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更新日 2019.9.26

【初心者必見】着せ替え介助のあれこれ|服の選び方からコツまで解説!

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いきなりですが、介護職の方も在宅で介護をされている方も着せ替え介助で苦労をしている方は多いのではないでしょうか?

今回はそんな方々のために、服の選び方から着せるコツまで詳しくまとめました。

これを読み終えたら着せ替えの気苦労もなくなっているでしょう。

介護するうえでの着せ替えの効用

 

いつまでも自分で何でもできれば良いのですが、必ずしもそう言うわけにはいきません。

体のどこかが麻痺してしまうなどで一人で着替えることもままならなくなることもあります。

もちろん、体に麻痺がある人だけが自分一人で着替えられなくなるわけではありません。

意外と多くの人が一人では難しくなるために着替え介助を必要としています。

多くの人が朝起きた時パジャマを着ていると考えられます。

今度は昼間に活動するための洋服に着替えます。

病気などのためにそのままパジャマを着ることはあるかもしれませんが、通常は休みの日なら部屋着になりますし、外出するならTPOに合わせた格好をします。

外出先から帰ってきたら部屋着に着替えませんか。

また、夜お風呂に入った後はパジャマなど寝る時のための格好をします。

このように1日を見ても人は何度も着替えしていることがわかります。

介護される人は一人で自由にパジャマやシャツなどを着ることができなくなるために、着替える回数が激減するかもしれません。

着せ替え介助の力を借りてでもその時に必要な格好をしないと不便なこともありますし、落ち着かなくなったりします

麻痺があるなどの理由で、自分だけの力だけで着替えられなくなったとしても、着せ替え介助の力を借りて着替えた方が良いです。

そうすることで気分をリフレッシュすることができます。

ずっとパジャマのままでは一日中ベッドや布団の上にいるような感覚になるかもしれません。

これでは気持ちの切り替えができなくなります。

何らかの理由で麻痺などが起こりますが、自分で何でもできた時のような状況に近付けてください。

麻痺などがなかった時は寝る時にパジャマを着て、外出する時はスーツを着たり動きやすい洋服を着ていたでしょう。

着せ替え介助の力を借りたとは言え、ずっとベッドや布団の中にいなくて良い、外出もできるのだと思うようになると気持ちも前向きになるでしょう。

思うように体が動かなくなっても、なるべく体を動かすことで筋肉が固まらないようにした方が良いです。

着せ替え介助が必要であっても体を動かすことができるのでリハビリにもなります。

洋服に袖を通すことだって難しいこともあります。

それでも袖に腕を通せれば徐々に体が動きやすくなって、自分一人でできるようになるかもしれません。

筋肉は動かさないと固くなってしまいます。

じっとしているよりもなるべく動かしてどんどん筋肉を柔らかくしませんか。

体を動かすことで気持ちも前向きになるでしょうし、明るい気分にもなります。

する側もされる側も楽にできる着せ替えのコツ

 

「着患脱健」あるいは「脱健着患」という言葉は介護の勉強を少しでもしたことがある方なら聞いたことがあるはずでしょう。

衣類の着脱の基本で、服を着るときは麻痺などがある患部側から先に衣類を通し、その後でご利用者が自分で動かすことのできる健康な側を着るようにします。

脱ぐときは逆で、まずはご利用者が自分で健康な側を動かして衣類を脱ぎ、その後介護士が患部側の衣類を脱ぐお手伝いをします。

これは上着や肌着などの上半身でもズボンやももひきなどの下半身でも同じで、この原則を守るだけで介護する側にとっても、介護される側にとってもかなり着替えの負担が軽減されます。

介護の有無にかかわらずすべての着せ替え作業の基本となる大原則なので、介護を専門の仕事にしている方でなくても、子どもや自分が怪我をしたときなど覚えておくと大変便利です。

着せ替えされる側が自分で体を動かすことができる場合、その残存能力を引き出すことは大変重要です。

まずは介助する側がされる側にどのような動きをしてもらいたいのかをしっかり伝える必要があります。

声かけをする際に、相手が内容を聞き取って正しく認識しているのかということが大切です。

相手が返事をしたとしても認知症のご利用者などの場合はこちらの意図が正しく伝わっているとは限りません。

その場合には言葉ではわからなくても、認知症になる前に身につけていた習慣は体が覚えているので、ご利用者が腕を通す側の衣類の袖を介護士が引っ張って、ご利用者が手を伸ばすだけで袖に腕を通すことができるようにすると、上手く着替えを導くことができます。

