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更新日 2019.5.10

健康型有料老人ホームのサービス内容や費用、サ高住との違いについて

お年とともに自宅での生活が困難になった高齢者の方の強い見方が「有料老人ホーム」です。

職員が見守りをすることや、毎日の食事が提供されるなど、日々の暮らしを助けてくれます。

そんな有料老人ホームですが、実は3つの種類があります。

「住宅型有料老人ホーム」、「介護付有料老人ホーム」、そしてもう一つが今回ご紹介する「健康型有料老人ホーム」です。

介護付き有料老人ホームのサービス内容と費用、住宅型との違いは?|介護farm

住宅型有料老人ホームのサービス内容や費用、介護付有料老人ホームとの違い|介護farm

「健康」と名の付く由来は?また気になる費用や料金の相場ってどのくらい?などの疑問点を、入居のメリットなどと合わせて解説していきます。

健康型有料老人ホームとは

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健康型有料老人ホームとは、その名の通り、健康な方を対象としている有料老人ホームです。

介護の必要がないお元気な高齢者の方に、より長く健康に過ごしていただけるように配慮された老人ホームです。

全国的にみても数はごく少数です。

施設内では介護保険のサービスが提供されないことから、住宅型有料老人ホームと同じような位置づけとなっています。

POINT

✔健康型有料老人ホームは、元気な方を対象としている施設

✔全国的に数が少ない

✔施設内では介護保険のサービスが提供されない

健康型有料老人ホームの入居条件は?

健康型有料老人ホームに入居される方は、自立した生活を送ることが可能な高齢者の方を想定しています。

そのため、介護度が重くなった場合には退去しなくてはならないものと考える必要があります

施設によっては「住宅型有料老人ホーム」や「サービス付有料老人ホーム」と併設されていたり、グループ内に複数の施設がある場合があります。

介護度が重くなったときにはそれらに住み替えができるなどの対応ができる施設もあります。

POINT

✔健康型有料老人ホームは、基本的に健康な人が対象の施設

✔介護が必要になった場合には退去しなくてはならない

✔介護付有料老人ホームと併設されている場合もある

健康型有料老人ホームのサービス内容について

健康型有料老人ホームにおいて提供されるサービスは、職員による見守りや食事の提供、家事の代行などです。

その他、医療的なケアが可能なように近隣の医療機関と連携をしていたり、健康増進のためのレクリエーションが充実している施設もあります。

ただし、これらのサービスは必ずしも提供が義務付けられたものではないため、施設ごとの提供内容をよく確認する必要があります。

POINT

✔健康型有料老人ホームでは、食事の提供がある

✔地域の医療機関と連携を図っている施設もある

✔サービスの内容は施設ごとに異なるため、必ず確認が必要

知っておきたい!健康型有料老人ホームの費用、相場

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老人ホームという言葉には、「お金がたくさんかかる」というイメージがあるかもしれません。

一時期、高額の入居一時金が入居時に必要なことや、その後の償却方法など不透明なことが多く、ニュースで取り上げられたこともありました。

しかし、現在では預かった一時金の取り扱いについてもきちんとしたルールの整備が進んでいます。

健康型有料老人ホームの入居にかかるお金は、大きく分けて「入居時の費用」と「月々の費用」です。

立地や築年数、間取りなどの環境面や、人員配置によって金額は変わりますが、決して手が届かない「高嶺の花」というわけではありません

健康型有料老人ホームに入居するためにかかる費用は、「入居時の費用」と「月々の費用」となります。

入居時には一時金として一定期間分の家賃を前払いして入居する施設や、「入居権利金」といった名目で費用が掛かる場合があります。

月々の費用は賃料、管理費、食費、サービス利用料などが必要となります。

基本的に介護を必要としない方のための施設ですが、介護保険のサービスを利用する場合には自己負担分の費用が別に必要となります。

入居費用の例(中部地方)

