から目的地へと直接気兼ねなくいくことができるということ、そして、介護の技術を身に着けた運転手による介助を受けることができるということは、ご本人や介助者や負担を大きく軽減させることができるのではないでしょうか。

POINT

✔自宅から目的地まで負担なく移動できます

✔自家用車を利用する時に感じる苦労がなくなります

まとめ

介護タクシー介護タクシーは移動が困難な方にとって、本人だけではなく家族にも心強い味方です。

一方、費用はサービスのある分一般的なタクシーよりもかかります。

しかし、運転手が介護の資格を持っていることから一定の質は保たれ、安心して利用することができます。

実際の料金は様々ですので、実際にタクシー事業者に問い合わせをして、料金や利用方法をよく確認されることをおすすめします。

特に介護保険を利用する場合には利用方法・目的とも限定的なため、ケアマネジャーともよく相談して利用しましょう。