方麻痺での「着患脱健」は基本ですが、全介助になってしまうとその原則が適用できない例外があります。

麻痺で拘縮がある方の場合、麻痺側の腕の方が袖を通しやすい場合があるのです。

全介助だと麻痺していない健康な腕も自分の意思で動かすことができません。

そうなると長い腕の方を先に通しておかないと後から通すのが難しくなってしまうので、健側でも先に衣服に通しておいた方が楽です。

ただ、麻痺側の可動域によっては少しでも無理に動かすと骨折してしまう危険もあるので、基本は「着患脱健」であることは忘れないようにしましょう。

また、首は比較的動くけれど腕を動かすことが困難な方の場合、先に両腕を通しておいてから首を曲げてもらって丸首の部分を通すというテクニックもあります。

介護する側にはご利用者の状態によってその都度どちらの方法がベターなのか判断することが求められます。

寝たきりの方の着替えをベッド上で行う場合、下衣の交換はそれほど問題にはなりませんが、介護する側にとって負担となるのは上衣の交換です。

それは介護される側も同じでベッドと密着している背中を持ち上げられるのは、上手に行わないと痛みを伴います。

もしも着替えをする方が車いすなどで座ることができるのであれば、寝ているところから体を起こすよりも、座っている状態で前かがみになる方が楽なので、座った状態で上衣の着せ替え介助を行いましょう。

ご利用者の介助で多いのが失禁のための下衣交換です。

トイレに誘導したらズボンまで濡れていたというケースでは、ご利用者の羞恥心を傷つけないようできるだけ素早く着替えを進めることが大切です。

認知症がある方の場合はズボンを取りに行っている間に座って待つことができず下半身を露出したままトイレから出てきてしまうということもあるので、他の職員と連携して見守りをする職員、替えのズボンを取りに行く職員と役割を分担して作業を進めるといいでしょう。

また、失禁したのが紙パンツだけであれば、ズボンを動かしやすい片足だけ脱がし、脱いでいない側の方の足に紙パンツを通すと手早く交換することができます。

ベッド上で着せ替えをしなければならないというケースではご利用者はほとんど動けません。

ただ、認知機能はしっかりしている場合もあるので羞恥心を傷つけないために手早く済ませるというのはトイレでの失禁と変わりません。

失禁場面におけるベッドでの着せ替え介助では、汚染した衣類やおむつなどにより汚染部位を広げないことが大切です。

きれいな状態の衣類やシーツを汚染させてしまえば、その分交換しなければならない衣類やシーツが増えてしまいます。

そのため、汚染したものは先に脱がせたり剥がしたりして一か所にまとめておきましょう。

着せ替え介助しやすい衣類の選択

 

着せ替え介助は、着にくいものを選んでしまうと時間がかかり重労働となってしまいます。

それぞれの人に合わせた適切な衣類、着替えがしやすい衣類を選ぶポイントをご紹介します。

全ての衣類を選ぶ際に共通していえることは、肌触りがよいものを選ぶこと、また、汚れることが多く洗濯する機会が多くなるため、生地がすぐへたったり、伸びたりしないような丈夫なものを選ぶこと、そして汚れが落ちやすい生地のものを選ぶことが大切です。

しかし着やすさや脱ぎやすさを重視しすぎて、被介助者の意見を取り入れずに選んでしまうことは、生活の質の低下につながりますので、しっかりと被介助者の意見も取り入れて衣服を選んでください。