入居時 300万円
月々の費用 賃料・管理費 約130,000円
食費 約50,000円(30日分)
POINT

✔健康型有料老人ホームの費用は、立地や築年数、間取りの他、人員配置によって大きく異なる

✔入居時には一時金が発生する場合もある

✔入居のために何千万もかかるわけでなく、無理のない金額設定の施設も多い

気になる!健康型有料老人ホームを利用するデメリット・メリット

健康型有料老人ホームのデメリットは、全国的に数が少ないという点です。

有料老人ホーム全体の1%以下であるため、住みたい地域で施設を探すことが難しいと言えます。

また、健康な方を対象としていますから、いつまで住んでいられるかの予測が難しい点もデメリットと言えます。

健康型有料老人ホームのメリットは、高齢者向けにバリアフリーなどの配慮がなされた施設で、食事や家事などのサポートを受けながら、安心で快適な暮らしができることです。

健康面でのサポートとしてアクティビティの提供などがあり、同年代の入居者と健康づくりを楽しむことができます

もちろん外出や旅行などの制限もありません。

POINT

✔住宅型有料老人ホームは数が少ないため、見つけにくいことがデメリット

✔高齢者向けに配慮された施設で、安心して生活できる

✔同年代の入居者と健康づくりに取り組むことができる

健康型有料老人ホームとサービス付き高齢者向け住宅の違い

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健康型有料老人ホームは老人ホームの一形態であるため、入居権を購入して入居します。

サービス付き高齢者向け住宅は、通常の賃貸物件と同様に賃貸契約によって入居します。

大きな条件の違いは、介護度の重い方の受け入れについてです。

健康型有料老人ホームは自立している方を対象としており、介護が必要な方の受け入れには制限があります

健康型有料老人ホームでは、食事の提供や、職員による見守りや家事のサポート、緊急時の対応などが受けられます。

一方、サービス付き高齢者向け住宅では、安否確認と生活相談のサービスがあります。

どちらの施設においても施設独自のサービスが用意され、費用も施設ごとに設定されています。

また介護保険を利用したサービスは提供されず、外部のサービスを利用することになります。

健康型有料老人ホームは基本的に自立した方のための施設となっています。

介護保険のサービス利用については制限される場合がありますので、施設に確認する必要があります

健康型有料老人ホームでは、入居の際の一時金が必要です。

金額は施設ごとに異なり、300万円程度から数千万円と幅があります。

サービス付き高齢者向け住宅では入居時の費用としては敷金、礼金、手数料などが必要です。

賃貸住宅であるため入居時の費用は老人ホームよりは抑えられます。

月々の費用は立地や間取り、提供されるサービスによっても異なるために一概には言えませんが、両者に大きな違いはないようです。

健康型有料老人ホームと健康型有料老人ホームとサービス付き高齢者向け住宅の違い

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項目 健康型有料老人ホーム サービス付高齢者向け住宅
入居形態 入居権契約 賃貸契約
入居の条件 60歳以上の基本的に自立して生活ができる方 60歳以上の方 (自立から要介護5の方まで基本的に対応可)
提供されるサービス 食事の提供、見守りなど(施設によって異なる) 安否確認, 生活相談
入居時費用 300万円~数千万円 300,000~500,000円
月々の費用 賃料管理費 100,000~200,000円 120,000~250,000円
食費 50,000円~75,000円(30日分) 50,000円~75,000円(30日分)
サービス利用料 提供するサービスによって異なる

健康型有料老人ホームがおすすめな人

健康型有料老人ホームがおすすめな人は、まだまだ介護の必要がなくお元気な方です。

身の回りのことも自分でできるくらいの方が望ましいでしょう。

食事の支度や家事などをサポートしてもらえれば、その分の時間を趣味などに充てることができますから、自宅で過ごすよりも充実した生活が送れそうです。

基本的には介護が必要になると退去しなくてはならない場合があるため、現時点で健康面には不安のない方が入居された方がよいでしょう。

POINT

✔健康型有料老人ホームは、お元気な人向けの施設

✔食事の支度や家事などのサポートを受けながら生活でき、充実した毎日が送れる

✔介護が必要となると退去となる可能性がある。健康面に不安のない方向け

まとめ

健康型有料老人ホームは数がとても少ないため、お住まいの地域で施設が見つかるかどうかはわかりません。

もし見つかれば、お元気なうちの住まいとして入居を検討されてもよいでしょう。

将来的に介護が必要となった場合に、どの段階で退去しなければならないのかの確認は必ず行ってください

最期までずっと暮らしていくことは難しいため、その先の人生設計も含めて検討する必要があります。