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更新日 2019.5.20

ケアドライバーとは?仕事内容や必要な資格、体験談など

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ケアドライバーとは介護タクシー車両を用いて、利用者を医療機関等へ送迎する役職です。

主な仕事内容は利用者が医療機関等へ行く際に通院乗降介助、身体介助を行うことで通院までの支援サービスを提供します。

利用者の介護を行わない介護タクシーであれば普通自動車2種免許のみで良いですが、支援サービスが追加されることで介護保険タクシーとなり、免許に加え介護職員初任者研修以上の資格が必要です。

正社員で勤めるのは勿論のこと、個人で開業することも可能で普通のタクシーと違って完全予約制の為、時間の都合をつけやすいメリットがあります。

給料も平均で月収20万近くと訪問介護員と同じぐらいですが、働き方次第ではより高収入も望めるでしょう。

ケアドライバーとは?

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介護保険タクシーの場合通院までの乗降介助、身体介助全般を行い通院への支援サービスを行います。

身体介助が含まれている為、仕事に就く為には介護職員初任者研修以上の資格が必要不可欠です。

車椅子や臥床した状態のまま乗車をすることもある為、運転だけではなく車の機能についても熟知しておかなければなりません。

介護タクシーだと仕事は送迎のみになり介助関連のサービスは同乗している家族か、到着した施設職員が行うことになります。

決まった業務ではありませんが、移動中に利用者とコミュニケーションを取り移動の間楽しんで頂くようにすることも大切です。

通常のタクシー運転手だと歩合制での支払いが多いのですが、ケアドライバーは完全予約制ということもあり月給制であることが殆どです。

月収の平均は18万から20万前後、年収にして240万から360万程度の場所が多いようです。

時間給で働く道もあり、その場合は時給1250円が平均の相場になります。

それに加えて資格や経験があれば昇給も見込めるので、スキルを証明できる資格があれば通常よりも好待遇で仕事が可能です。

ケアドライバーの平均収入

  平均金額
月給 18万~20万
年収 240万~360万
時給 1250円程度

名前が似ているケアドライバーと介護ドライバーですが実は別の仕事になります。

ケアドライバーは病院等までの送迎、資格があれば身体介助も行う仕事で会社自体はタクシー会社の部類に入ります。

介護ドライバーはその施設に直接雇われていて、デイサービスなどの送迎サービスがある場所で施設と自宅の送迎をするドライバーになっています。

一番の違いとして、介護ドライバーは送迎に料金を頂いている訳では無いので普通自動車二種免許はいりません。

普通自動車一種免許でも十分でAT限定でも問題ない事業所ばかりです。

POINT

✔介護保険タクシーは送迎と乗り降りの為の身体介助が仕事

✔ケアドライバーの年収は平均240万~360万程度

✔ケアドライバーと介護ドライバーは別の職業である

ケアドライバーに必要な資格の種類

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二種免許は「料金を対価として載せて走る」為に必要な免許で介護タクシードライバーには必須の資格です。

取得の為にはいくつかの条件を満たす必要があります。

・年齢が満21歳以上

・第一種免許で運転経歴が3年以上経過していること

・視力検査(矯正視力で可)、色彩識別能力、聴力で規定値をクリアすること

これらの条件を満たして教習と学科試験、実技試験に合格することで免許が取得可能です。

一種免許と違いプロドライバーとしての免許になるので、試験の難易度は格段に跳ね上がります。

最低でも20万の費用がかかることもあり、教習所以外にも勉強できる時間を確保する必要も出てくるでしょう。

介護保険タクシーの場合は介護資格を所持していることが最低条件です。

条件に合う資格は

・介護職員実務者研修

・実務者研修

・介護福祉士

の3つになります。

この中で一番早く取得できて費用が安いのが介護職員初任者研修です。

取得するときに受験を必要とせず、130時間の講習を受けて最後に筆記試験を受けるだけで取得可能です。

キャリアパスの介護資格として一番低い位置にあるのもあって、筆記試験もそう難しくはありません。

授業をしっかりと聞いていれば合格は確実でしょう。

万が一不合格でも追試制度があるため問題ありません。

費用は6万~15万円程度になっています。

実務者研修は最低半年は取得にかかりますし、介護福祉士は現場での実務経験が3年以上で実務者研修を受けていないと受験ができません。

介護タクシーの主な業務は送迎なので、初任者研修で得られる知識でも十分対応可能です。

POINT

✔普通運転免許第二種の取得には条件がある

✔介護資格の中で初任者研修が一番簡単に取得可能

✔無資格から目指すなら最低26万円は費用がかかる

気になる!ケアドライバーのやりがいや魅力について

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通院が困難な方への支援サービスは普通のタクシーと異なり、通院の乗降介助や身体介助を行わなければなりません。

それに加え、利用者はサービス利用中の会話を楽しみにされている場合もあり、そういったときには楽しい時間を過ごせるようなコミュニケーション能力が必要とされます。

大変な仕事ですが利用者から必要とされ、直接感謝の言葉を受け取れるのはやりがいに繋がっていくのではないでしょうか。

通常のタクシーと違い身体介助や乗降介助があるので座り続けるということはありません。

また、歩合制ではなく完全予約制なのでお客様を探して街中を走ったり、待ち続ける必要がないというのは魅力的ですね。

給料や仕事の時間も分かりやすく予定がたてやすいのもポイントです。

POINT

✔利用者によって会話を楽しみに利用されるので、コミュニケーションも必要

✔利用者から感謝の言葉を貰えて、リピーターになって貰えるとやりがいに繋がる

✔歩合制では無いので仕事の後の予定や、給料の計算がやりやすい

ケアドライバーの仕事体験談

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介護業界から転職しました。

転職のきっかけは腰痛が酷くなり続けることが困難だったからという理由です。

消極的理由ではありますが、実際にこの業界で仕事をしてみて介護タクシーが無いと病院に行くのにも困難な利用者がいるんだなということを実感しました。

こういった制度が無ければ自宅で過ごすことは難しく、施設に入所することになる可能性もあるかもしれません。

ケアドライバーとして働き始めてこの仕事は利用者が少しでも長く家族と暮らしたり、自分らしい生き方の為に支援する仕事でもあるんだなと感じました。

まとめ

ケアドライバーはタクシー業界からの転職でも、福祉業界からの転職だとしてもスキルを活かしていける職種です。

タクシーと違い給料がハッキリしている場合が多い為、運転が好きで安定した収入が欲しい方に向いているのではないでしょうか。

ある程度の介助はありますが、排せつ介助や食事介助等はサービスすることはありません。

福祉業界に興味はあるが、そういった介助に抵抗がある方にもおすすめの職種になります。

今後ケアドライバーは、自身の行きたい場所に行くのが困難な方が不自由なく移動する為に必要不可欠な仕事になっていきます。

そういった中で利用者一人ひとりに真摯に向き合い、コミュニケーションを取っていくことで利用者からも信頼されていきます。

中にはリピーターとなってくれる利用者もいるはずです。

信頼や技術はリピーター率に反映していきやりがいにも繋がっていくでしょう。