まずは下着のシャツですが、かぶって着るタイプのものではなく、前開きのシャツを選びます。

これは高齢者では肩関節の動かせる範囲が狭くなっているので、袖にうまく腕を通せなかったり、通す際に無理に関節を動かして痛みが生じてしまうことがあるからです。

前開きのシャツは片袖ずつ順番に通すことで、比較的無理に肩関節や肘関節を動かさなくても着ることができます。

また脱ぐ際も同様に片袖ずつ脱ぐことができ楽に着脱ができます。

またボタンではなくマジックテープでとめるタイプのものであれば、より簡単に着せ替え介助が行えます。

下着のパンツは、排泄の際に上げ下ろしを行うので、着せ替え介助の回数が多くなります。

よってより着脱しやすいものを選ぶ必要があります。

まず腰部分や股部分のゴムのしめつけがきつすぎないものを選びます。

排泄の失敗などでむれることも多いので、通気性の悪い素材は避けます。

生地はある程度伸縮性がある方が着脱の際に、無理なく行うことができます。

上に着る服についても下着のシャツと同様に前開きのものをお勧めします。

上に着る服は下着と違い伸びにくい生地を使用していることも多いので、かぶりタイプのものを選ぶ際は伸びやすい生地を選んでください。

生地が伸びにくいものであると、腕を通すことができずに生地を無理やり伸ばして着ることになり、着るのに時間がかかったり皮膚を傷めたりして、被介助者に負担となります。

また寒い時期は重ね着をすることになりますが、枚数が多くなると着せ替え介助がしにくいので、保温性の高いものを選び、たくさん重ね着をしなくても良いような工夫が必要です。

反対に暑い時期は、通気性のよい素材を選び、皮膚トラブルに注意する必要があります。

ズボンについても、ある程度伸縮性があり、腰の部分がゴムのものの方が着せ替えは楽に行えます。

排泄の際にも楽に上げ下げできることを考慮する必要があります。

男性用でもベルトをする必要のないものがありますので、そのようなものを探して着るとよいでしょう。

またオムツや紙パンツを使用されている方の場合は、臀部が布パンツよりも大きくなりますので、少し臀部に余裕のあるものを選びます。

またそのような方はズボンの内部がむれやすいので、通気性の良い生地を選んでください。

靴下のゴムがきついと足首にくいこみ、足がむくむ原因になったり、かゆみや痛みを生じてしまうことがあるので、ゴムがゆるめで、通気性のよい生地のものをえらびます。

足は冷えやすいので季節に合わせて保温性のあるものを選ぶ必要があります。

介護用の靴下では足の裏の生地に滑り止めがついているものがありますので、そのようなものを選ぶと靴下で歩く際も安全に歩くことができます。

座位で行う場合と寝た姿勢で行う場合がありますので、両者について説明します。

どちらの場合でも着せ替えしやすい衣類は同じですので、着替える姿勢によって衣類を変更する必要はありません。

介助者、被介助者ともに楽に行えるような姿勢を選択してください

自分で椅子やベッドに座っている姿勢を保てる場合は座位で行う方法が良いですが、着替えの際に力が加わると前後や左右に倒れてしまう場合もありますので、安定して座っていられるような環境を整えてから着替えを行うことが重要です。

またどうしてもバランスよく座っていることができない場合には、二人で介助を行います。

一人が体を支え、もう一人が着替えを行うとより安全に行うことができます。

座位を保てない場合は、寝た姿勢での着替えを行います。

その場合は一人で行うことは困難なので二人以上で行うことが大切です。

体の向きを左右交互に横向きにしながら着替えていきます。

またトイレ解除の際に、トイレでの立位が保てないかたも、ズボンの上げ下げの際のみベッドで寝た姿勢で少しお尻をあげながらズボンの着脱を行うと、介助者と被介助者ともに楽に着替えることができます。

身体機能別、関節などの保護方法

 

リウマチなどの患者さんや関節に痛みがある患者さんでは、発症早期から日常的に関節を保護することが大切です。

リウマチの治療は薬物療法だけではありません。

リウマチによる関節の破壊は、発症後2年の間におこることが判ってきました。

そのため、早期から保護することが大切です。

以前は、関節が破壊されてしまったことで、徐々に制限されてくる日常生活動作を代償する方法を身につけてもらうことが、リハビリの目的でした。

しかし現在は、抗リウマチ薬や生物学的製剤が登場して炎症や痛みを抑えられるようになり、破壊も阻止できるようになりました。

このような薬物療法の進歩で、指が変形したり破壊されてしまうまで進行するケースは、今はほとんどありません。

そこで現在は、発症早期より日常生活を工夫したり、装具を使って関節を保護して、筋力や関節の可動域を維持すること、使い過ぎを防ぐことで保護することが目的に変わってきました。

400人のリウマチの患者さんのうち、関節保護を受けたことがある人は25%しかいなかったというデータがあります。

若い患者さんほど、指導を受けていませんでした。

言葉自体もまだ認知度が低く、「それって、生活保護みたいに、何か給付金みたいなのがもらえるのですか?」と言う患者さんもいたくらいです。

では、関節を保護するためには具体的には、どのようなことに気をつければいいのでしょうか。

自分自身で出来ることは、あるのででしょうか。

関節保護などと聞くと、何やら難しいことをするのかと思うかもしれませんが、日常の中で少し気を配ればOKです。

痛みに対して気を配り、できるだけ痛みが少ない動作を行ってください。

筋力を維持することも大切です。

筋力が弱いと、関節部分にかかるストレスが大きくなります。

筋力をつけて柔軟性を保ちましょう。

保護と同時に体を動かすことも考えていく必要があります。

保護ばかりでは、過保護になってしまうからです。

長時間同じ動作や同じ姿勢を続けないことも重要です。

座りっぱなしは、NGです。

少し痛みがあったとしても、1日1回は全身の関節を大きく曲げ伸ばしして、拘縮(固まってしまう)や可動域(動く範囲)が狭くなるのを防ぎましょう。

例えば、ほおづえをつきながら片手でスマートフォンを操作するのではなく、背筋を伸ばして両手で操作するようにしてください。

手をついて椅子から立ち上がるのはNGです。

腕全体を使って体重を支えるようにして椅子から立ちあがりましょう。

マグカップでコーヒーやお茶などを飲む時も、持ち手に指をひっかけて片手で持つのはNGです。

カップの本体を持って、片方の手はカップの底に添えると指や手首を保護できます。

着せ替え介助を行う時に、痛い関節を引っ張ったりすると傷めてしまうことがあります。

着せ替え介助は、ただ服を脱がせて着せればよいという物ではありません。

肩やひじや手首や膝などを守るという事も考えて、介助しましょう。

脱健着患(だっけんちゃっかん)と言うのは、脱ぐのは健康な側からで着るのは痛みや麻痺のある患側からという意味です。

健康な方を健側(けんそく)、痛みや麻痺のある方を患部側と言うことで患側(かんそく)と言います。

例えば右肩に痛みがある場合は、左肩は健側(健康な側)です。

したがって左肩からゆっくりと脱がせてから右肩を脱ぎます。

そして着る時は着患なので、痛い方の右肩から袖を通してから健康な側である左肩の袖を通します。

このように脱健着患が基本です。

パジャマは前開きやマジックテープのものが脱ぎ着しやすいでしょう。

また、ゆったりとしたサイズの方が着せ替え介助が楽です。

素材も伸縮性の良いものがベターでしょう。

着せ替え介助の際にもう一つ重要なことは、関節を支えて着せ替え介助を行うという事です。

肘や手首などを支えることで保護できます。

患者さんも支えがある方が楽です。

ただし、骨折などで手足の関節を動かすことが禁止されている場合は、持ってはダメです。

痛いからと言って動かさずにいると、関節が固まったり動かせる範囲(可動域)が狭くなってしまい、ますます痛みが出てしまいます。

そして痛いから動かさない、動かさないから余計に痛い、そしてまた痛いから動かさないという悪循環に陥ってしまいがちです。

肩は360度動かせる関節です。

しかし、多くの人が日常生活の中では360度フルに使っていません。

少しもったいない気がしませんか。

1日1回は、関節を大きく伸ばしたり曲げたりしたいものです。

着せ替え介助の時を利用して動かすことも考えましょう。

ただし、腫れていたり痛みや熱があるときは逆効果になることもあるので、症状が落ち着いてから動かすようにしてください。

肩やひじや手首や指や膝や足首などの動きを取り戻して良い状態を保つためには、関節保護と体を動かすことの両方を考える必要があります。

調査では、適切なリハビリを行った場合は体が思うように動くようになるだけではなく、検査データも改善が見られることが判っています。

リウマチ患者さんの血液中の炎症反応を示すCRPという数値を調べたところ、リハビリ無しの人よりも、リハビリ有りの人の方が数値が改善していたのです。

瓶の蓋を開けるオープナーや高い所にある物を取るマジックハンドなどの自助具は、確かに便利です。

しかし、これらに頼りすぎると筋力が弱くなったり関節の可動域が狭くなったりします。

便利だからと頼りすぎると、過保護にすることになってしまいます。

自助具がなくてもできる時は頼りすぎないようにして、痛みが強い時だけ使うなど、上手に使ってください。

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